最終更新日:2025/11/26
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

abortion

名詞

〈U/C〉流産, 妊娠中絶 / 〈U〉(計画などの)失敗 / 〈C〉(実現しなかった) 案,計画

このボタンはなに?

彼女は中絶することを決めた。

このボタンはなに?
解説

名詞 “abortion” の解説

1. 基本情報と概要

英語: abortion

日本語: 中絶、妊娠中絶

品詞: 名詞 (noun)

意味


  • 英語では、意図的に妊娠を中断する行為や、自然に流産してしまう場合を指すことがあります。

  • 日本語では、主に「妊娠中絶」を意味し、医学的な行為の側面や倫理的・社会的議論の対象となることが多い言葉です。

「abortion」は医療や法律、倫理などさまざまな分野で議論されるセンシティブな単語です。日常的というより、専門的・公的な文脈でよく使われます。会話のテーマとしてはデリケートです。

活用形(名詞の場合)


  • 単数形: abortion

  • 複数形: abortions

他の品詞形


  • 動詞形: abort (中止する、中絶する)

  • 形容詞形: abortive (未完の、失敗した、中絶の)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: ある程度複雑な表現や議論への参加が求められるレベル。社会的・倫理的トピックとしても使われるため、やや高度な単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 (root): “abort”


    • “abort” には「突然やめる、中絶する」などの意味があります。


  • 接尾語 (suffix): “-ion”


    • 行為・結果などを名詞化する役割を持ちます。


派生語や類縁語


  • “abort” (動詞): 中止する、中絶する

  • “abortive” (形容詞): 未遂の、失敗に終わった、中絶の

コロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “induced abortion”(人工妊娠中絶)

  2. “spontaneous abortion”(自然流産)

  3. “abortion procedure”(中絶手術)

  4. “abortion law”(中絶に関する法律)

  5. “abortion debate”(中絶の議論)

  6. “abortion rights”(中絶の権利)

  7. “abortion ban”(中絶禁止)

  8. “abortion policy”(中絶政策)

  9. “abortion clinic”(中絶を扱うクリニック)

  10. “to seek an abortion”(中絶を求める)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「abort」はラテン語の “aboriri”(“ab”:「離れる・外へ」+ “oriri”:「生じる」)から派生したといわれます。古くは「期せずして終わる」「誕生に至らない」という意味合いです。

ニュアンス・使用上の注意


  • 社会・倫理的に意見が分かれるデリケートなトピックです。日常会話というよりはニュース記事、法律文書、医療現場、政治的・倫理的な議論で目にすることが多いです。

  • 公的・フォーマルな文脈で使われやすく、カジュアルな場面では代わりに “terminate a pregnancy” などの表現が用いられる場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable/uncountable): 主に可算名詞として使われますが、集合的に概念や行為として扱う場合は不可算名詞的にも使われることがあります。

  • 使用シーン


    • フォーマル: 医学・法律・政治

    • カジュアル: 一般的には議論がセンシティブなので、離れた言い回しをすることが多い


  • 関連する構文例


    • “The abortion was performed by a licensed doctor.”

    • “They argued about the morality of abortion.”



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “I saw a news report on abortion rights last night.”


    • 「昨晩、中絶の権利に関するニュースを見たよ。」


  2. “She mentioned her personal views on abortion during our conversation.”


    • 「彼女は会話の中で、中絶に対する自身の考え方に言及しました。」


  3. “Abortion is a sensitive topic, so we need to discuss it respectfully.”


    • 「中絶はデリケートな話題なので、互いに敬意をもって話し合う必要があります。」


5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The health organization released a statement regarding abortion policies.”


    • 「その保健機関は中絶政策に関する声明を発表しました。」


  2. “Our company’s healthcare plan covers some abortion services.”


    • 「当社の医療保険プランでは中絶サービスも一部カバーされています。」


  3. “We need to be aware of different legal regulations on abortion when operating globally.”


    • 「グローバルに事業を展開する際は、中絶に関する様々な法規制を把握する必要があります。」


5.3 学術/専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “His research focuses on the psychological impact of abortion on patients.”


    • 「彼の研究は、中絶が患者に与える心理的影響に焦点を当てています。」


  2. “The study compares abortion rates between urban and rural areas.”


    • 「その研究では、都会と地方での中絶率を比較しています。」


  3. “Abortion laws vary significantly across different jurisdictions worldwide.”


    • 「中絶に関する法律は、世界各地の管轄ごとに大きく異なります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “termination of pregnancy”(妊娠の中断)


    • より遠回しでフォーマルな表現。医療現場ではしばしばこちらが使われる。


  • “miscarriage”(流産)


    • “miscarriage” は「自然流産」を指し、意図的な要素がない点が “abortion” と異なる。


反意語


  • “continuation of pregnancy”(妊娠継続)


    • 直接の反意語として挙げるなら、妊娠を継続するという意味になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈbɔːr.ʃən/ (アメリカ英語 / イギリス英語ほぼ共通)

  • 強勢 (アクセント): “abórtion” の第2音節 “bor” に強勢

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [əˈbɔɹ.ʃən]、イギリス英語では [əˈbɔː.ʃən] のように “r” の発音や母音の長さに差があります。

  • よくある発音の間違い:


    • “a-bor-tion” と母音を誤って「アボーション」とならないように注意。

    • [ʃən] の最後の “n” がしっかり鼻音になるよう気を付ける。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “abortion” を “abortian” や “aborton” と書き間違えるケース。

  • 同音異義語との混同: とくに “abortion” とよく似た発音をもつ単語は少ないですが、“portion”(一部)などと聞き間違えないように。

  • 試験対策: TOEICなどの一般的なビジネス英語の試験で直接出題されることは少ないですが、ニュース英語や時事的なテーマでは出る可能性があります。英検のエッセイ問題などで扱われるケースもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「abort + -ion」で行為を名詞化: “abort(中断する)” に “ion” がつくと「中絶」としての名詞になる、と分解して覚えると理解しやすいです。

  • ネガティブイメージのある接頭語“ab-”: ラテン語で「離れて」を意味し、前に進むことができなくなる “離れる” イメージを持つとよいでしょう。

  • センシティブな話題: 倫理・法律的に議論が分かれるトピックなので、議論する際は敬意を払うなど、使うシチュエーションや相手を考えることが大切です。


以上が名詞 “abortion” の詳細な解説です。社会的・医療的に大変重要な言葉であり、使用時には文脈や相手への配慮が求められる点が特徴的です。

意味(1)

〈U〉〈C〉流産;妊娠中絶

意味(2)

〈U〉(計画などの)失敗;〈C〉(実現しなかった)案,計画

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★