最終更新日:2025/10/05

捕まえること,捕獲 / がっちり捕らえて動かなくする物, (戸の)掛け金, (機械の)歯止め / 捕らえた物, 捕獲量,(特に)漁獲高 / 手に入れる価値のある人(物),(特に)いい結婚相手 / キャッチボール / (声・息の一時的な)途切れ / 《話》(人を引っ掛ける)わな,策略

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元となった辞書の項目

catch

名詞

捕まえること,捕獲 / がっちり捕らえて動かなくする物, (戸の)掛け金, (機械の)歯止め / 捕らえた物, 捕獲量,(特に)漁獲高 / 手に入れる価値のある人(物),(特に)いい結婚相手 / キャッチボール / (声・息の一時的な)途切れ / 《話》(人を引っ掛ける)わな,策略

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彼は野球の試合で素晴らしいキャッチをした。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: catch

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味 (英語と日本語)


  • 英語: “catch” as a noun can mean a hidden drawback, a tricky condition, or the act/result of catching something (e.g., a fish, a ball).

  • 日本語: 名詞としては、「捕まえた獲物・釣果」「 (取引などの) 盲点や裏がある条件」「ボールなどを捕る動作」などを表します。

    例えば What's the catch? という表現は、「何か裏があるんじゃないの?」というニュアンスで、「何か隠された難点は?」という意味になります。日常会話からビジネス、カジュアルから少しフォーマルな場面まで幅広く使われます。

活用形


  • 名詞 (catch)


    • 単数形: catch

    • 複数形: catches


  • 動詞 (to catch)


    • 現在形: catch / catches

    • 過去形: caught

    • 過去分詞形: caught

    • 現在分詞形: catching


※主に「catch」は動詞として「捕まえる」「間に合う」「理解する」などの意味でも使われますが、ここでは名詞形を中心に解説します。

CEFRレベルの目安: B1 (中級)

日常的によく登場する単語であり、英語学習においても重要な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「catch」は、もともとフランス語やラテン語に由来する動詞形が語源ですが、名詞としても多くの意味を持ちます。接頭語・接尾語がついた形はあまり見られませんが、動詞から派生した形容詞や名詞(catchy など)があります。

関連語や派生語


  • catchy (形容詞): 耳に残る、魅力的な (例: a catchy tune)

  • catches (三単現動詞形または名詞複数形)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. What's the catch?


    • 「どこに裏があるの?」


  2. a good catch


    • 「いい獲物・大当たり(上手く捕まえた獲物/人)」


  3. a catch of the day


    • 「本日の漁獲物(レストランのメニューなど)」


  4. He’s quite a catch.


    • 「(恋愛対象として)彼はとても魅力的だよ。」


  5. the catch in the deal


    • 「取引の落とし穴 / 条件に隠れた問題」


  6. make a catch


    • 「(ボールなどを) うまくキャッチする / 釣り上げる」


  7. the total catch


    • 「全漁獲量」


  8. without a catch


    • 「何の裏もない」


  9. That’s the catch!


    • 「そこが盲点だ!」 / 「そこにカラクリがあるんだ!」


  10. There is a catch to this offer.


    • 「このオファーには裏があるんだ。」



3. 語源とニュアンス

語源


  • 「catch」は、中英語 (Middle English) の “cacchen” に遡り、アングロ=フランス語 “cachier” (追いかける)、古フランス語の “chacier” (追う) に由来するとされます。さらにはラテン語の “capere” (つかむ、捕らえる) が同源です。

ニュアンス・使用上の注意


  • 名詞「catch」は、実際に捕獲したもの(魚や獲物など)を示す場面のほか、比喩的に「取引や契約などの裏にある問題点・落とし穴」や「ボールをキャッチする動作」を指す使い方をします。

  • “What’s the catch?” といった表現はくだけた会話でよく使われますが、ビジネスの局面でも「本当の難点は何か」を確認する際に用いられることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱われます。複数形は “catches” です。

  • “the catch” という形で「問題点は〜」と主語で使うことが多いです。

    例: “The catch is that you have to pay extra fees.”

  • 口語では catch と冠詞なしで「(捕まえた) もの」という意味で使う場面もありますが、きちんと文脈を示すには “a catch” や “the catch” と冠詞をつけることが一般的です。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I got a huge catch when I went fishing yesterday!”


    • 「昨日釣りに行ったらすごい大物を釣ったんだ!」


  2. “What’s the catch with this free trial?”


    • 「この無料トライアルにはどんな裏があるの?」


  3. “He said he’ll give me a ride, but I wonder if there’s a catch.”


    • 「彼が送ってくれるって言うけど、何か裏があるのかな?」


ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “The catch in this contract is that the interest rate might increase.”


    • 「この契約の落とし穴は、金利が上がる可能性があることです。」


  2. “Please check if there is any catch before signing the agreement.”


    • 「契約書にサインする前に、隠れた問題点がないか確認してください。」


  3. “Although the deal sounds promising, I'm trying to see if there's a catch.”


    • 「その取引は魅力的に聞こえますが、どこかに落とし穴がないか確認しています。」


学術的・公的文脈


  1. “The total catch of fish this season has decreased due to environmental factors.”


    • 「今シーズンの魚の総漁獲量は、環境要因により減少した。」


  2. “Researchers analyzed the catch to determine the health of the local ecosystem.”


    • 「研究者たちは地域の生態系の健康状態を判断するため、その漁獲物を分析した。」


  3. “The daily catch data is compiled to monitor overfishing concerns.”


    • 「乱獲を懸念して、毎日の漁獲データが取りまとめられています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. haul (日本語: 漁獲量、収穫量)


    • 例: “They collected a large haul of fish.” (一度に多く獲った場合を指すイメージ)


  2. snag (日本語: 思わぬ障害)


    • 例: “We hit a snag in the negotiation.” (取引や計画の進行を妨げる突発的な障害を指す)


  3. hitch (日本語: 小さな問題・引っかかり)


    • 例: “There was a hitch in finalizing the deal.” (主に小規模のトラブルを想定)


※「catch」は比較的幅広く「落とし穴」「漁獲/獲物」「(ボールなどを)キャッチする動作」として使えるのに対し、 haul は大量に獲ったもの、snaghitch は「障害・つまづき」のニュアンスに特化して使われます。

反意語 (Antonyms)


  • release (リリース, 放す)


    • 行為としては「捕まえる」(catch) の反対、「放流する」という意味になります。名詞としての対義語ははっきりしませんが、「catch and release」(釣りで釣っても再び放流する) のように対として使われることが多いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 音声表記 (IPA): /kætʃ/

アメリカ英語とイギリス英語


  • アメリカ英語: [kætʃ]

  • イギリス英語: [kætʃ] / [ketʃ] に近い発音をすることもある

よくある発音の間違い


  • “catch” と “cash” (現金) は綴りや発音が似ているため混同しがちです。


    • “catch” = /kætʃ/

    • “cash” = /kæʃ/



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス:


    • “catch” を “cach” や “catchh” と誤記することがある。


  2. 動詞と名詞を混同しない:


    • “I made a great catch.” (名詞) と “I caught a fish.” (動詞) は用法が異なる。


  3. “catch” と “caught” の混同:


    • 過去形 “caught” (/kɔːt/ または /kɑːt/)とスペルが大きく違うため注意。


試験対策(TOEIC・英検など)


  • 「What's the catch?」などイディオム的表現が出題される可能性があります。ビジネス文脈や会話表現で穴埋め問題として登場したり、リスニングで「契約の落とし穴」的意味で出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「キャッチボールの“キャッチ”」と覚えると、そのまま英語の発音にもつながりやすいでしょう。

  • 「何かを捕まえる (to catch)」から→「捕まえたもの (a catch)」→「その捕まえたものの裏には何かあるかもしれない?」→「裏がある (the catch)」という連想で覚えると使い分けがスムーズになります。

  • 友達と問題やわなによく使う「What's the catch?」を口癖のようにしておくのも覚え方として有効です。


以上が名詞「catch」の詳細な解説です。日常会話、ビジネスシーン、アカデミックな状況など、幅広く活躍する単語ですので、ぜひ実践的に使ってみてください。

意味のイメージ
catch

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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