最終更新日:2025/12/05

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元となった辞書の項目

seminar

名詞

(指導教授のもとで行う大学の)研究(演習)グループ,研究会,演習,セミナー,ゼミナール

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私は教授の指導のもとで研究を行うためにセミナーに参加しました。

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解説

名詞 “seminar” の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: seminar

日本語: セミナー、研究会、講習会など


  • 意味とニュアンス:

    英語の “seminar” は、大学や専門機関などで行われる小規模な講義や研究会、意見交換を行う集まりを指します。日本語では「セミナー」「研究会」「講習会」などと訳されることが多いです。「講義」というよりは、参加者同士の意見交換やディスカッションが重視される、少人数向けの学習会・集まりというニュアンスがあります。


  • 品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)


  • 活用形:


    • 単数形: seminar

    • 複数形: seminars


※名詞なので動詞のような時制変化はありません。


  • 他の品詞形:


    • 形容詞や動詞には直接派生しませんが、”seminar-style” (セミナー形式の) などの複合的な形容詞表現はあり得ます。


  • CEFR レベル目安: B2(中上級)


    • 大学や専門機関で使用される学術的な単語で、日常会話というよりはビジネスや高等教育でよく用いられるため、B2 くらいのレベルが目安です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • seminar は接頭語や接尾語が特に明確な形では入っていません。ラテン語由来の語で、語幹は “semin-” に関連しますが、英語の中で特定の接頭・接尾要素をもつわけではありません。


  • 関連する単語(派生語や類縁語など):


    • seminarian: 神学校の生徒(※ただし、意味合いが大きく異なるため混同に注意)


  • よく使われるコロケーション 10 例:


    1. attend a seminar → セミナーに参加する

    2. hold a seminar → セミナーを開催する

    3. conduct a seminar → セミナーを行う

    4. give a seminar → セミナーを行う(講師として)

    5. seminar session → セミナーセッション

    6. seminar topic → セミナーのトピック(テーマ)

    7. online seminar → オンラインセミナー

    8. seminar host → セミナーの主催者

    9. seminar schedule → セミナーのスケジュール

    10. seminar room → セミナー室



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “seminar” はラテン語の “seminarium”(苗床、養成所)に由来するといわれています。もともとは「植物の苗床」を指し、そこから比喩的に「知識や人物を育成するための場」という意味合いが生まれました。


  • 歴史的な使い方:

    大学や学術機関で行われる少人数制のクラスや研究会を指す意味で、19 世紀ごろから使われるようになりました。


  • ニュアンスや注意点:


    • 主に大学やビジネスの文脈で使われることが多く、口語よりはややフォーマルな場に向いた単語です。

    • 「セミナー」というと、講師が前で話して受講者が聴くだけではなく、質疑応答や議論を含む場合が多いため、単なる「レクチャー」とは異なるニュアンスが含まれます。


  • よく使われるシーン:


    • 大学や大学院の少人数クラス

    • ビジネスや専門分野の研修会、講習会

    • プロフェッショナルが集う講演会や勉強会



4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的な構文やイディオム:


    • “attend a seminar on [テーマ]” ([テーマ] に関するセミナーに参加する)

    • “give a seminar on [テーマ]” ([テーマ] についてセミナーを行う)


  • 可算か不可算か:

    seminar は可算名詞 (countable noun) で、単数形 (a seminar) と複数形 (seminars) が区別されます。


  • 使用シーン(フォーマル / カジュアル):


    • フォーマル: 大学・研究機関・ビジネスなどでの正式な学びの場について述べる際に使われます。

    • カジュアル: 一般的にはフォーマル寄りですが、「明日セミナー行くんだ」くらいの軽い言い回しで口語的にも使用可能です。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I’m going to a seminar on healthy cooking this weekend.”

    (今週末、ヘルシー料理のセミナーに行くんだ。)


  2. “My friend invited me to a seminar about personal finance.”

    (友達がパーソナルファイナンスのセミナーに誘ってくれたんだ。)


  3. “Have you ever attended a seminar on mindfulness?”

    (マインドフルネスのセミナーに参加したことある?)


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company will hold a seminar to introduce the new product line.”

    (当社は新製品ラインを紹介するためのセミナーを開催予定です。)


  2. “I learned a lot of negotiation techniques at yesterday’s seminar.”

    (昨日のセミナーで多くの交渉術を学びました。)


  3. “Could you sign up for the seminar on leadership training next month?”

    (来月のリーダーシップ研修セミナーに申し込んでくれますか?)


(C) 学術的な文脈での例文


  1. “All doctoral candidates must present their research at the weekly seminar.”

    (博士課程の学生は、毎週のセミナーで研究発表をしなければなりません。)


  2. “The professor organizes a seminar series on contemporary philosophy.”

    (その教授は現代哲学のセミナーシリーズを企画しています。)


  3. “The seminar provided in-depth discussions on quantum mechanics.”

    (そのセミナーでは量子力学について深い議論が行われました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (synonyms):


    1. workshop(ワークショップ)


      • 実践的な活動や演習がメインの集まり。より「体験型」の意味合いが強い。


    2. conference(カンファレンス)


      • 大規模な会議や学会。多数の人々が集まるイメージ。


    3. symposium(シンポジウム)


      • 有識者たちによる議論の場や討論会。


    4. lecture(レクチャー)


      • 講師が中心となり、一方的に講義をする形が多い。



  • 反意語 (antonyms) は特になし:

    学びの場を示す言葉なので、明確な「反意語」はありませんが、強いて言えば “party” (パーティ) や “social gathering” (親睦会) など、学習的ではない単語が対になるかもしれません。


  • ニュアンス・使い方の違い:

    “seminar” はディスカッションを重視する小規模な勉強会・研究会、”workshop” は実践的かつ参加型、”conference” は大規模な講演や発表の場をイメージします。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈsɛmɪnɑːr/

    • セ・ミ・ナー(最初の “se” に強勢)

    • イギリス英語: /ˈsɛmɪnɑː/

    • アメリカ英語よりも語尾の “r” が弱い・または発音されない傾向


  • アクセントの位置:

    最初の音節 “se” に強勢がきます(SE-mi-nar)。


  • よくある発音の間違い:


    • 最初の強勢が落ちず、”se” を弱く発音してしまうことがある。

    • 語尾の /-nɑːr/ (アメリカ英語) や /-nɑː/ (イギリス英語) の伸ばし具合を意識しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:

    “seminar” の最後は “-ar”。 “-er” や “-ear” と間違えないように注意が必要。

  • 同音異義語との混同:

    特に同音異義語はありませんが、”seminary” (神学校) とは意味・綴りが異なるので混同しないようにしましょう。


  • 試験対策や資格試験への出題傾向:


    • TOEIC や英検などのリスニング・リーディングでビジネスシーンやアカデミックコンテクストの文脈で登場する可能性がある。

    • 特に「セミナーに参加する」「セミナーを主催する」など、ビジネス関連の語彙として出題されることがある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えやすいイメージ:

    「セミ (semi-) + ナー (nar)」という語感で、「セミナー」は “semi-” (半分) とは関係ないものの、何となく「少人数やこぢんまりとした集まり」をイメージすると覚えやすいかもしれません。


  • スペリングのポイント:


    • “semi” + “nar” という感じで区切ると、「なぜか ‘semi-’ の形に似ている」と思い出しやすい。


  • 勉強テクニック:

    語源では “種” (seed) をまくイメージ → “seminarium” が由来で、「知識の種をまく場所」と関連づけて覚えると記憶に残りやすいでしょう。



以上が「seminar」の詳細解説です。セミナーは、講師と参加者が相互に意見交換しつつ、「知識の種を一緒に育てる場」というイメージで使われることが多いので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
seminar
意味(1)

(指導教授のもとで行う大学の)研究(演習)グループ,研究会,演習,セミナー,ゼミナール

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