最終更新日:2025/11/03
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元となった辞書の項目

rose

名詞

〈C〉バラの花 / バラの木 / 〈U〉バラ色

このボタンはなに?

彼女のためにバラを買った。

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解説

以下では、名詞「rose」について、できるだけ詳細に解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語の意味・日本語の意味


  • 英語: “rose” … A type of flower known for its fragrant smell and thorny stems; it also refers to a color that comes from the typical shade of the flower.

  • 日本語: 「バラ」 … 芳香のある花で、茎にトゲがあるのが特徴です。また、この花に由来するピンクがかった赤色のことを指す場合もあります。

    「バラ」は、贈り物に使われることが多く、ロマンチックや美しさのイメージを強く持つ花です。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形

「rose」は名詞なので、単数形“rose” / 複数形“roses”があります。


  • 単数形:“a rose”

  • 複数形:“roses”

他の品詞への変化例


  • 動詞形(同じスペルの別単語としての例): “rose” は動詞“rise”(上がる)の過去形ですが、これはまったく別の意味の単語・使い方ですので注意が必要です。

  • 形容詞形: “rosy” … “rosy cheeks”(バラ色のほお)などで使われ、「バラ色の」や「楽観的な」ニュアンスを含む形容詞です。

CEFRレベルの目安


  • A2(初級)~B1(中級): “rose”は基本的な語彙の一部ですが、色名や花の名前を触れる段階でも使われますので、早い段階から学習できます。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「rose」は、明確な接頭語・接尾語を含まない語です。ラテン語“rosa”が語幹と考えられます。

関連・派生語


  • “rosy” (形容詞): バラ色の、楽観的な

  • “roseate” (形容詞): バラ色を帯びた、きれいなピンク色

  • “rosary” (名詞): バラの冠(花冠)や数珠を表す単語(特にカトリック教会の“ロザリオ”として使われる)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. a bouquet of roses(バラの花束)

  2. a wild rose(野生のバラ)

  3. rose garden(バラ園)

  4. rose petal(バラの花びら)

  5. rose bush(バラの茂み)

  6. rose scent(バラの香り)

  7. rose bud(バラのつぼみ)

  8. rose water(バラ水)

  9. rose thorn(バラのとげ)

  10. an English rose(イングリッシュ・ローズ;清楚なイギリス女性を指すこともある)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の“rosa”が語源で、古フランス語を経由して英語に取り入れられました。さらに遡れば、ギリシャ語で“rhodon”という単語にも関連があるとされています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「rose」は愛や美の象徴として、西洋文化で特にロマンチックな文脈で使われることが多いです。

  • 花束の一種として贈り物にされる場合、形や色によってメッセージ性が違うことがあります(例: 赤いバラは「愛」、白いバラは「純潔」など)。

  • 比喩的に「バラ色」と言えば、「明るい未来」「希望にあふれた」といったポジティブなニュアンスにもなります。

口語/文章、カジュアル/フォーマル


  • 日常会話でも頻繁に使われる単語で、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使えます。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての扱い


  • 可算名詞 (a rose, two roses, many roses)。

  • “rose”は単独でも形容詞としての役割(色を表す)を果たす場合がありますが、正式には“rose-colored”や“rosy”と表すことが多いです。

よく使われる構文・イディオム


  1. “come up roses”または“come up smelling of roses”


    • 例: He went through many difficulties, but he came up smelling of roses.

      (多くの困難を乗り越えたが、結果はとても良かった)


  2. “bed of roses”


    • 例: Life is not always a bed of roses.

      (人生はいつも楽なわけではない)


  3. “under the rose” (やや古めの表現)


    • 意味: 秘密裏に



5. 実例と例文

1) 日常会話


  1. “I bought a bunch of roses for my mother on her birthday.”

    (母の誕生日にバラの花束を買いました。)

  2. “The roses in our garden are blooming beautifully.”

    (うちの庭のバラがきれいに咲いています。)

  3. “Do you prefer red roses or white roses?”

    (赤いバラと白いバラ、どちらがお好みですか?)

2) ビジネスシーン


  1. “We’ll decorate the conference room with roses to celebrate our company’s anniversary.”

    (会社の記念日を祝うために会議室にバラを飾りましょう。)

  2. “He sent roses to each member of the board as a gesture of gratitude.”

    (彼は感謝の気持ちとして役員全員にバラを送りました。)

  3. “We decided on a rose motif for the new product’s packaging to symbolize elegance.”

    (上品さを象徴するため、新商品のパッケージにバラのモチーフを取り入れることにしました。)

3) 学術的な文脈


  1. “The genus Rosa comprises over one hundred species of flowering plants.”

    (バラ属は100種を超える植物種から成り立っています。)

  2. “Studies suggest that rose oil may have therapeutic effects on stress and anxiety.”

    (研究によると、バラのオイルはストレスや不安に対して治療効果がある可能性があります。)

  3. “The cultivation of roses has a long history, going back thousands of years.”

    (バラの栽培は数千年の歴史にさかのぼります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • “flower” (花): 一般的にすべての花を指すため、より広義。

  • “bloom” (花、開花): 「花」や開花の状態をぼんやりと指す。

  • “blossom” (花が咲く、花): 比較的小さめな花や果樹の花に使われやすい。

ただし“flower”や“bloom”は「バラ」という特定の種を指すわけではありません。

反意語 (Antonyms)


  • “weed” (雑草): 花や観賞用ではなく、不要・邪魔な植物という対比になるかもしれませんが、明確な「反意語」はありません。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (AmE): /roʊz/

  • イギリス英語 (BrE): /rəʊz/

強勢(アクセント)の位置


  • “rose”は1音節なので、強勢は特に移動しませんが、母音がアメリカ英語では「ロウズ(roʊz)」、イギリス英語では「ローズ(rəʊz)」に近い音になります。

よくある発音の間違い


  • “rows”(列)/roʊz/ と似ており、スペルが違うだけで同じ発音です。混同しやすいので注意します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “roes” (魚卵の複数形)や“rows” (列)と混同しないようにする。

  2. 同音異義語: “rows” (列、動詞のrowの三人称単数形)と発音が同じなので意味を取り違えない。

  3. 試験対策 (TOEIC・英検など): ビジネスメールや読解問題で贈り物のシチュエーションや色表現として登場することがある。問題文の文脈をしっかり読むことが重要。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • バレンタインデーや誕生日など、ギフトシーンで「バラ」を思い浮かべると記憶に残りやすいです。

  • スペリングを覚えるコツとして、同音異義語“rows”との差を意識する:

    “ROWS” → “W”は「ダブリュー=ダブル列」とイメージし、“rose”には“W”がないことを覚える。

  • 「バラ色の未来」という日本語表現と関連づけて、“rosy future”というフレーズで「バラ色の=明るい未来」のイメージを覚えるのも有効です。


以上が、名詞「rose」の詳細な解説です。

「rose」という単語は花としても色としても文化的にも象徴的な意味を持ち、幅広い場面で使われる重要な単語です。ロマンチックなイメージや美しさを表すことが多いため、会話や文章に彩りを与えることができます。

意味のイメージ
rose
意味(1)

〈C〉バラの花

意味(2)

〈C〉バラの木

意味(3)

〈U〉バラ色,淡紅色

意味(4)

〈C〉(形が)バラに似た物:(じょうろの)散水口;(リボンなどの)バラ結び;バラ模様(飾り)

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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