sure

以下では、形容詞「sure」について、学習者に役立つようにできるだけ詳しく解説します。

1. 基本情報と概要

単語: sure

品詞: 形容詞(adjective)

英語での意味:

・certain, confident

日本語での意味:

・「確信している」「間違いない」「自信がある」

たとえば、何かを確認するときに「Are you sure?」（本当に大丈夫？）と言ったり、「I’m sure about this.」（これには確信があるよ）と言ったりします。とても日常的に使われる単語です。

活用形

・比較級: surer（または more sure）

・最上級: surest（または most sure）

ただし比較級・最上級はあまり頻繁には使われず、会話では「more sure」「most sure」という形で言い換えるほうが自然な場合もあります。

他の品詞化の例

• 副詞形: surely（確かに、きっと）
  
  例) Surely you jest. (冗談でしょ？)

CEFRレベルの目安: A2〜B1

• A2（初級）: ある程度基本的な会話の中でもよく登場する
  


• B1（中級）: 日常会話で問題なく使えるレベル

2. 語構成と詳細な意味

「sure」は現代英語としてはコンパクトな語形ですが、もともとラテン語から派生してきた語です。

関連語や派生語

• assure (動詞): 保証する、断言する
  


• ensure (動詞): 確実にする、保証する
  


• insure (動詞): 保険をかける、保障する
  


• insurance (名詞): 保険

よく使われるコロケーション・関連フレーズ（10個）

1. be sure (of/about) … – …を確信している
   


2. make sure (that) … – …を確認する / …を確実にする
   


3. for sure – 確実に、はっきりと
   


4. sure enough – 案の定
   


5. pretty sure – かなり確信がある
   


6. absolutely sure – 絶対に確信がある
   


7. be sure to do – 必ず…する
   


8. sure thing – もちろん、いいとも
   


9. are you sure? – 本当に？／確信ある？
   


10. not so sure – そこまで自信がない

3. 語源とニュアンス

「sure」は、ラテン語の “securus”(安全な/気がかりのない) に由来し、フランス語 “sûr” を経て英語に取り入れられました。

歴史的にも「心配のない状態」から「確信している」という意味が生まれました。

使用時のニュアンスと注意点

• カジュアル: 「Sure! (もちろん)」のように、日常会話やフレンドリーな場面で使われることが多い。
  


• フォーマル: 書き言葉や改まった場では「I am certain...」を使う方がかしこまった印象になる。
  


• 「確信度合いを示す」単語なので、必ずしも丁寧さとは関係がなく、会話全般で幅広く使える。

4. 文法的な特徴と構文

1. 形容詞として:

   
   
   • He is sure about his decision. (彼は自分の決断に確信を持っている)
   
   
   • I’m sure this is the right way. (これは正しいやり方だと確信している)
   
   



2. 副詞的な使われ方（口語的）:

   
   
   • “Sure I will help you.” (もちろん手伝うよ)
     
     → 正式には副詞「surely」が適切だが、日常会話では「Sure, …」のように単独で使われることが多い。
   
   



3. イディオム:

   
   
   • be sure to do (きっと…する、絶対に…する)
     
     例) Be sure to lock the door. (ドアを必ず閉め鍵をかけてね)
   
   



4. その他の文法上のポイント:

   
   
   • 「sure」は可算・不可算の区別はない（形容詞なので）。
   
   
   • フォーマル/カジュアルどちらでも使えるが、カジュアル寄りの感触が強い。
   
   

5. 実例と例文

(1) 日常会話の例文

1. “Are you sure you want to go out in this rain?”
   
   (この雨の中、外に行きたいの？ 本当に？)
   


2. “I’m pretty sure I left my keys here.”
   
   (鍵はここに置いたはずだよ、ほぼ間違いない。)
   


3. “Sure! Let’s meet up at 7.”
   
   (もちろん！ 7時に会おう。)

(2) ビジネスシーンの例文

1. “I’m sure our client will appreciate the new proposal.”
   
   (クライアントは新しい提案を喜んでくれると思います。)
   


2. “Let’s make sure we finalize the budget by Friday.”
   
   (金曜日までに必ず予算を確定させましょう。)
   


3. “Are you sure that’s the correct report?”
   
   (それが正しい報告書で間違いないですか？)

(3) 学術的・フォーマルな文脈の例文

1. “We must be sure the data is accurate before publishing.”
   
   (公開する前に、データが正確であることを確かなものにしなければなりません。)
   


2. “Researchers are sure this finding will lead to further breakthroughs.”
   
   (研究者たちは、この発見がさらなるブレイクスルーにつながると信じています。)
   


3. “Please be sure to cite all sources appropriately.”
   
   (必ずすべての出典を正しく明記してください。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. certain（確信している）
   
   
   
   • “I’m certain we’ll succeed.” のようにフォーマルでも使いやすい。
     
   
   


2. confident（自信がある）
   
   
   
   • 「自信」というニュアンスが強い。
     
   
   


3. positive（確信している）
   
   
   
   • 物事に対して肯定的で確信があるときに使う。
     
   
   


4. convinced（確信している）
   
   
   
   • 「説得されて納得した」という背景が示唆される。
   
   

反意語 (Antonyms)

1. uncertain（不確かな）
   


2. unsure（確信のない）
   


3. doubtful（疑わしい）

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)

• アメリカ英語(AmE): /ʃʊr/
  


• イギリス英語(BrE): /ʃɔːr/ または /ʃʊər/ (地域差や個人差あり)

アクセント

• 1音節の単語のため、特に強調はなく、そのまま「シュアー」に近い音で発音。

よくある間違い

• “Sure” を “shoe（靴）” と似た発音で言ってしまう。
  


• イギリス英語の発音では [ʃʊər] と二重母音が混ざるため、/ʃɔː(r)/ など地域差がある。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: “shure” や “shuer” と書いたりする間違いに注意。
   


2. 同音異義語との混同: 大きくはないが、 “shore” (岸) や “sheer” (薄い/純粋な) などと聞き間違いをする場合がある。
   


3. 試験対策: TOEIC・英検などでも 「Are you sure …?」のような会話表現が頻繁に出題される。ビジネスメールでも “make sure” は必ず覚えておきたいフレーズ。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「確かに」「安心」「安全」がイメージの核になっている。
  


• ラテン語の “securus” が「心配がない」というイメージを表している。
  


• “Sure” と “Secure” は綴りが似ているので、「安心・安全（secure）」 → 「確信する（sure）」 という流れで覚えるとイメージしやすい。
  


• 日常会話で「Sure!」をたくさん使っていると自然に身につく。

以上が、形容詞「sure」の詳しい解説です。日常で特に「Are you sure?」「Sure, why not!」などの表現を積極的に使ってみると、使いこなしやすくなります。ぜひ活用してみてください。