元となった辞書の項目
ski
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: ski
品詞: 名詞 (ただし動詞としても使われます)
CEFRレベルの目安: A2(初級)
- A2(初級):日常的な話題や身近な状況で使われる簡単な単語やフレーズを理解し、ある程度使えるレベル。
意味(英語): A long, narrow piece of hard material (commonly wood, fiberglass, or composite) worn on the feet for traveling or gliding on snow.
意味(日本語): 雪の上を滑るために足に装着する細長い板のことです。スキーの道具として使われ、主に雪上スポーツで利用します。日常的には「スキーをする」「スキー一式」といった表現で使われる、冬の定番スポーツギアです。
活用形:
- 単数形: ski
- 複数形: skis
他の品詞としての例:
- 動詞: to ski (例: “I love to ski in the winter.”)
- 名詞形から派生: skiing (動名詞、または名詞として「スキーをすること」)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「ski」はもともと古ノルド語由来で、接頭語や接尾語がついているわけではありません。
派生語・類縁語:
- skier (名詞: スキーをする人)
- skiing (名詞/動名詞: スキーをすること)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- ski slope(スキーの斜面・ゲレンデ)
- ski resort(スキーリゾート)
- ski boots(スキーブーツ)
- ski poles(スキーポール)
- cross-country skis(クロスカントリースキー板)
- downhill skis(ダウンヒル用スキー板)
- ski lift(スキーリフト)
- water ski(ウォータースキー)
- ski instructor(スキーのインストラクター)
- wax the skis(スキー板にワックスを塗る)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古ノルド語の「skíð (薄板)」に由来します。北欧で、雪を移動するための道具として発達してきた歴史があります。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「ski」はスキー用具そのものを指す場合、複数形 (skis) で使われることが多いです(両足に履くため)。
- カジュアルかつ日常的なシーンから、観光やスポーツ関連のフォーマルな文脈(パンフレットなど)でも広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞として使う場合、通常は可算名詞 (可算: one ski, two skis) ですが、実際には左右2枚1組として「a pair of skis」と数えることが多いです。
- 動詞として使う場合は「to ski」(自動詞)で、「go skiing」と言うことがよくあります(例: I go skiing every winter.)。
イディオムやよく使う表現:
- “hit the slopes” (ゲレンデに行く、スキー/スノボをしに行く)
- “ski season” (スキー季節)
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I bought new skis for the upcoming winter.”
(この冬に備えて新しいスキー板を買ったんだ。) - “Let’s pack our skis and head to the mountains!”
(スキー板を詰め込んで、山へ向かおうよ!) - “Have you seen my ski poles? I left them by the car.”
(私のスキーポール見た? 車のそばに置いてきたんだけど。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our company plans to sponsor a local ski competition this year.”
(当社は今年、地元のスキー大会をスポンサーする予定です。) - “The ski industry has been focusing on eco-friendly materials.”
(スキー産業は環境に優しい素材に注目しています。) - “We are organizing a team-building event at a ski resort this winter.”
(今冬、スキーリゾートでチームビルディングイベントを開催します。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “According to recent research, the design of skis influences aerodynamic efficiency significantly.”
(最近の研究によると、スキー板の設計は空気力学的効率に大きく影響を与える。) - “The evolution of skis reflects advances in material science and engineering.”
(スキー板の進化は、素材科学と工学の進歩を反映している。) - “Biomechanical studies of ski movement aid in preventing sports-related injuries.”
(スキー動作の生体力学的研究は、スポーツ関連のけがを防ぐのに役立っている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- snowboard (スノーボード)
- 雪上を滑るためのボード。ただし、両足が一枚のボードに固定される点がスキーと異なる。
- sled (そり)
- 雪上や氷上を進むそり。座って滑る道具で、姿勢や使用方法が異なる。
- snowboard (スノーボード)
反意語
- 特定の「反意語」はありませんが、雪上ではなく砂や水上などの別スポーツ用具として “surfboard” (サーフボード) などが対比されることがあります。
- 特定の「反意語」はありませんが、雪上ではなく砂や水上などの別スポーツ用具として “surfboard” (サーフボード) などが対比されることがあります。
両足を独立して滑らせるか、ボード一枚に乗るかという違いで区別するとわかりやすいです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /skiː/
- アメリカ英語/イギリス英語: アメリカ英語・イギリス英語ともに基本的に同じ発音 (/skiː/) になります。
- 強勢(アクセント): 単音節語なので、特にアクセントの移動はありません。
- よくある発音の間違い: /sky/ のように “sky” (空) と混同してしまうことがありますが、/skiː/ としっかり「スキー」のイ音で伸ばすのが正しいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “sky” と書き間違えないように注意。
- 複数形の扱い: 一般にスキー場で使う道具は2本1セットなので “a pair of skis” と表記するのが自然です。
- TOEIC・英検などでの出題傾向: スポーツや趣味に関する話題で “ski” が登場することがあり、「スキーリゾート」「スキー用品」などの文脈で出題されます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「スキー」と日本語でそのまま外来語として使われているため、イメージはつきやすいです。ただし、スペルは “s-k-i” であることをしっかり把握しましょう。
- 「空」を表す “sky” と綴りが類似しているので、頭の中で「スキー:道具」「スカイ:空」と発音を比べながら覚えると混同を防ぎやすいです。
- “ski” という短い単語なので、写真や冬のイメージなどと一緒に覚えるとインパクトがあって記憶しやすいでしょう。
以上が、名詞「ski」の詳細な解説です。スキーをするときだけでなく、観光パンフレットやスポーツ関連の英語資料でも頻出する単語ですので、ぜひしっかり覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
スキー