purchase
1. 基本情報と概要
単語: purchase
品詞: 名詞(可算・不可算両用の文脈あり)
意味(英語):
- The act of buying something.
- Something that is bought.
意味(日本語):
- 「買うこと」や「購入」という意味です。
- 「購入品(買ったもの)」という意味でも使われます。
「purchase」は「買う」という行為を少しフォーマルに表現する単語です。日常会話でもビジネスでもよく使われますが、特に文書やビジネスシーンで「buy」よりも少し硬いニュアンスを与えます。
活用形(動詞の場合)
- 原形: purchase
- 三人称単数現在形: purchases
- 過去形: purchased
- 過去分詞: purchased
- 現在分詞: purchasing
他の品詞形
- 動詞 (purchase…「~を購入する」)
- 形容詞: purchasable(購入可能な) など
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- 「buy」よりもフォーマルで、ビジネスや文章でも用いられます。
- 中級レベルの英語学習者がよく習得する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語源由来のため、明確な接頭語・接尾語には分解しにくいですが、古フランス語の “purchacier” に由来し、もともとは「手に入れる」「追い求める」のニュアンスを持ちます。
関連語・派生語
- purchase (noun/verb)
- purchasable (adjective) — 購入可能な
- purchaser (noun) — 購入者
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- make a purchase(購入する)
- online purchase(オンラインでの購入)
- purchase order(購入注文)
- purchase price(購入価格)
- purchase decision(購入決定)
- proof of purchase(購入証明)
- bulk purchase(大量購入)
- purchase history(購入履歴)
- purchase receipt(購入レシート)
- purchase agreement(購入契約)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古フランス語の “purchacier” や中英語の “purchasen” に由来するとされ、「追い求める」「獲得する」といった意味合いが背景にあります。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「buy」と比べるとややフォーマル、書き言葉向き、ビジネスでも使われやすい。
- 日常会話でも問題なく使えますが、カジュアルに言いたい場合は「buy」が好まれることもあります。
- 文章・契約書やレシート、ビジネスのシーンでは「purchase」がよく登場します。
4. 文法的な特徴と構文
可算/不可算
- 可算名詞として「1回の購入行為」や「購入した品物」を指す: “I made a big purchase yesterday.”
- 不可算的に「購入行為全体」を表す場合/文脈もある: “Purchase of goods is essential for the company.”
- 可算名詞として「1回の購入行為」や「購入した品物」を指す: “I made a big purchase yesterday.”
構文例
- “make a purchase” = 「購入する」
- “complete the purchase” = 「購入を完了する」
- “make a purchase” = 「購入する」
フォーマル/カジュアル
- ビジネス文書、正式な契約書では “purchase” が多用される。
- 日常会話でカジュアルな響きを出したいなら “buy” を選ぶとよい。
- ビジネス文書、正式な契約書では “purchase” が多用される。
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“I’m happy with my latest purchase—these shoes are so comfortable!”
- 「最近買ったものに満足してるよ。この靴、すごく履きやすいんだ!」
“Could you show me the receipt for your purchase?”
- 「購入したときのレシートを見せてもらえますか?」
“I usually compare prices before making a big purchase.”
- 「大きな買い物をする前には、いつも値段を比較するよ。」
ビジネス (3例)
“We need to approve the purchase order before the end of the day.”
- 「本日中に購入注文を承認する必要があります。」
“Please review the purchase agreement and sign where indicated.”
- 「購入契約書に目を通し、指定箇所にサインをお願いします。」
“Our company’s purchase policy emphasizes cost-effectiveness.”
- 「わが社の購入方針は費用対効果を重視しています。」
学術的/フォーマル (3例)
“The study analyzes consumer behavior leading to the purchase of luxury goods.”
- 「この研究は高級品の購入に至る消費者行動を分析しています。」
“Results suggest that collective purchase schemes can reduce individual costs.”
- 「調査結果によれば、共同購入の仕組みにより個人の負担が軽減される可能性があります。」
“Factors influencing the purchase of environmentally friendly products were the main focus of the report.”
- 「環境にやさしい製品を購入する要因が、この報告書の主な焦点でした。」
6. 類義語・反意語と比較
buy(買う)
- 日本語: 買う
- ニュアンス: 一般的に最もよく使われる語。カジュアル。
- “purchase” と比べて日常的、口語的。
- 日本語: 買う
acquisition(取得)
- 日本語: 取得、獲得
- ニュアンス: 「事業買収」の文脈やフォーマルな書き言葉で使われることが多い。
- 日本語: 取得、獲得
order(注文)
- 日本語: 注文する
- ニュアンス: 「注文」行為にフォーカス。まだ支払い・購入完了前を示すことが多い。
- 日本語: 注文する
反意語
- 「売る」:sell, vend など
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- イギリス英語: /ˈpɜː.tʃəs/
- アメリカ英語: /ˈpɝː.tʃəs/
- イギリス英語: /ˈpɜː.tʃəs/
強勢(アクセント)の位置: 最初の音節「PUR」に強勢が置かれます。
発音の違い:
- イギリス英語では「パーチャス」のように /pɜː/。
- アメリカ英語では「パー(ア)チャス」に近い /pɝː/。
- イギリス英語では「パーチャス」のように /pɜː/。
よくある間違い:
- 母音 /ɜː/(英)や /ɝː/(米)を短く発音しすぎて “pert-chase” のようにならないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「puchase」「purshase」など。
r
の後のch
を忘れないようにしましょう。 - 動詞/名詞の区別: 会話の中で「purchase」という行為を「purchases」と動詞の三人称扱いなのか、名詞としての「purchase」なのか混同しないように注意。
- TOEICやビジネス英語: 「purchase order」「purchase agreement」のようにビジネスでは非常に頻出。購入手続き関連でよく出題されます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源のイメージ: もとは「追い求める(chase)」が入っていたとされることから、「何かを追いかけて確保する」というイメージで覚えると良いでしょう。
- スペリングのポイント: “pur” + “chase” で「購入」というイメージを思い浮かべると、書き間違いを減らせます。
- 勉強テクニック: 「購入(purchase)」と「買う(buy)」を比べながら例文を作り、フォーマル度合いの違いを感覚で身につけると効果的です。
以上が、名詞「purchase」についての詳細解説です。ビジネスや日常生活、どちらにも役立つ単語なので、例文を通して慣れてみてください。
〈U〉(…の)買い入れ,購入《+of+名》
〈C〉買った物,購入品
〈U〉《時にa~》(物を動かすときの)ひっかかり,手(足)がかり