最終更新日:2025/11/25

I take care of my younger sister.

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元となった辞書の項目

take care of

(人・動物・物など)の世話をする, 面倒を見る / (人・事など)に留意する / (問題・仕事など)を処理する / 《話》じゃあね, さよなら, 元気でね

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解説

1. 基本情報と概要

単語(フレーズ): take care of

品詞: 句動詞 (phrasal verb)

意味(英語):

• To look after or attend to someone or something.

• To handle or deal with a situation or task.

意味(日本語):

• 人や物事の世話をする、面倒をみる。

• 仕事や問題などを処理する。

「take care of」は、誰かや何かの世話をしたり、責任をもって対応したりする際に使われる表現です。日常会話からビジネスまで幅広く使われ、「~をちゃんと面倒を見る」「~をきちんと処理する」というニュアンスを伴います。誰かに「任せるよ」と言うときにも使われ、気軽な会話でもビジネスシーンでも頻繁に登場します。

活用形:


  • 現在形: take care of

  • 三人称単数現在形: takes care of

  • 過去形: took care of

  • 過去分詞形: taken care of (ただし、“have taken care of 〜”のように完了形で使われる)

  • 現在進行形: taking care of

他の品詞形:


  • 「care (名詞 / 動詞)」例: I don’t care. (動詞) / I appreciate your care. (名詞)

  • 「take care (句)」挨拶表現として「気をつけてね」「じゃあね」のように別の意味で使われる。

CEFRレベル目安: B1(中級)

このフレーズは日常的に使われるため、比較的早い段階で身につけたいですが、句動詞のため使いこなすのに少し慣れが必要です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • take: 「取る」「連れていく」の意味をもつ動詞

  • care: 名詞としては「世話」「気遣い」「注意」、動詞としては「気にかける」などの意味

  • of: 前置詞。「~の」「~について」の感覚が含まれる

詳細な意味と関連性

「take care of」は、文字通り「care(注意・世話)を取って(引き受けて)あげる」という感覚から、「責任をもって世話をする・対処する」ことを表します。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. take care of children


    • 子どもの世話をする


  2. take care of business


    • 用事を片づける


  3. take care of oneself


    • 自分自身のケアをする


  4. take care of a patient


    • 患者の世話をする


  5. take care of a problem


    • 問題を処理する


  6. take care of the details


    • 細部をきちんと仕上げる


  7. make sure to take care of…


    • …をちゃんと世話・処理するようにする


  8. please take care of…


    • …をお願いします(依頼フレーズ)


  9. who will take care of…?


    • 誰が…を世話するの?


  10. take care of the house


    • 家の管理をする



3. 語源とニュアンス


  • take: 古英語の “tacan” (北欧語由来 “taka”) にさかのぼり、「つかむ・手に取る」を意味。

  • care: 古英語の “caru” に由来し、「悩み・不安・苦悩」などの意味から転じて「注意・世話」のニュアンスをもつようになった。

  • of: 古英語 “of/ōf” から来て、「~から」「~について」「~の」といった意味を持つ前置詞。

歴史的に見ると、「take」も「care」も古い言語的ルーツをもち、それが組み合わさって「世話を引き受ける」「責任をもつ」の強い意味合いを持つフレーズになりました。実際の日常会話や文章でもよく使われますが、カジュアルからフォーマルまで幅広い場面に対応できる表現です。やや優しいトーンがあるため、「世話をしてくれてありがとう」のような感謝表現とセットで使われることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文

最も一般的な構文は

“(主語) + take + care + of + (目的語)”

という形で、目的語には人や物、問題・事柄などが入れられます。


  • 他動詞的な用法: “take care of” のあとの対象は目的語となり、動詞 “take care of” + “(~を)” という形をとります。

  • フォーマル/カジュアル: 非常に幅広い場面で使用可能。カジュアルな会話からビジネス文書まで自然に使えます。

:


  • Could you take care of my cat while I’m away? (カジュアルでもビジネスでも可)

  • I will take care of the rest. (フォーマルにも使える)

「take care of」を後ろに置いて、「誰が何をするのか」をはっきりさせると明確になります。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Could you take care of the dishes tonight? I’m really tired.”


    • 「今夜、食器を片付けてくれない? すごく疲れてるの。」


  2. “I’ll take care of the groceries. You can rest at home.”


    • 「買い物は任せて。あなたは家で休んでていいよ。」


  3. “Mom, can you take care of my dog while I’m on vacation?”


    • 「お母さん、休暇中に犬の世話をしてもらえる?」


ビジネス (3例)


  1. “I’ll take care of the presentation; you handle the data analysis.”


    • 「プレゼンは私が引き受けます。あなたはデータ分析をお願いします。」


  2. “Could you take care of sending out the invoices today?”


    • 「今日、請求書の送付をお願いできますか?」


  3. “Our department needs someone to take care of the customer complaints.”


    • 「うちの部署は、お客様からのクレーム対応をしてくれる人が必要です。」


学術的/フォーマル (3例)


  1. “The research assistant will take care of compiling the data for our study.”


    • 「研究助手が、研究データの取りまとめを行います。」


  2. “We must take care of all safety protocols before the experiment.”


    • 「実験の前にすべての安全プロトコルを遵守しておかなければなりません。」


  3. “I will take care of finalizing the bibliography for the paper.”


    • 「論文の参考文献一覧の最終チェックは私が行います。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. look after (~の世話をする)


    • 「take care of」とほぼ同じ意味だが、やや日常的で人間関係や子供の面倒を見るニュアンスが強い。


  2. handle (処理する)


    • ややビジネス寄りで、問題やタスクをマネージするイメージ。


  3. deal with (対処する)


    • 問題や困難に対処することが焦点。状況処理に重点がある。


反意語


  1. neglect (怠る、無視する)


    • 世話をしない、注意を払わないという意味で「take care of」の反対。


  2. ignore (無視する)


    • 課題や人を“あえて”見ないで対応しない感じ。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • アメリカ英語: /teɪk ˈkɛr əv/

  • イギリス英語: /teɪk ˈkeər əv/ (「care」の母音が /eə/ となる)

強勢(アクセント):


  • 一般的には “take CARE of” の “CARE” の部分を強調することが多い。ただし、流れるように「テイッケアラヴ」のように発音されることも多いです。

よくある発音の間違い:


  • “care” の /ɛə/ の発音があいまいになる。

  • “of” を /ʌv/ (アメリカ英語) ではなく /əv/ のように弱く発音することを意識すると自然になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「take care」は別の意味(別れの言葉や挨拶表現)の場合があるので、一緒に「of」を忘れないこと。

  • スペルミスは少ないですが、「take car of」としてしまう初歩的ミスがあることに注意。

  • 「look after」との混同: ほぼ同じ意味ですが、使い分けのニュアンスをつかめるとスムーズ。

  • TOEICや英検でも「世話をする」「処理をする」という意味で良く出てきやすい表現の一つ。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Take” は「取る」、 “care” は「注意・世話」、 “of” は「~の/~に関して」と頭の中で分解すると、「相手のケアを受け取る、責任をもって対応する」というイメージで覚えやすいです。

  • 「誰かや何かを、しっかりと抱えて(受け取って)、最後まで面倒を見る」という情景を想像すると自然にイメージできます。

  • 「take care」だけでは「気をつけて」「お大事に」の別れのあいさつになるので、“of” をつけるかどうかで意味が大きく変わる点が覚えやすいポイントです。


以上が「take care of」の詳細です。日常会話、ビジネス、さまざまな場面で繰り返し使うことで自然に身につきますので、ぜひ色々な例文に触れて慣れていってください。

意味のイメージ
take care of
意味(1)

(人・動物・物など)の世話をする, 面倒を見る

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意味(2)

(人・事など)に留意する

このボタンはなに?
意味(3)

(問題・仕事など)を処理する

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