最終更新日:2025/12/05

characterized by concepts or the forming of concepts

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元となった辞書の項目

conceptual

形容詞

概念の, 概念的な, 概念上の

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芸術家の作品は概念的なアイデアを探求し、伝統的な芸術の概念に挑戦しています。

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解説

形容詞「conceptual」の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: conceptual

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to or based on ideas and concepts.

意味(日本語): 「概念に関する」「概念上の」「アイデアや概念に基づく」のような意味です。物事を具体的に捉えるのではなく、アイデアや抽象的な考え方を指す時によく使われます。

「conceptual」は、たとえば「conceptual framework(概念的枠組み)」のように、学術的な文脈や抽象的なアイデアを扱う場面で頻繁に使用されます。

活用形:


  • 原形: conceptual

  • 比較級: more conceptual

  • 最上級: most conceptual

関連する品詞の例:


  • 名詞: concept (概念)

  • 動詞: conceptualize (概念化する)

  • 副詞: conceptually (概念的に)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

学習者が抽象的・学術的な話題を扱う際に使うことが多いので、やや高めの難易度です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: concept(概念)

  • 接尾語: -ual(〜の性質をもつ、〜に関する)

「conceptual」は、「concept(概念)」に形容詞を作る接尾語 -ual がついた形で、「概念に属する」「概念的な」といった意味を表します。

詳細な意味


  1. 抽象的な・概念上の: 具体的なものではなく、アイデアや理論、メンタルモデルなどを指す場合に使われます。

  2. 著しく思考に依拠した: 理論的なフレームワークやモデルに焦点を当てる際に用いられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10例)


  1. conceptual framework(概念的枠組み)

  2. conceptual understanding(概念的理解)

  3. conceptual art(コンセプチュアル・アート)

  4. conceptual approach(概念的アプローチ)

  5. conceptual development(概念的発展)

  6. conceptual map(概念マップ)

  7. conceptual design(概念設計)

  8. purely conceptual(純粋に概念的な)

  9. conceptual basis(概念的基礎)

  10. conceptual clarity(概念面での明確さ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「conceptual」のルーツは「concept」からきており、ラテン語の “conceptum”(「把握されたもの」)に由来します。さらに “concipere”(「まとめて把握する」「思いつく」)が元となっています。

ニュアンス


  • 「conceptual」は、学術的あるいは抽象的な性格を強調する語です。具体性よりも理論的な枠組みのほうを重んじる文脈で使われます。

  • 文章や議論の中で、理論的・抽象的な部分を示すときによく使われ、少しフォーマルな印象を与えます。日常会話でも、抽象的なアイデアや芸術の分野などを語るときに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として常に名詞を修飾します。

  • 例えば “a conceptual model” のように名詞の前につく位置で使われるのが一般的です。

  • 他の形容詞と同様に、比喩的に用いられる場合もありますが、主に学術的・フォーマルな文脈で活発に使われる語です。

構文例:


  • It is important to develop a conceptual framework before collecting data.

    (データを集める前に概念的な枠組みを作ることが重要です。)


5. 実例と例文

A. 日常会話(3例)


  1. “I find it easier to visualize things rather than think about them in a purely conceptual way.”

    (私は、純粋に概念的に考えるよりも、物事を視覚化するほうが簡単だと思います。)


  2. “Her art is quite conceptual; it’s not about visual realism at all.”

    (彼女の芸術作品はとても概念的で、視覚的な写実とはまったく関係がありません。)


  3. “Could you explain this concept in more concrete terms? It’s too conceptual right now.”

    (もう少し具体的に説明してくれますか?今のところ抽象的すぎます。)


B. ビジネスシーン(3例)


  1. “We need a solid conceptual framework to guide our new marketing strategy.”

    (新しいマーケティング戦略を導くために、しっかりした概念的な枠組みが必要です。)


  2. “The conceptual design of the product will be presented at the next meeting.”

    (製品の概念設計は次の会議で発表されます。)


  3. “Our team prefers a conceptual approach first, then we move on to practical implementation.”

    (私たちのチームは、まず概念的なアプローチを取り、その後で実務的な実装に移ります。)


C. 学術的な文脈(3例)


  1. “This research paper deals with the conceptual evolution of cognitive psychology.”

    (この研究論文は認知心理学の概念的な進化を扱っています。)


  2. “Students should develop conceptual clarity before conducting experiments.”

    (学生たちは実験を行う前に概念的な明確さを身につけるべきです。)


  3. “A conceptual analysis of social structures helps us understand societal changes.”

    (社会構造の概念的分析は、社会の変化を理解するのに役立ちます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. abstract(抽象的な)

  2. theoretical(理論的な)

  3. metaphysical(形而上学的な)

  4. notional(概念上の)


  • 「abstract」と「conceptual」の違い:


    • 「abstract」は感覚的に捉えづらいという意味での抽象性を強調し、科学・芸術など幅広い分野で使われます。

    • 「conceptual」はアイデアや概念そのものに焦点が当たるため、理論やフレームワークの提示により向いています。


反意語(Antonyms)


  1. concrete(具体的な)

  2. practical(実際的な)

  3. tangible(触れられるような・明確な)


  • 「conceptual」と「concrete」の違い:


    • 「conceptual」は抽象的・理論的、頭の中のアイデアに焦点があるのに対して、

    • 「concrete」は物質的・実際的、目で見たり触れたりできるものを指すことが多いです。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /kənˈsɛptʃuəl/

  • イギリス英語: /kənˈsɛptʃu.əl/

強勢(アクセント)の位置


  • 「con-CEP-tu-al」のように、第2音節「CEP」に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • “concep-chu-アル” のように「-tual」の部分を /tʃu.əl/ と正確に発音せず、「チュアル」と一気に伸ばしてしまうことがあります。

  • アクセントを最初の音節に置いて CON-ceptual と言ってしまうミスもあります。正しくは con-CEP-tu-al です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「conceptual」は「concept」+「ual」なので、「conception」「conceptualization」などと混同しやすいです。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、「concept」と「concert」など似た綴りの語と誤認しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリーディング問題で、学術的文章やビジネス文章の中で “conceptual framework” や “conceptual approach” といった形で出題される場合があります。文全体のテーマが抽象度の高い議論であるときに頻出です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「concept(概念)」に「-ual(〜の性質)」がついて、「概念の性質を持つ → 概念的な」という覚え方をするとわかりやすいです。

  • ビジュアルとして「頭の中でアイデア灯りが光っているイメージ」を浮かべ、そこに “conceptual” とタグを貼って覚えるのも効果的です。

  • 似たような綴りを持つ “conceptualize” や “conceptualization” と合わせて覚えると単語群をまとめて習得でき、記憶が定着しやすくなります。


以上が、形容詞「conceptual」の詳細な解説です。学術的・抽象的な話題を扱う際にとても便利な単語なので、ぜひ使い方を覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
conceptual
意味(1)

概念の, 概念的な, 概念上の

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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