最終更新日:2025/10/05

〈C〉ひよこ,(一般に)ひな鳥 / 〈C〉《米》(一般に)鶏《英》fowl) / 〈U〉ひな鳥の肉,鶏肉 / 〈C〉《米話》青二才;小娘 / 〈C〉《俗》おくびょう者 / 鶏肉の / 小さい / 《俗》おくびょうな

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

chicken

名詞

〈C〉ひよこ,(一般に)ひな鳥 / 〈C〉《米》(一般に)鶏《英》fowl) / 〈U〉ひな鳥の肉,鶏肉 / 〈C〉《米話》青二才;小娘 / 〈C〉《俗》おくびょう者 / 鶏肉の / 小さい / 《俗》おくびょうな

このボタンはなに?

夕食にチキンを食べました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: chicken

品詞: 名詞 (場合によっては、形容詞的に使うこともあります)

意味(英語)


  1. A domestic fowl (Gallus gallus domesticus) kept for its eggs or meat.

  2. The meat of this bird used as food.

  3. Informal use: A person who is scared or cowardly (“He’s such a chicken.”).

意味(日本語)


  1. ニワトリ。鶏肉をとったり、卵を産ませたりするために飼われる鳥です。

  2. 食用の鶏肉。

  3. 口語表現として「臆病者、怖がり」という意味でも使われます。

「chicken」は、日常的な食材の名前としてもよく使われますし、冗談まじりに人をからかう際の「臆病者」というニュアンスでも使われます。英語学習者にとって最初の段階からよく登場する単語です。

活用形


  • 単数形:chicken

  • 複数形:chickens

※「鶏肉」を示すとき、可算名詞としては扱わず、不可算的に用いる場合も多いです(例: “I ate chicken for dinner.”)。しかし、ニワトリそのもの(生きている個体)の数を表すときは可算になります(例: “There are ten chickens on the farm.”)。

他の品詞になった時の例


  • 形容詞的用法 (限定用法): “chicken soup” (チキンスープのように食品などを修飾)

  • 動詞表現: “to chicken out”(口語で「怖気づく」「ビビってやめる」というフレーズ)

CEFRレベル


  • A1 (超初心者): 日常的な食材の名前として最初に覚える単語のひとつ。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

「chicken」は、古英語の “cicen” から来ており、はっきりした接頭語や接尾語を含むわけではありません。

派生語や類縁語


  • chick: ひよこ、または幼鳥

  • hen: 成熟した雌鶏

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. chicken soup


    • 日本語訳: チキンスープ

    • 例: “I feel better after drinking hot chicken soup.”


  2. chicken breast


    • 日本語訳: 鶏むね肉

    • 例: “I prefer chicken breast for a healthier meal.”


  3. chicken wings


    • 日本語訳: 鶏の手羽

    • 例: “We ordered spicy chicken wings at the bar.”


  4. fried chicken


    • 日本語訳: フライドチキン

    • 例: “Let’s have some fried chicken for lunch.”


  5. chicken salad


    • 日本語訳: チキンサラダ

    • 例: “A chicken salad is a light and healthy lunch option.”


  6. chicken broth


    • 日本語訳: 鶏だしスープ

    • 例: “Add chicken broth to the soup for extra flavor.”


  7. chicken sandwich


    • 日本語訳: チキンサンドイッチ

    • 例: “A chicken sandwich is perfect for a quick meal.”


  8. chicken out


    • 日本語訳: こわがってやめる、臆する

    • 例: “I was going to try bungee jumping, but I chickened out.”


  9. chicken farm / poultry farm


    • 日本語訳: 養鶏場

    • 例: “He inherited a chicken farm from his parents.”


  10. chicken feed


    • 日本語訳: 鶏の餌 / わずかな金額(比喩的に)

    • 例: “He paid me chicken feed for doing that job.”



3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “cicen” (ひよこ、若い鳥) を起源とし、時代を経て “chicken” へと変化したとされています。西ゲルマン語の系統に属する語です。

ニュアンスや使用時の注意


  • 肉として「チキン」を指す場合は不可算名詞扱いすることが多く、「a chicken」とは言いません。

  • 「チキン」=「臆病者」という俗語的用法は、軽いからかい表現としてよく使われますが、フォーマルな文章では避けることが多いです。口語・カジュアルな文脈で使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞 / 不可算名詞の使い分け


    • 可算: “There are three chickens in the garden.”

    • 不可算: “I had chicken for dinner.”


  2. 形容詞的用法 (attributive use)


    • “chicken soup,” “chicken wings,” “chicken salad” など。

    • これは本来「名詞+名詞」の組み合わせですが、単に “chicken” が前から名詞を修飾する形をとっています。


  3. 「chicken out」という句動詞 (phrasal verb)


    • “to chicken out of (something)” = 「こわがって何かをやらない」

    • 口語表現であり、カジュアルな場面で使われることが多いです。


  4. 口語 / 書き言葉


    • 日常会話やインフォーマルなテキストで多用。

    • 料理や食事のメニューを書く際にフォーマルに使われることもあるが、「臆病者」の意味ではフォーマルな文章ではあまり使用されにくい。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “What’s for dinner tonight?” — “I’m making chicken and rice.”

    (「今夜の夕飯は何?」—「鶏肉とご飯を作るよ」)


  2. “Don’t be such a chicken! It’s just a roller coaster.”

    (「そんなに怖がらないでよ!ただのジェットコースターだよ」)


  3. “I love fried chicken from that new restaurant.”

    (「あの新しいレストランのフライドチキンが大好きなんだ」)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our cafeteria is serving grilled chicken wraps for lunch today.”

    (「今日の社食では、グリルチキンラップサンドを出しています」)


  2. “We plan to expand our product range to include organic chicken products.”

    (「私たちは有機鶏肉商品も商品ラインに加える予定です」)


  3. “He chickened out of giving the presentation at the last minute.”

    (「彼は土壇場でプレゼンをやるのを怖がってやめてしまいました」)


学術的な文脈での例文


  1. “Recent studies on poultry farms indicate improved efficiency in chicken breeding.”

    (「家禽(かきん)農場に関する最近の研究によると、養鶏の効率が改善されたことが示されています」)


  2. “Sustainable chicken farming methods can reduce environmental impact.”

    (「持続可能な養鶏方法は環境への影響を減らすことができます」)


  3. “The chicken’s diet significantly affects the nutritional value of its eggs.”

    (「鶏の食餌は、その卵の栄養価に大きく影響を与えます」)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (ニュアンスの違い)


  1. hen (雌鶏)


    • 「chicken」は鶏全般ですが、「hen」は特に成熟した“雌鶏”を指します。


  2. poultry (家禽類)


    • 鶏やアヒルなど、食用の鳥全般を指す総称的な言葉です。一般的には食肉用の文脈で使われやすいです。


  3. coward (臆病者)


    • 「chicken」と同じく臆病者を表す語ですが、よりフォーマル寄りの表現です。“chicken”がややスラング寄りなのに対して、“coward”は標準的な単語です。


反意語 (「臆病者」の意味の場合)


  • brave (勇敢な)

  • courageous (勇気のある)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈtʃɪk.ən/

  • アクセントの位置: “chi” の部分(第1音節)にアクセントがあります。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では母音がややはっきりめに発音されることが多いです。イギリス英語だと「チキン」の “-en” がやや短くなる感じがあります。

  • よくある発音の間違い: /tʃ/ がうまく出せず、 “shicken” や “chiken” となりがちなので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス


    • “chicken” と書くべきところを “chiken” や “chickin” と書いてしまう誤り。


  2. 可算・不可算名詞の使い分け


    • 「鶏肉(食用)」として使う場合は不可算名詞。「鶏(生きている)」を数える場合は可算名詞になります。


  3. 同音異義語との混同


    • 同音異義語はありませんが、“kitchen” (キッチン) と発音やスペルが似ているので混同しないようにしましょう。


  4. 試験対策


    • TOEICなどのリスニングでも料理や菜单(メニュー)の話題で出たり、読解問題でもよく登場します。

    • 「chicken out」の熟語は会話表現として出題されることもあるので覚えておくとよいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “chick” という言葉を “チック(ひよこ)” と音で覚えて、「-en」を付けるとニワトリ(全体)になるイメージを持つとわかりやすいです。

  • “kitchen” (台所) のスペルに似ていますが、母音の位置が違うので注意しましょう。

  • 食材としても頻出する単語なので、好きなチキン料理をイメージすると記憶に残りやすいです。


以上が「chicken」の詳細解説です。鶏肉やニワトリを表す、英語の初歩で非常に使いやすい単語ですので、料理や食卓、日常会話でたくさん使ってみてください。

意味のイメージ
chicken
意味(1)

〈C〉ひよこ,(一般に)ひな鳥

意味(2)

〈C〉《米》(一般に)鶏《英》fowl)

意味(3)

〈U〉ひな鳥の肉,鶏肉

意味(4)

〈C〉《米話》青二才;小娘

意味(5)

〈C〉《俗》おくびょう者

意味(6)

鶏肉の

意味(7)

小さい

意味(8)

《俗》おくびょうな

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★