最終更新日:2025/10/05
ブラシ,はけ,毛筆,画筆 / ブラシをかけること, 絵筆を使うこと,画法 / ブラシに似た物(キツネのしっぽなど)/ 小ぜり合い,いざこざ / 《…が》かすること, 軽く触れること《of ...》 / (モーターの)ブラシ,刷子
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元となった辞書の項目
brush
名詞
ブラシ,はけ,毛筆,画筆 / ブラシをかけること, 絵筆を使うこと,画法 / ブラシに似た物(キツネのしっぽなど)/ 小ぜり合い,いざこざ / 《…が》かすること, 軽く触れること《of ...》 / (モーターの)ブラシ,刷子
解説
1. 基本情報と概要
単語: brush
品詞: 名詞 (※動詞としても使われますが、本解説では名詞に焦点を当てます)
活用形: 複数形は brushes となります。
英語の意味:
- An implement consisting of bristles, hair, or wire set into a handle, used for cleaning, grooming, painting, etc.
日本語の意味:
- ブラシ。毛やワイヤーなどが持ち手に付いている道具で、掃除や髪をとかす、塗装などの用途に使用します。
「身だしなみや掃除、アートなどさまざまな場面で使われるツールです。形状も用途によっていろいろあり、歯ブラシやヘアブラシ、ペイントブラシなどが代表的です。」
他の品詞での例:
- 動詞 (to brush):「ブラシをかける」「軽く触れる」
- 例: “I will brush my hair.” (髪をブラシでとかす)
- 例: “The bird’s wing brushed my shoulder.” (鳥の翼が僕の肩にかすった)
- 例: “I will brush my hair.” (髪をブラシでとかす)
- 形容詞 (brushy):「(場所が)草むらのように茂った」「やぶのある」
- 例: “We walked through the brushy area.” (私たちはやぶのある場所を歩いた)
CEFRレベル: A2 (初級)
- A2レベル:日常生活に関連する単語をある程度理解して使えるレベルです。
「brush」は身だしなみや日常的な行為に頻出のため、初級レベルで覚えておくと便利な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「brush」ははっきりとした接頭語・接尾語をもたない、単独で存在する語として理解されることが一般的です。
詳細な意味:
- 掃除用具のブラシ
- 髪や毛などを整えるためのブラシ
- 絵を描くためのブラシ (ペイントブラシ)
- 自然のやぶ・低木の茂み (※口語で “the brush” と言うことがある)
関連語・派生語:
- toothbrush (歯ブラシ)
- hairbrush (ヘアブラシ)
- paintbrush (ペイントブラシ)
- brushwood (やぶ、低木)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(各10個):
- hair brush(ヘアブラシ)
- paint brush(ペイントブラシ)
- toothbrush(歯ブラシ)
- brush strokes(ブラシの筆致・描画の筆使い)
- wire brush(ワイヤーブラシ)
- body brush(ボディブラシ)
- brush cleaning(ブラシの手入れ・掃除)
- makeup brush(メイクブラシ)
- shoe brush(靴ブラシ)
- nail brush(爪ブラシ)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 中英語「brussh」または古フランス語「brosse」に由来するとされます。もとは木の枝や小枝の束を指していたとも言われており、そこから「毛や枝をまとめた道具」という意味へ広がったと考えられています。
ニュアンスや注意点:
- 日常生活の道具として一般的ですので、カジュアルな会話でもフォーマルな記述でも幅広く使われます。
- “the brush” というと野外のやぶ (低木の茂み) を指し、「自然の中に入っていく」というイメージを伴うことがあります。
使用シーン:
- 口語・文章どちらにも対応可能
- 日常的・カジュアルな場面でもビジネスでの会話(製品説明など)でも使われます。状況によってはformalな文書にも登場します(たとえば掃除用品のカタログなど)。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a brush” / “two brushes” のように数えられる名詞です。
- 主な使われ方:
- 名詞として、ブラシそのものを指す。
- 同じスペルで動詞(他動詞・自動詞)としても使われ、「〜にブラシをかける」「〜が軽く触れる」といった意味を持ちます。
- 名詞として、ブラシそのものを指す。
一般的な構文例:
- “I need a brush to clean the floor.”
- “He gave the dog a quick brush.”
イディオムの例:
- “brush off” (〜を無視する、払いのける)
- 例: “He tried to brush off the criticism.”
- 例: “He tried to brush off the criticism.”
- “brush up on (something)” (〜をやり直す、復習する)
- 例: “I need to brush up on my French before the trip.”
5. 実例と例文
(1) 日常会話で使われる例文
- “Could you pass me the hair brush? I need to fix my hair.”
(ヘアブラシを取ってくれる? 髪を整えたいの。) - “I always keep a small brush in my bag for emergencies.”
(緊急時のために小さなブラシをバッグに常備しているの。) - “Don’t forget to clean your makeup brushes regularly.”
(メイクブラシは定期的に洗うのを忘れないでね。)
(2) ビジネスシーンで使われる例文
- “This new line of brushes features ergonomic handles for comfortable use.”
(この新しいシリーズのブラシは、握りやすいハンドルを備えています。) - “We should include a free cleaning brush with each product for better customer satisfaction.”
(顧客満足度向上のために、各商品に無料のクリーニングブラシを付けましょう。) - “Please ensure the paint brushes are stored properly after the demonstration.”
(デモの後、ペイントブラシをきちんと保管してください。)
(3) 学術的・専門的な文脈で使われる例文
- “The artist’s brush technique reveals Impressionist influences.”
(その画家のブラシテクニックには印象派の影響が見られる。) - “We analyzed the microstructure of the brush bristles under the microscope.”
(私たちは顕微鏡下でブラシの毛の微細構造を分析しました。) - “Clinical studies focus on the antibacterial properties of advanced toothbrush designs.”
(臨床研究は、先進的な歯ブラシ設計の抗菌特性に注目しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- comb(くし)
- 髪をとかす道具という点で共通。ただし「ブラシ」は毛先が多い、一方「くし」は歯が並んでいる違いがある。
- 髪をとかす道具という点で共通。ただし「ブラシ」は毛先が多い、一方「くし」は歯が並んでいる違いがある。
- scrubber(たわし)
- 強めのブラッシング用 ©: 主に固い部分をゴシゴシこする道具。
- 強めのブラッシング用 ©: 主に固い部分をゴシゴシこする道具。
- broom(ほうき)
- 床や地面を掃くための道具。毛の部分は大きく長い。
- 床や地面を掃くための道具。毛の部分は大きく長い。
反意語:
- はっきりとした「反意語」はありませんが、「brush」を使わないで拭く道具として cloth (布) や rag (ぞうきん) などが挙げられます。「用途が異なる道具」という点で対比される可能性があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記: /brʌʃ/
- アメリカ英語: ブラʃ
- イギリス英語: ブラʃ
- 強勢(アクセント)の位置: 単音節語なので特に区別する必要はありませんが、 “brush” のみで発音します。
- よくある間違い: “blush” (赤面する) と音が似ているので、uの音やスペルの違いに注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “brush” のスペルミス: “brash” (向こう見ずな) などに間違えやすいので注意。
- “blush” (赤面する) と混同しがち。「u」と「l」の位置をしっかり確認しましょう。
- TOEICや英検などの試験では、日常動作や製品説明に関する文章で見かけることがあります。特に「brush up on~ (~を復習する)」のような句動詞は穴埋め問題などで出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ブラシ」は日常的に目にする道具。歯を磨くことを思い出しながら「toothbrush」をセットで覚えるのが定番。
- 「brush up on ~」(復習する) というイディオムを「ブラシで磨き直すイメージ」で思い出すと覚えやすい。
- 「brush」と「blush」は「r」か「l」の違いで意味が大きく変わるので、発音にも注意して区別しましょう。
「brush」は生活全般に密接に関わる単語なので、何かを掃除するとき、髪をとかすとき、メイクをするとき、絵を描くとき……と日々の行為で何度も触れ合いながら覚えていきましょう。
意味のイメージ