最終更新日:2025/11/29
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元となった辞書の項目

overpay

【動/他】〈人〉に多く払い過ぎる / 〈金額〉を余分に払い過ぎる

このボタンはなに?

ほとんどの大企業は、経営陣に過大な報酬を払い続けています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: overpay

品詞: 動詞 (他動詞/自動詞として使うことが多い)

意味(英語): to pay more money than necessary or expected

意味(日本語): 必要以上に支払う、払いすぎること

「必要以上にお金を支払ってしまう」というニュアンスで、たとえば、 過剰に料金を払ってしまったり、相手に給料を払いすぎたりするときに使われる単語です。

主な活用形


  • 現在形: overpay

  • 三人称単数現在形: overpays

  • 過去形: overpaid

  • 過去分詞形: overpaid

  • 現在分詞形: overpaying

他の品詞形


  • 名詞形: overpayment (過払い、払い過ぎ)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): ニュースやビジネス文脈など、もう少し複雑な文章を理解できるレベルで頻出


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: over-(「過度に」「超えて」という意味)

  • 語幹: pay(支払う)

派生語・関連語


  • overpayment (名詞) : 払い過ぎ、過払い

  • underpay (動詞) : (適切な額を)支払わない、少なく支払う

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. overpay taxes (税金を払い過ぎる)

  2. accidentally overpay (誤って払い過ぎる)

  3. overpay employees (従業員へ過剰に賃金を支払う)

  4. overpay for a product (製品に対して払い過ぎる)

  5. overpay a bill (請求書を払い過ぎる)

  6. get a refund for overpayment (過払い分の返金を受ける)

  7. overpaid membership fees (会費を払い過ぎた)

  8. overpay on rent (家賃を払い過ぎる)

  9. reimburse an overpaid customer (過払いした顧客に返金する)

  10. overpay shipping costs (送料を払い過ぎる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • over-(超える、過剰) + pay(支払う)

    もともと「必要以上に支払う」というストレートな組み合わせで、古英語以来「over + 動詞」で「過度に〜する」意味をもつ表現の一つです。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「払いすぎてしまう」という少し後悔や不満・不注意のニュアンスを含むことが多いです。

  • 口語・文章どちらでも使用可能ですが、カジュアルな文脈からビジネス文書まで幅広く使われます。日常的に起こりやすい「うっかり払いすぎ」を表すのに便利な単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞として使われることが主で、他動詞(no object needed if overpay is used intransitively like “I overpaid.”, but commonly it takes an object “I overpaid him.”)としても、自動詞としても使えます。


    • 他動詞例: “I overpaid the contractor.” (私はその業者に払い過ぎた)

    • 自動詞例: “I overpaid by about 50 dollars.” (私は50ドルほど払い過ぎた)


一般的な構文


  1. overpay + 目的語


    • 例: “Don’t overpay the supplier.”


  2. overpay for + 名詞


    • 例: “We overpaid for that used car.”


  3. overpay + 数量表現(by 数額など)


    • 例: “I overpaid by 20 dollars.”


使用シーン


  • フォーマル/カジュアル: どちらでも通じますが、ビジネス文書などでは“overpayment” (名詞形) を用いる書き方も多いです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I think I overpaid for these concert tickets.”


    • (このコンサートチケット、払いすぎちゃった気がする。)


  2. “Don’t overpay for groceries; check the discounts first.”


    • (食料品に払い過ぎないように、先に割引をチェックしてね。)


  3. “I realized I overpaid by mistake and called for a refund.”


    • (間違って払い過ぎたことに気づいて、返金をお願いしたよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to ensure we don't overpay our vendors.”


    • (業者に対して過剰に支払わないよう気をつける必要があります。)


  2. “Could you check if we overpaid on last month’s electricity bill?”


    • (先月の電気料金を払い過ぎていないか確認してもらえますか?)


  3. “The finance department found an overpayment and issued a correction.”


    • (財務部が過払いに気づき、訂正を行いました。)


(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “The study suggests that consumers often overpay due to lack of product knowledge.”


    • (その研究によれば、消費者はしばしば製品知識の不足のために払い過ぎることがある。)


  2. “Overpaying employees can impact the overall wage structure in an organization.”


    • (従業員に過剰支払いをすることは、組織全体の賃金構造に影響を及ぼす可能性がある。)


  3. “Researchers analyzed data to determine factors that cause individuals to overpay for insurance.”


    • (研究者たちは、人々が保険に払い過ぎる原因となる要因を特定するためにデータを分析した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • overspend(使いすぎる)


    • “overspend”は特に予算や所持金に対して「使いすぎてしまう」というニュアンス。必ずしも「支払いすぎ」だけでなく、無駄遣いや予算オーバーの意味も含む。


  • pay too much(多すぎる額を支払う)


    • シンプルに「払いすぎる」ことを表すフレーズ。会話でそのまま使われる。


  • overcompensate(過剰に補償する)


    • 「過剰補償」という意味で、金銭だけでなく行為にも適用される。


反意語


  • underpay(少なく支払う)


    • 対義語として覚えておくと、ビジネスシーンや給与などの文脈で使える。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˌoʊ.vɚˈpeɪ/

    • イギリス英語: /ˌəʊ.vəˈpeɪ/


  • アクセント(ストレス): “overPAY” の “pay” の部分に強勢がきます。

  • よくある間違い:


    • “o” と “u” を混同し、“uverpay” などとスペルミスする。

    • アクセントを “O” に置いてしまう(実際は後半の “pay” に強勢が来る)。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “overpay” は一語表記。“over pay”や“over-pay”と混同しないように。

  • 同音異義語との混同: “overpay” は明確に「支払いすぎる」の意味なので、“overtake” や “overplay” など別の “over+動詞” と取り違えないように。

  • 試験対策: ビジネス系の文書やリスニングで「過払い」「払い過ぎ」を問う問題で出題されることがある。TOEICや英検のビジネス文脈問題などで頻出。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方: “over-” = “過剰に” + “pay” = “支払う”

    「過剰+支払い」で「払いすぎ」とすぐにイメージできます。

  • 勉強テクニック:


    • “over” で始まる単語のリスト (overwork, overlook, overestimate など) をまとめて覚えると、それぞれ“過剰に〜する”という共通ニュアンスが身に付く。

    • 過去形は“overpaid”になり、つづりが “pay + ed” ではなく “pai + d” になる点に注意。


「overpay」は、日常でもビジネスでも使いやすい単語です。金銭のやりとりがあるシーンで「うっかりしすぎた」ニュアンスを出したいときに便利なので、ぜひ覚えておきましょう!

意味のイメージ
overpay
意味(1)

〈人〉‘に'多く払い過ぎる

意味(2)

〈金額〉‘を'余分に払い過ぎる

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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