repairperson
1. 基本情報と概要
単語: repairperson
品詞: 名詞 (可算名詞)
- 英語の意味: A person whose job is to fix or mend things that are broken or in need of repair.
- 日本語の意味: 修理をする人、修理担当者。
こういう場面で使われる単語です。たとえば家電や自動車などが故障したときに呼ぶ「修理業者」や「修理担当者」を指します。かつては「repairman」と言われることが多かったのですが、性別に中立的な表現として「repairperson」が使われることもあります。
活用形:
- 名詞なので、基本的には複数形「repairpersons」または「repairpeople」が使われます。比較的、一般的には「repairpeople」が使われることが多いです。
- 動詞形は「repair」となり、これは “to fix something that is broken” という意味の動詞です。例: He repairs cars for a living. 「彼は車の修理を仕事にしている。」
CEFRレベル目安: B2(中上級)
理由: 「repairperson」という単語自体は簡単な単語の組み合わせですが、性別を意識した表現として比較的新しく、少し応用的なニュアンスが含まれるため、中上級あたりを目安としています。
2. 語構成と詳細な意味
- repair + person で構成されています。
- repair: 「修理する」「修繕する」という意味。
- person: 性別を含まない人を指す単語。
- repair: 「修理する」「修繕する」という意味。
関連語や派生語
- repairman / repairwoman: 男女別に表現したいときに使われてきた言葉。近年は性別に配慮して “repairperson” と言うことが増えています。
- technician: 修理やメンテナンスを行う技術者。分野に特化した修理担当者を指すことが多い。
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- call a repairperson(修理担当者を呼ぶ)
- hire a repairperson(修理担当者を雇う)
- contact a local repairperson(地元の修理担当者に連絡する)
- certified repairperson(認定された修理担当者)
- qualified repairperson(資格のある修理担当者)
- emergency repairperson(緊急修理担当者)
- professional repairperson(プロの修理担当者)
- request a repairperson(修理担当者を依頼する)
- plumbing repairperson(配管/水道修理担当者)
- electrical repairperson(電気修理担当者)
3. 語源とニュアンス
- repair は、ラテン語の “reparare”(再び準備する、回復させる)を由来とし、フランス語を経由して Middle English に入ってきた単語です。
- person は英語で人を指す最も一般的な語のひとつで、ラテン語の “persona” から来ています。
- 「repairperson」はもともと存在した「repairman」や「repairwoman」の性別を限定しない形として近年使われるようになりました。
- 口語・文章のどちらでも使用されますが、オフィシャルな書類や職業紹介などで性別に配慮する文脈で使われることが多いです。
使用上の注意:
- カジュアルな会話でも問題なく使用できますが、日常会話では「repair guy」や「repairman」と表現してしまう人もまだ多いのが現状です。ただ、インクルーシブな言い方を意識したい場合は「repairperson」が好まれます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (可算名詞)
- 基本的に「修理担当者1人」を指すときは “a repairperson” となり、複数を表す場合は “repairpersons” または “repairpeople” と言います。
一般的な構文例:
- I need a repairperson to fix my computer.
「コンピューターを修理する人が必要だ。」 - Do you have a recommended repairperson?
「おすすめの修理担当者はいますか?」
イディオム表現:
- 特筆すべき決まったイディオムはあまりありませんが、電話やフォームなどで “Call the repairperson.” や “Contact a repairperson.” というフレーズは非常に一般的です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I think the washing machine is broken. Let’s call a repairperson before we try to fix it ourselves.”
(洗濯機が壊れたみたい。自分たちで直そうとする前に修理担当者を呼ぼうよ。)“The TV isn’t turning on. Maybe a repairperson could check it out.”
(テレビがつかないよ。修理担当者に見てもらったほうがいいかも。)“I’ve been waiting for the repairperson all morning, and they still haven’t shown up.”
(朝からずっと修理担当者を待ってるのに、まだ来ないんだよね。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We need to schedule a visit from the repairperson to ensure our office computers remain operational.”
(オフィスのコンピューターが正常に動くように、修理担当者に来てもらう日程を決めないといけません。)“Our new policy includes informing the building manager before contacting a repairperson.”
(新しい方針では、修理担当者に連絡する前にビルの管理人に知らせる必要があります。)“The repairperson provided a detailed invoice for the replaced parts and labor costs.”
(修理担当者は、交換部品と作業費の詳細な請求書を提示してくれました。)
学術的/専門的な文脈の例文(3つ)
“A certified repairperson must adhere to industry safety standards when handling hazardous machinery.”
(認定された修理担当者は、危険な機械を扱うときは業界の安全基準を順守しなければなりません。)“The research facility requires a thorough inspection by a specialized repairperson to maintain the integrity of the lab equipment.”
(研究施設では、研究用装置の完全性を保つために、専門の修理担当者による徹底的な点検が必要とされています。)“A qualified repairperson can help minimize downtime by diagnosing technical issues quickly.”
(資格を持った修理担当者が、技術的な問題を素早く診断して停止時間を最小化する助けになります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
technician(技術者)
修理だけでなく、専門技術や知識をもって保守・点検を行う人。
例: An HVAC technician can fix your air conditioning system.(空調技術者がエアコンを修理できます。)handyperson(何でも屋、便利屋)
家庭内の軽作業や修理を幅広く手がける人。
例: A handyperson can help with minor plumbing or electrical tasks.(軽い配管や電気作業を手伝ってもらえる。)mechanic(整備士)
主に車や機械の整備や修理を担当する人。
例: A mechanic will handle your car’s engine problems.(整備士が車のエンジンの問題を処理してくれます。)
反意語
- 修理担当者を反対にあたる言葉としては明確な「反意語」は存在しませんが、故障を引き起こす側という意味での “damager” や “destroyer” は文脈上反対の行為をする人といえます。ただし日常的には使われません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記: /rɪˈpɛərˌpɜːrs(ə)n/ (アメリカ英語), /rɪˈpeəˌpɜːs(ə)n/ (イギリス英語)
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- アメリカ英語では「r」の発音が強調されやすく “rɪ-pér-pɚ-sən” のように聞こえることが多いです。
- イギリス英語では語中の “r” をあまり強く発音せず、より “rɪ-péə-pɜː-sən” に近い音になります。
よくある発音の間違い
- 「repair」と「reports」を混同するように、 /rɪˈpɔːrt/ などとなる人がまれにいます。
- “pair” の部分を「ペア」とはっきり伸ばさず「ペーア」のように微妙に伸ばしてしまうことも。リズム良く “re-PAIR-person” と意識すると発音しやすくなります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- つづりの間違い: “repair person” のように2語で書いたり、 “reprairperson” と “a” が重複してしまうなどのスペルミスに注意。
- 発音の混乱: 「repair」を “rapair” と発音してしまわないように意識する。
- 試験対策: TOEICや英検などでの出題頻度はそれほど高くありませんが、職業や役割を問う設問などで「性別中立的な言葉を使う意図があるか」を見るために選択肢に入っている可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「repair (リペア)」と「person (人)」がくっついた言葉と意識すると覚えやすいです。
- 「リペアパーソン」となるため、語感で “リペアする人” とイメージしやすいです。
- ジェンダーニュートラルな言い方を意識している際に、他の「repairman」ではなくこちらを使うというイメージを持つと混乱が減ります。
学習するときは、職業に「person」をつける例として「salesperson」「spokesperson」「chairperson」など、同じように性別を限定しない言葉とセットで覚えるのがおすすめです。
修理人, 修理工, 修理業者