最終更新日:2025/10/05

〈C〉(手・こぶし・武器などによる) 強打,打撃 / 《…への》(精神的な) 打撃,不幸《to ...》 / 一吹き, 《話》さっと吹く風

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元となった辞書の項目

blow

名詞

〈C〉(手・こぶし・武器などによる) 強打,打撃 / 《…への》(精神的な) 打撃,不幸《to ...》 / 一吹き, 《話》さっと吹く風

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解説

1. 基本情報と概要

単語: blow

品詞: 名詞 (※同じスペルの動詞も存在します)

意味(英語):


  1. A sudden hit or strike.

  2. A shock or setback that one experiences.

意味(日本語):


  1. 「一撃」「打撃」など、何かを叩く・殴る行為や衝撃。

  2. 「大きなショック」「痛手」など、心理的な落ち込みや不利益を受けること。

「blow (名詞)」は、誰かが何かを打ったり、衝撃が加えられたりしたときに使われる単語です。比喩的に、「痛手を被った」というニュアンスでも使われます。例えば、「それは彼にとって大きな打撃だった」といった具合に、精神的ダメージの意味でもよく使われます。

難易度(CEFRレベルの目安):B1(中級)

・日常会話でも使われ、一度は耳にする程度の単語です。文章でも時々見ますが、あまり専門性は高くありません。

活用形

名詞なので直接の活用はありませんが、同スペルの動詞 “blow” には以下の活用があります:


  • 現在形: blow

  • 過去形: blew

  • 過去分詞形: blown

  • 現在分詞形: blowing

また “blow” から派生する表現や他の品詞形としては、以下のようなものがあります:


  • 動詞 “blow” (風が吹く、息を吹く、爆発する、など)

  • 形容詞 “blown”(blowの過去分詞から、飛ばされた・吹き飛ばされた の意味で使われる)

  • 名詞 “blower”(ブロワー、空気を吹き出す装置など)


2. 語構成と詳細な意味

語構成:

「blow」は短い単語で、目立った接頭語や接尾語はありません。


  • 語幹:blow

派生語・類縁語の例:


  • blowout(ブローアウト、大敗やパンクなど「吹き飛ばされる」イメージ)

  • blow-by-blow(詳細な、逐一報告する、などの表現)

  • overblown(過度に誇張された)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. deliver a blow(打撃を加える)

  2. deal a heavy blow(大きな打撃を与える)

  3. receive a blow(打撃を受ける)

  4. come as a blow(衝撃としてやってくる)

  5. a sudden blow(突然の一撃)

  6. a crushing blow(痛烈な打撃)

  7. a fatal blow(致命的な一撃)

  8. soften the blow(衝撃を和らげる)

  9. cushion the blow(衝撃を緩和する)

  10. deliver the final blow(とどめを刺す、一撃で決着をつける)


3. 語源とニュアンス

「blow」は古英語(Old English)の「blōwan」(吹く・殴る) との関連があり、ゲルマン語に由来します。古くは「風が吹く」という意味と「打つ」という意味双方で使われていたとされますが、名詞としては主に「打つ行為」「痛手」という意味で用いられています。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 身体的な「一撃」を指す場合と、精神的ダメージの「打撃」を指す場合があります。前後の文脈でどちらの意味か判断します。

    • 口語・文章ともに適度に用いられ、フォーマルすぎずカジュアルすぎない万能タイプの単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable)

    「a blow」「two blows」のように数えられます。

  • 「一撃」「物質的打撃」と「痛手・衝撃」のどちらでも可算扱いです。

一般的な構文


  1. “(Someone) received a blow to the (body part).”


    • 誰かがどこかに打撃を受けた。


  2. “It was a (big/heavy/oder/serious) blow to (someone).”


    • (誰々)にとっては大きな痛手だった。


  3. “(The news) came like a blow.”


    • (その知らせ)は衝撃のようにやってきた。


イディオム


  • “strike a blow (against/for something)”:~に対して/~に有利な行動を起こす

  • “land a blow”:一撃を食らわせる


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “He gave me a playful blow on the arm.”


    • 「彼はふざけて私の腕を軽くポンとたたいたよ。」


  2. “The news of her quitting came as a blow.”


    • 「彼女が辞めたという知らせはショックだったよ。」


  3. “I accidentally bumped my head, and that was quite a blow.”


    • 「うっかり頭をぶつけちゃって、かなりの衝撃だった。」


ビジネスシーンでの例文


  1. “The sudden drop in sales was a severe blow to the company’s finances.”


    • 「売上の急落は、会社の財務にとって大きな痛手となった。」


  2. “Losing such a valued client felt like a personal blow to our team.”


    • 「とても大切なお客様を失うことは、チームにとって個人的にも辛い打撃だった。」


  3. “The competitor’s new product launch dealt a heavy blow to our market share.”


    • 「ライバル社の新製品の発売は、当社の市場シェアに大きな打撃を与えた。」


学術的・専門的文脈での例文


  1. “In physics, the force of a blow can be calculated using mass and acceleration.”


    • 「物理においては、一撃の力は質量と加速から算出することができる。」


  2. “A blow to the head requires immediate medical attention to prevent serious injury.”


    • 「頭への衝撃は、重大なケガを防ぐためにも即座に医療的処置が必要である。」


  3. “The scientists considered the discovery as a blow to the previous hypothesis.”


    • 「その発見は、先行の仮説に大きな打撃を与えるものだと科学者たちは考えた。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. hit(打つ)


    • 身体的な「一撃」を指すときはほぼ同じニュアンスですが、「打撃(痛手)」という比喩的な意味ではやや一般的度合いが弱いです。


  2. strike(打撃、攻撃)


    • こちらも物理的・比喩的な両方に使えますが、攻撃のニュアンスが強めです。


  3. punch(パンチ)


    • 拳で殴る動作なので「blow」よりも限定的で直接的。


  4. knock(ノック、打つ)


    • 叩く動作ですが、打撃よりは軽い行為を連想させます。


  5. setback(挫折、後退)


    • 精神的ダメージや計画の後退に使われます。衝撃感より、「計画が潰れた」トーンが強い印象。


反意語(Antonyms)


  • benefit(利益、恩恵)

    「打撃」とは逆に、プラスに作用することをさします。

  • advantage(利点、有利)

    打撃・痛手とは正反対で、自分に優位に働く状況や要素。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /bloʊ/

    • イギリス英語: /bləʊ/


  • 強勢(アクセント):


    • 単音節語なので、全体をひとまとまりで発音します。


  • よくある発音の間違い:


    • 「blow」と「below」(ビロー)の混同に注意しましょう。

    • イギリスでは「bloʊ」でなく「bləʊ」の音になる点、アメリカ英語との聞き分け・言い分けがポイントです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス:


    • 特に「bow」(弓、おじぎ)や「blue」(青色)との混同に注意。


  2. 同音異義語:


    • blow (息を吹きかける、爆発する 等の動詞) と名詞の意味が混乱しやすい。文脈を見て判断しましょう。


  3. 試験対策:


    • TOEICや英検では、文脈的に「打撃」(痛手)を受けるという形で出ることが多いです。読解問題で「ダメージを受ける」というニュアンスに注意しておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「blow」は「ボン!」と音をたてて衝撃を与えるイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • 「一撃(打撃)」だけではなく、「ショック(精神的打撃)」の意味もあるので、頭の中で「インパクト・衝撃」のイメージを関連付けておきましょう。

  • 「 blow your mind 」=「(驚きなどで)頭を吹き飛ばす」→ ものすごく驚かせる表現にもなるので、関連フレーズから覚えると定着しやすいです。

以上が名詞「blow」の詳細な解説です。身体的な打撃や精神的なダメージなど、幅広い文脈で使われる単語なので、ロールプレイや実際の英語表現で試してみてください。

意味のイメージ
blow
意味(1)

(…への)(精神的な)打撃,不幸《+to+

意味(2)

(手・こぶし・武器などによる)強打,打撃

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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