最終更新日:2025/11/30
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元となった辞書の項目

get back

戻る, 《...に》戻る《to ...》

このボタンはなに?

仕事に戻らなければならない。

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解説

1. 基本情報と概要

単語(フレーズ): get back

品詞: 動詞句(句動詞)

英語の意味:


  1. To return (戻る)

  2. To retrieve or regain something (取り戻す)

  3. To reply or respond (返事をする、返信する) ※「get back to someone」の形で使う

日本語の意味:


  1. 「戻る」や「帰る」を表すときに使います。

  2. 「取り戻す」「再び手に入れる」を表すときにも使われます。

  3. 「返事をする」「対応する」の意味では “get back to someone” の形をとり、「後で連絡するね」というニュアンスになります。

たとえば、“I’ll get back to you soon.”(後で連絡するね)というときに使われるカジュアルな表現です。日常会話やメールでもよく登場し、状況に応じて「戻る」「取り戻す」「返事をする」のいずれかの意味になります。

活用形:


  • get – got – gotten(アメリカ英語)/ got(イギリス英語)

他の品詞での例


  • 「get」はふつう動詞として使われますが、名詞的用法としてはあまり一般的ではありません。

  • 「Get back」自体は句動詞ですが、「get back at someone」(仕返しする)など、前置詞・副詞を変えてさまざまな意味を表します。

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • B1(中級): 日常的なフレーズが一通り使えるレベル。


2. 語構成と詳細な意味


  • get: 「手に入れる」「(状態に)なる」「行く・来る」など多義。

  • back: 「後ろに」「戻って」「元の状態に」というニュアンス。

この二つが組み合わさることで「戻る」「取り戻す」「また連絡する」などの意味を表します。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. get back home ・家に戻る

  2. get back safely ・安全に戻る

  3. get back on track ・(軌道・計画に)戻る

  4. get back to work ・仕事に戻る

  5. get back to me ・私に連絡する(返事をする)

  6. get back at someone ・(人に)仕返しする

  7. get back into shape ・体調(体型)を元に戻す

  8. get back what one lost ・失くしたものを取り戻す

  9. can’t get back in time ・時間どおりに戻れない

  10. get back together ・(別れた人と)よりを戻す


3. 語源とニュアンス


  • get: 中期英語「geten」から来ており、「手に入れる・獲得する」という意味を持つ。

  • back: 古英語「bæc」から来ており、「後ろ」「戻る」の意味がある。

もともと「得る」という意味の get に「元のところへ・後ろに」という意味の back が合わさり、「元のところに得る → 『帰る』『返る』『取り返す』」というニュアンスが生まれました。

使用上の注意点・ニュアンス


  • 「get back」は比較的カジュアルに使われる表現です。

  • フォーマルな場面では “return” や “reply” を使うこともありますが、ビジネスメールなどでも “I will get back to you soon.” はよく使われる自然な言い回しです。

  • 「get back at someone」は「仕返しする」というやや強いニュアンスがあるため、使いどころに注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文

句動詞(Phrasal Verb)


  • 「get (動詞) + back (副詞/前置詞的要素)」

  • “get back” は目的語がない場合、「戻る・帰る」の意味をとります。

  • “get back + 名詞” すると「~を取り戻す」、または “get + 名詞 + back” の形でも使われます。


    • 例: “I want to get my money back.” (お金を取り戻したい)


  • “get back to someone” で「~(人)に連絡する、返事をする」。相手が目的語になります。

フォーマル/カジュアル


  • カジュアルな口語表現では非常によく使われます。

  • ビジネスシーンでも「返答する」の意で使われますが、文面をフォーマルにするなら “I will reply to you.” などに置き換える場合もあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’ll get back home around 7 p.m.”

    (夜7時ごろ家に戻るよ。)

  2. “Let me grab some groceries, then I’ll get back quickly.”

    (ちょっと食料品を買ってくるね。それからすぐ戻るよ。)

  3. “I need to get back into shape before summer.”

    (夏までに体を元の調子に戻さなくちゃ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “I’ll get back to you with the final proposal by tomorrow.”

    (最終的な提案は明日までに連絡します。)

  2. “Could you get back to me once you have the figures?”

    (数字が出そろったら連絡してもらえませんか?)

  3. “After the meeting, let’s get back to the main project.”

    (ミーティング後にメインプロジェクトに戻りましょう。)

(3) 学術・アカデミックシーンでの例文


  1. “I need to get back to my research paper after this seminar.”

    (このセミナーが終わったら研究論文に戻らないといけない。)

  2. “Let’s get back to our discussion on the data analysis.”

    (データ分析の議論に戻りましょう。)

  3. “I’ll get back to the library for more references.”

    (もっと参考文献を探すために図書館に戻ります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. return(戻る)


    • よりフォーマル。書き言葉でよく使われる。

    • 例: “I will return home at 7 p.m.”


  2. come back(戻る)


    • “get back” と近い口語表現だが、単純に「戻る」ニュアンスが強い。

    • 例: “Please come back soon.”


  3. reply(返答する)


    • “get back to someone” と似た意味。メールやメッセージでフォーマルに使われる。

    • 例: “I will reply to your message by tonight.”


反意語


  • go away(立ち去る)

  • depart(出発する)

「出ていく」「離れる」という意味で、「戻る」の反対を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɡet bæk/


    • アメリカ英語: [ゲット バック]

    • イギリス英語: [ゲット バック]


  • 強勢は “get” と “back” がそれぞれ短い単語ですので、文脈によって変化する場合がありますが、日常会話ではほぼ同じくらいの強さで発音されることが多いです。

  • “get” を [gɪt] と発音する地域(イギリスの一部方言など)もありますが、標準的には [gɛt] です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “get” は短い単語でよく使うため、スペリングミスはあまりないですが、「got と gotten の使い分け」で混乱することがあります。

  2. 文意の混同: “get back” と “go back” の違い。


    • “go back” は単純に「戻る」

    • “get back” は「戻ってくる」「取り戻す」「返連絡する」などやや広い意味。


  3. TOEIC・英検などでの出題傾向


    • ビジネスメールや会話文で「返答をする」「取り戻す」という文脈がよく出題されます。

    • “get back to someone” の意味(返事をする, 連絡をする)を問う設問が多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “get” が「つかむ、得る」イメージ、 “back” が「後ろ、戻る」イメージなので、「後ろ(もとのところ)をつかむ → 帰る・取り戻す・返事をする」という連想で覚えましょう。

  • “get back to you” は「後であなたのところに(話を)取り戻す」というイメージで、「後で連絡する」という意味になります。

  • 学習テクニックとしては、日常会話やビジネスメールで “I’ll get back to you.” を繰り返し使って慣れると、自然と身につきます。


以上が “get back” の詳細解説です。日常でもビジネスシーンでも使いやすいフレーズなので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
get back
意味(1)

戻る, 《...に》戻る《to ...》

意味(2)

〈…を〉取り戻す

私たちは泥棒から盗まれた絵を取り戻す必要があります。

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頻出句動詞150 / 和訳 / 4択問題

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