最終更新日:2025/06/30

a speech sound; any letter in the alphabet that is not a vowel.

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元となった辞書の項目

consonant

名詞

〈C〉子音,子音字

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「子音」という言葉は、声道で空気の流れを妨げることによって生じる音を指します。

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解説

以下では、英単語「consonant」(名詞)について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語の意味:

A “consonant” is a speech sound that is produced by partially or completely blocking the flow of air through the mouth, typically in contrast to a vowel. In another sense (形容詞的用法), it can also mean “in agreement with something,” butここでは名詞の「子音」という意味に注目します。

日本語の意味:

「子音」のことです。話すときに口や舌などを使って息の通り道をある程度遮ることで作られる音を指します。例えば英語での “p,” “t,” “k,” “s,” などが子音です。子音は基本的に母音を伴わなければ明瞭な音になりにくいため、母音と対比されて学習されます。言語学、音声学の勉強をするときによく使われる専門的な単語です。

品詞:


  • 名詞 (countable noun)

活用形:


  • 単数形: consonant

  • 複数形: consonants

関連する他の品詞:


  • 形容詞: consonantal (子音に関する、子音的な)

    例) consonantal features (子音的特徴)

※「consonant」は固有の動詞形はありませんが、形容詞として “consonant with 〜” のように「〜と一致している」という意味で用いられる場合があります。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

言語学や音声学に関する用語なので、基礎会話のレベルよりやや高度な語彙といえます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 語幹 (語源): “son” (ラテン語の “sonare” = 「鳴る」「音を出す」)

  • 接尾語: -ant (「〜するもの/〜の状態のもの」の意味をもつラテン系接尾語)

「consonant」はもともとラテン語の「consonare」(共に音を出す)から来ています。母音と組み合わさって発音されるので「共に鳴る音」というニュアンスが由来です。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. consonant sound(子音の音)

  2. voiced consonant(有声子音)

  3. voiceless consonant(無声子音)

  4. initial consonant(語頭の子音)

  5. final consonant(語末の子音)

  6. consonant cluster(子音連結)

  7. double consonant(二重子音)

  8. nasal consonant(鼻音)

  9. bilabial consonant(両唇音)

  10. alveolar consonant(歯茎音)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    ラテン語 “consonare” (con- = 共に、sonare = 鳴る・音を出す) に由来します。母音と共に音を構成する音として理解されてきました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 主に専門的・学術的な場面(言語学や音声学など)で使われます。

    • 口語で一般的に使われることはあまり多くなく、授業や学術論文、専門書などで目にしやすい単語です。

    • 「子音」を特に意識する学習場面(発音矯正やスペリング学習)で必ず出てくる言葉です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable):


    • a consonant

    • several consonants


  • 使用シーン:


    • おもに音声学・言語学などのフォーマルな文脈。

    • 口語で言う場合も、発音を説明したり学習上特に意識したりするときに使われます。


  • イディオムや構文:

    とくに定型表現はありませんが、言語学領域では “the consonant inventory (子音体系)” や “consonant-vowel (CV) structure (子音・母音構造)” などの表現がよく登場します。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I struggle with pronouncing certain consonants in Spanish.”

    (スペイン語の特定の子音を発音するのに苦労しているんだ。)


  2. “How many consonants are there in the word ‘strength’?”

    (“strength” という単語にはいくつ子音がある?)


  3. “English has quite a few consonant clusters that can be tricky for non-native speakers.”

    (英語には、母語話者以外には難しい子音連結がそこそこ多いんだよね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to ensure our product names don’t have awkward consonant clusters in different languages.”

    (いろいろな言語において不自然な子音連結にならないよう、製品名に気を付ける必要がある。)


  2. “The new branding must be easy to pronounce, avoiding too many consonants in a row.”

    (新しいブランド名は発音しやすいようにして、子音が連続しすぎないようにしよう。)


  3. “During our marketing presentation, we’ll explain the consonant and vowel balance in our slogan.”

    (マーケティングのプレゼンでは、スローガンでの子音と母音のバランスについても説明する予定です。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The phonetic analysis revealed a shift from voiced to voiceless consonants in certain positions.”

    (音声学的分析によって、ある位置では有声子音が無声子音に変化していることがわかった。)


  2. “Understanding consonant assimilation is key to mastering native-like pronunciation.”

    (子音の同化を理解することは、ネイティブのような発音を習得するうえで重要です。)


  3. “This language’s inventory of consonants includes several unusual lateral sounds.”

    (この言語の子音体系には、いくつか珍しい側音が含まれています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:

    厳密な同義語はありませんが、説明的に “non-vowel” (母音以外の音) ということがあります。しかし専門用語としては「consonant」が適切です。


  • 反意語:


    • vowel (母音)

    • 「母音」は、息の通り道を遮らずに出す音を指し、子音と対になって登場します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /ˈkɒn.sə.nənt/

    • 第1音節 “con” にアクセント

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈkɑːn.sə.nənt/

    • 第1音節 “con” にアクセント


  • 強勢 (アクセント):

    先頭の “con” の部分に強勢があります。(CON-so-nant)


  • よくある発音ミス:


    • /ˈkɒn.sə.nənt/ の n の数が多く、早口になると「cons-nant」のようになりがちです。

    • 母音部分が弱く発音され、 “consonunt” のように曖昧になることもあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “consonant” を “consonent” や “consanant” と書いてしまうミスがよくあります。中間の “a” と “o” の順番に注意してください。

  • 同音異義語との混同:

    “consonance” (一致、調和、あるいは韻文での反復) と混同しないように注意しましょう。

  • 試験対策:


    • TOEIC や英検などで直接的に「子音」を問うことは少ないですが、発音問題などで “consonant clusters”などの用語が出てくる可能性があります。

    • 音声変化やアクセントに関して学習する際に知っておきたい単語です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: “con” + “sonant” = 「共に鳴る」 ⇒ 母音といっしょになって初めてはっきり音になるイメージ。

  • スペリングのポイント: “con” + “son” + “ant” の3つの部分で区切って覚えるとよいでしょう。

  • 学習テクニック: 母音 (vowel) と並べてペアで覚え、単語のつづりや発音をはっきり区別すると、同時に音声学まわりの知識も深まります。


以上が、名詞「consonant」の詳細な解説です。音声学を学び始めた方や、英語の発音をより深く学びたい方は、母音と子音の双方の特徴をあわせて理解しておくと学習がスムーズになります。ぜひ参考にしてください。

意味のイメージ
consonant
意味(1)

子音,子音字

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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