最終更新日:2025/10/20
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元となった辞書の項目

pool

名詞

〈C〉(特に,自然にできた) 水たまり / 《水以外の液体の》たまり 《of ...》 / 水泳プール

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夏にプールで泳ぐのが大好きです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: pool

品詞: 名詞 (ときに動詞としても使われます)

CEFRレベルの目安: A2(初級レベル:日常会話や基本的なトピックでよく登場する語彙)

英語での意味:


  1. A small or large body of water for swimming or other purposes (スイミングプールや水たまりなどを指す)

  2. A shared supply or fund (資源やお金などを、共同で利用するための集まり)

  3. A game played on a table with balls and cues, also known as billiards in some contexts (ビリヤードの一種)

日本語での意味:


  1. プール(泳ぐための人工的な水の施設)、または水たまり。

  2. (お金や資源などの)共同の蓄えや集まり。

  3. ビリヤードの一種としてのプール。

「pool」は「水」を連想することが多いですが、「共同の資源」や「ビリヤード競技」の意味もあるので、文脈によってどういう意味かを判断する必要があります。カジュアルな日常会話でもビジネスシーンでも比較的よく使われる単語です。

その他の品詞形


  • 動詞 (to pool): (資源やお金、情報などを)出し合う、共同出資や情報共有をする


    • 例: “We decided to pool our resources.” (私たちは資源を共有することに決めた)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “pool” は接頭語・接尾語が付く形は英語であまり一般的ではありません。単独で使われることがほとんどです。

派生語・関連語


  • “swimming pool” (スイミングプール)

  • “poolside” (プールサイド)

  • “carpool” (相乗り) (※動詞的に使う場合もあり “to carpool”)

  • “gene pool” (遺伝子プール)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. swimming pool


    • 日本語訳:スイミングプール

    • 説明:遊泳用プールの正式呼称


  2. pool of water


    • 日本語訳:水たまり

    • 説明:地面などに溜まった水の塊


  3. talent pool


    • 日本語訳:人材プール

    • 説明:企業などが保持または把握している人材の集合


  4. gene pool


    • 日本語訳:遺伝子プール

    • 説明:ある集団の遺伝子の集まり


  5. pool of money


    • 日本語訳:資金の共有・共同資金

    • 説明:共同で出資・管理するお金の塊


  6. car pool / carpool


    • 日本語訳:相乗り(制度)

    • 説明:車を共同で利用すること。動詞としても使われる


  7. pool of resources


    • 日本語訳:資源の集まり・共有資源

    • 説明:複数人や複数組織で出し合って使う資源


  8. pool of applicants


    • 日本語訳:応募者の集まり

    • 説明:応募者リストや応募者全体を指す


  9. pool of ideas


    • 日本語訳:アイデアの集まり

    • 説明:ブレーンストーミングやプロジェクトでの提案の総体


  10. pool party


    • 日本語訳:プールパーティー

    • 説明:プールのある場所で行われるパーティー



3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “pōl” に由来し、主に「小さな水たまり」という意味で使われてきました。

  • 中世以降、ビリヤードゲームを指す “pool” が定着しました(元々は参加者が賭け金を「プール=共同出資」していたことに由来)。

ニュアンス


  • 水関係(プールや水たまり)に関する意味合いのときは直感的に「水が溜まっている」というイメージ。

  • ビジネスなどの文脈で「pool」と言う場合は「共同で使う蓄えや人材リスト」など、共有目的のニュアンスが含まれます。比較的フォーマルな場面でも使われます。

  • ビリヤード意味での “pool” は主にカジュアルな会話や趣味の文脈で使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞: “pool” はほとんどの場合、可算名詞として扱われます。たとえば “a pool” / “the pools” など。

  • “pool” を動詞として使う場合は “to pool something” として「〜を共同出資・共有する」という他動詞的ニュアンスがあります。

  • フォーマル / カジュアルの差: “pool” 単体はカジュアルな文脈だけでなくビジネス文脈でも登場するため、比較的幅広く使われます。

一般的な構文例


  • “They built a new swimming pool in the backyard.”

  • “Our company needs to pool our resources to save costs.”


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “Do you want to go to the public pool this weekend?”


    • (今週末、公営プールに行かない?)


  2. “Be careful! There’s a small pool of water on the floor.”


    • (気をつけて!床に小さな水たまりがあるよ。)


  3. “We had a pool party at my friend’s house yesterday.”


    • (昨日は友だちの家でプールパーティをしたよ。)


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “We have a talent pool of experienced engineers ready for new projects.”


    • (私たちには新規プロジェクトに対応できる経験豊富なエンジニアの人材プールがあります。)


  2. “Let’s pool our ideas before we start the meeting.”


    • (会議を始める前に、私たちのアイデアをまとめておきましょう。)


  3. “We created a small pool of funds to sponsor the community event.”


    • (地域のイベントを支援するために、少額の資金を共同で集めました。)


(C) 学術的・専門的文脈での例文


  1. “Scientists are studying the gene pool of endangered species to aid conservation efforts.”


    • (科学者たちは保全活動のため、絶滅危惧種の遺伝子プールを研究しています。)


  2. “The data pool will be critical for our next research phase.”


    • (次の研究段階では、このデータプールが重要になります。)


  3. “The strong global talent pool drives competition among tech companies.”


    • (世界的な豊富な人材プールが、テクノロジー企業間の競争を加速させています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. pond (ポンド)


    • 日本語訳:池

    • 違い:自然または人工の小規模な池を指すが、泳ぐ目的ではなく、主に自然の水場というニュアンスが強い。


  2. reservoir (レザボア)


    • 日本語訳:貯水池

    • 違い:大規模で、主に水道や灌漑などのために水を蓄える場所を指す。


  3. collective fund / common fund


    • 日本語訳:共同基金

    • 違い:資金を共有・出し合う点は同じだが、名称としてはややフォーマル。


  4. billiards (ビリヤード)


    • 日本語訳:玉突き競技全般

    • 違い:ビリヤード全般を指すホイール用語であり、「pool」はビリヤードの一種の呼称。


反意語


  • (明確な「反意語」は存在しないが)

  • “individual resource” (個別の資源)などは、共同のプールに対して対比的に用いられる。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /puːl/


  • アメリカ英語: /puːl/ (プール のようにやや長めの「ウー」の発音)

  • イギリス英語: /puːl/ (ほぼ同じだが、ときに母音が若干短くなる傾向がある)

アクセント: 一音節なので特に目立ったアクセントの強弱はなく、全体をやや伸ばすイメージです。

よくある間違い


  • /pʊl/ (プル) と濁ってしまいやすいが、正しくは /puːl/(長めのウー)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “pool” を “poool” や “pooll” と書いてしまう場合。

    • シンプルなつづりなので、慣れれば間違いにくい。


  2. 同音異義語との混同:


    • “pull” (/pʊl/) と聞こえ方が似ているようで異なるので注意。


  3. 試験対策:


    • “pool of resources,” “talent pool” など、ビジネス英語や時事問題文で出てくる場合がある。TOEICや英検では、文脈次第で「プール」なのか「人材の集まり」を指しているのかを正しく読み取る必要がある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pool” と聞くと「水が溜まっている場面」を思い浮かべると覚えやすいです。

  • ビジネスシーンなら「みんなで資源を“プール”に入れている」イメージで、「共同で使うもの」として定着させると便利です。

  • スペルは短くシンプルなので、カタカナの「プール」と同じく “p-o-o-l” と一筆書き感覚で覚えましょう。

以上が名詞 “pool” の詳細な解説です。さまざまな文脈で使われる便利な単語なので、ぜひ使い方の幅を意識して身につけてみてください。

意味のイメージ
pool
意味(1)

(特に,自然にできた)水たまり

意味(2)

(水以外の液体の)たまり《+of+

意味(3)

水泳プール(swimming pool)

英和選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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