最終更新日:2025/12/05

machine used to talk to someone who is far away

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元となった辞書の項目

telephone

名詞

〈C〉電話機 / 〈U〉電話(《話》phone) /

このボタンはなに?

昨日書いた電話番号を確認しないといけない。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語 telephone(名詞)について、たっぷりと解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語: telephone

日本語: 電話

品詞: 名詞 (countable)


  • 意味(英語): A device or system used to transmit voices over a distance, allowing people to communicate with each other without being physically together.

  • 意味(日本語): 離れた場所にいる相手と音声をやり取りするための装置、またはそのシステムとしての「電話」。ビジネスでも日常生活でも頻繁に使われる、非常に基本的なコミュニケーション手段です。

「telephone」は「話し相手と直接会わずに会話ができる道具」というニュアンスがあります。電話をかけたり受けたりするときに、よく用いられます。

活用形


  • 単数形: telephone

  • 複数形: telephones

他の品詞形


  • 動詞形: to telephone (例: “I’ll telephone you later.”)


    • 電話をかけるという意味合いになります。


  • 形容詞化した派生語は一般的ではありませんが、関連する形容詞表現としては “telephonic” (電話の、電話に関する) などがあります。

CEFRレベル(目安)


  • A2(初級): 日常生活でよく使われる、基礎的な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • tele-: 「遠く」を意味するギリシャ語の “tēle” に由来

  • -phone: 「音」または「声」を意味するギリシャ語 “phōnē” に由来

この2つが組み合わさって “telephone” (遠くの音) となりました。

対応する派生語・類縁語


  • telephony: 電話通信、電話技術の分野

  • telephonic: 電話の、電話に関する

  • telephone operator: 電話交換手

  • telephone booth/telephone box: 公衆電話ボックス

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. answer the telephone(電話に出る)

  2. cordless telephone(コードレス電話)

  3. telephone directory(電話帳)

  4. telephone booth(電話ボックス)

  5. telephone conversation(電話での会話)

  6. telephone number(電話番号)

  7. landline telephone(固定電話)

  8. telephone handset(電話機の受話器)

  9. telephone operator(電話交換手/オペレーター)

  10. telephone network(電話網)


3. 語源とニュアンス

“telephone” はギリシャ語の「遠い」を意味する “tēle” と「声、音」を意味する “phōnē” が組み合わさってできた言葉です。19世紀後半に電話が実用化され、当時は画期的な遠隔コミュニケーション手段として登場しました。

使用時のニュアンス・注意点


  • フォーマル / カジュアル: “telephone” はややフォーマル寄りで、日常会話では “phone” と略されることが多いです。

  • 文書 / 口語: 書き言葉や丁寧な場面では “telephone” を使うことがありますが、普段の会話では “phone” が一般的です。

  • 日常的な道具を指すので、感情の起伏はあまりありませんが、「きちんとした響き」がほしいときは telephone を使います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “telephone” は可算名詞です。単数形・複数形に注意しましょう。


    • 単数: a telephone

    • 複数: telephones


  • 動詞としての使い方: “to telephone” は「電話をかける」という意味の他動詞として使われます。

    例: “I will telephone you tomorrow.” (私は明日あなたに電話します)


一般的な構文・イディオム


  • telephone + 人 (目的語): ~に電話をかける


    • 例: “He telephoned his mother.”


  • pick up the telephone: 電話機を取る(電話に出る)

  • put down the telephone: 電話を切る、受話器を置く

いずれもそこまで複雑な構文ではありませんが、丁寧な文脈では “telephone” を使うことが多いです。


5. 実例と例文

「telephone」は日常会話からビジネス、さらには学術的文脈でも頻繁に登場します。以下にシーン別の例文を示します。

① 日常会話


  1. “Could you please answer the telephone? I’m busy right now.”


    • (電話に出てもらえる? 今手が離せないの。)


  2. “I can’t find my telephone; maybe I left it in the kitchen.”


    • (電話が見つからないよ。キッチンに置き忘れたのかも。)


  3. “Our telephone is out of service because of the storm.”


    • (嵐のせいで、うちの電話が使えなくなってるんだ。)


② ビジネス


  1. “Could you telephone the client to confirm the meeting time?”


    • (打ち合わせの時間を確認するために顧客に電話してもらえますか?)


  2. “I’ll find his telephone number in the company directory.”


    • (社内名簿で彼の電話番号を探します。)


  3. “Please avoid making personal telephone calls during office hours.”


    • (勤務時間中の私用電話はご遠慮ください。)


③ 学術的・フォーマルな文脈


  1. “The invention of the telephone dramatically changed long-distance communication.”


    • (電話の発明は遠距離のコミュニケーションを劇的に変化させました。)


  2. “Telephone surveys were conducted to gather data on consumer preferences.”


    • (消費者の嗜好に関するデータを収集するため、電話調査が行われました。)


  3. “Advancements in telephone technology continue to influence global connectivity.”


    • (電話技術の進歩は、世界的なつながりに引き続き大きな影響を与えています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. phone (電話)


    • 一般的な略称でより口語的。カジュアルな場面では “telephone” より “phone” を使うことが多い。


  2. cellphone / mobile phone (携帯電話)


    • 携帯端末を指す場合はこちらが適切。


  3. landline (固定電話)


    • 携帯電話ではなく、有線の電話回線を通じて使う電話。


反意語 (Antonyms)

“telephone” に直接的な反意語はありませんが、あえてコミュニケーション手段として対比させるなら:


  • face-to-face conversation (対面での会話)

  • written correspondence (手紙やメールなど、文書によるやりとり)


7. 発音とアクセントの特徴


  • アメリカ英語 (AmE): /ˈtɛləfoʊn/ (テレフォウン のように /oʊ/ で伸ばす音)

  • イギリス英語 (BrE): /ˈtelɪfəʊn/ (テリファウン のように /əʊ/ の音)

アクセント位置: 最初の音節 “tel” に強勢があります (TEL-e-phone)。

よくある発音ミス


  • 末尾の -phone を「フォーン」ではなく「ファン」や「ファネ」などと発音しないように注意。

  • アメリカ英語では “telephone” の “o” がやや口をすぼめた /oʊ/ の音、イギリス英語では /əʊ/ になることが多いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. つづり間違い: ×「telephonn」や ×「teliphone」など

  2. “phone” と “telephone” の混用: 実際の会話では “phone” が頻出ですが、作文やフォーマルな文脈では “telephone” を好む場面があります。

  3. 試験対策: TOEICや英検などで、ビジネス文脈の会話や文章でよく登場します。「電話をかける」という動詞表現 “to telephone someone” は少しフォーマルに聞こえるため、試験文中では意外に重要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: 「tele- (遠い)」+「phone (音)」→「遠くの音を届ける」。このイメージを頭に入れると、派生語も覚えやすくなります。

  • スペリングのコツ: “tele + phone” で区切って覚えると書き間違いが減ります。

  • 覚え方の工夫: “telephone” は丁寧な響きなので、「フォーマルな電話 = telephone」とイメージし、普段使いには “phone” を思い出すようにすると区別がしやすいでしょう。


以上が、名詞「telephone」の詳しい解説です。日常生活では「phone」と略すのが一般的ですが、フォーマルな文脈や正式な書類などでは「telephone」を使うのが自然です。語源や独特のニュアンスも押さえながら、正しく使い分けてみてください。

意味のイメージ
telephone
意味(1)

〈C〉電話機

意味(2)

〈U〉電話(《話》phone)

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