最終更新日:2024/06/17
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元となった辞書の項目

grow up

【句動】成長する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: grow up

品詞: 句動詞 (Phrasal Verb)

CEFR レベルの目安: B1(中級)

意味(英語): to gradually become an adult; to mature.

意味(日本語): 大人になる、成長する、成熟する。


子どもが徐々に成長していき、大人としての自覚や責任感を持つようになる、というニュアンスのフレーズです。日常会話でも頻繁に使われます。


活用形:


  • 動詞 “grow” の変化


    • 現在形: grow

    • 過去形: grew

    • 過去分詞形: grown


  • 「grow up」は主に進行形や過去形で使われます


    • 例: I grew up in Tokyo.(私は東京で育ちました)

    • 例: I’m growing up so fast!(私はとても速く成長しているよ)


他の品詞形:


  • 「grown-up」(形容詞/名詞): 大人の、大人(名詞として「大人」)


    • 例: a grown-up man(大人の男性)

    • 例: He is a grown-up now.(彼はもう大人だ)



2. 語構成と詳細な意味


  • “grow”: 主に「成長する」「大きくなる」を意味する動詞。

  • “up”: 方角や上向きを示す副詞。ここでは「完全に」「すっかり」といったニュアンスをもたらします。


    • 「grow」+「up」で、「成長して成人になる」という比喩的な意味を持つ句動詞になります。


関連語句や派生語


  • “growth” (名詞): 成長

  • “grown-up” (名詞・形容詞): 大人/大人の

  • “grow out of”: (成長して)〜が着られなくなる、(習慣などを)しなくなる

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. grow up fast – 速く成長する

  2. grow up together – 一緒に育つ

  3. grow up in (somewhere) – (どこそこ)で育つ

  4. watch someone grow up – (誰か)の成長を見守る

  5. encourage someone to grow up – (誰か)に早く大人になるよう促す

  6. never really grew up – 本当の意味で大人にならなかった

  7. grow up mentally – 精神的に成長する

  8. grow up physically – 肉体的に成長する

  9. grow up with difficulties – 困難の中で育つ

  10. grew up poor / grew up wealthy – 貧しい/裕福な環境で育った


3. 語源とニュアンス


  • 語源: “grow” は古英語の “grōwan” に由来し、本来は「植物や生物が自然に大きくなる」ことを意味します。そこに副詞 “up” が加わり「成長して上向きに大人になる」イメージを表すようになりました。

  • ニュアンス: 親しみやすい日常表現ですが、「もう少し大人になりなよ」というようにやや厳しいトーンでも使われることがあります。

  • 使用時の注意:


    • 「Grow up!」と命令形で言うと、「いい加減に大人になれよ」「子供っぽいふるまいをやめろ」という少しきつめの意味合いになります。

    • 日常的・カジュアルな場面ではよく使われますが、フォーマルな文章では別の表現(例えば “become an adult”)を使うことも多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 句動詞(自動詞的な使い方): “grow up” は目的語をとらず、誰が成長するかを主語で示します。


    • 例: She grew up in Los Angeles. → 主語 “She” が成長してLos Angelesで育ったという意味。


  • 他動詞的用法はない: “grow up”(句動詞)自体に目的語はとりません。

  • イディオム的表現:


    • “grow up to be 〜”: 成長して〜になる

    • 例: He grew up to be a famous singer.(彼は成長して有名な歌手になった)



5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈などで使える例文をそれぞれ3つずつ示します。

日常会話


  1. “I grew up in a small town, so I love quiet places.”

    (小さな町で育ったから、静かな場所が大好きなんだ。)

  2. “You need to grow up and take responsibility for your actions.”

    (少し大人になって、自分の行動に責任を持ったほうがいいよ。)

  3. “Did you grow up with siblings?”

    (兄弟姉妹と一緒に育ったの?)

ビジネス


  1. “As our company grows up, we should establish a more professional culture.”

    (当社が成長するにつれ、よりプロフェッショナルな企業文化を確立する必要があります。)

  2. “The founder grew up in a family of entrepreneurs, which influenced his business mindset.”

    (創業者は起業家一家で育ったため、そのビジネスマインドにも影響を受けました。)

  3. “When employees grow up in a supportive environment, they become more productive.”

    (サポート体制のある環境で従業員が成長すると、より生産性が高まります。)

学術的な文脈


  1. “Children who grow up reading frequently tend to develop stronger cognitive skills.”

    (幼少期によく本を読む子どもは、認知スキルがより強く発達する傾向があります。)

  2. “Researchers study how individuals grow up in different socioeconomic backgrounds to analyze educational outcomes.”

    (研究者たちは、社会経済的背景が異なる環境で育つ個人を調査し、教育成果を分析します。)

  3. “The psychological impact of how one grows up can shape adult behavior significantly.”

    (どのように育ったかという心理的影響は、大人になってからの行動に大きく影響を及ぼします。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. mature (マチュア)


    • 「成熟する」の意。主に精神面での成長を強調する。 “Grow up” よりもフォーマルに感じられる場合が多い。


  2. develop (ディヴェロップ)


    • 「発達する、発展させる」。身体的・精神的・能力的など幅広い成長を指すが、たとえばスキルやアイデアが「発展する」ニュアンスでも使われる。


  3. come of age (カム・オブ・エイジ)


    • 「成人になる、法律上の成人年齢に達する」。よりフォーマルで比喩的表現としても使用。


反意語


  • 「grow up」の直接の反意語はあまりありませんが、「remain childish」(子どもっぽいままでいる)「stay immature」(未熟なままでいる)などが対照的なイメージとして挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ɡroʊ ʌp/

    • イギリス英語: /ɡrəʊ ʌp/


  • 強勢の位置: “grow” に強勢が置かれやすいです。

  • 発音の違い:


    • アメリカ英語は “grow” の母音が /oʊ/ に近い音。

    • イギリス英語は “grow” の母音が /əʊ/ に近い音。


  • よくある間違い: “grow” の「グロー」の部分を短く発音して “gro up” のようにならないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “grow” を “grou” や “groe” と書き間違えるケース。

  • 同音異義語との混同: 同じ音ではないが、動詞 “glow”(輝く)と混同しやすい学習者もいるので注意。

  • TOEIC・英検での出題傾向: 「どこで育ったか」「いつ大人になったか」といった文脈の読解問題や会話文の穴埋め問題でよく使われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “grow” は「成長する」、そこに “up” が加わって「上に+完全に」といったニュアンスが加わり、子どもから大人への変化を表すイメージで覚えると良いでしょう。

  • 勉強テクニック:


    • “grow up” の例文を自分の経験に結びつけて覚えると記憶しやすいです。

    • たとえば “I grew up in 〇〇” のように、自分の生い立ちと関連づけると自然と馴染みます。


「grow up」は日常的に使われる重要な句動詞です。自分や友人の経験、子どもの頃の思い出などを語る際に非常に便利なので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
grow up
意味(1)

【句動】成長する

子供の成長は驚くほど早い。

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