最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

resource

名詞

〈C〉《複数形で》資源, 物資 / (まさかのときの)最後の手段 / 《…の》源泉 《of ...》

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同社が新規プロジェクトに投資できる資源は限られている。

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解説

名詞 “resource” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: resource

品詞: 名詞 (countable / 可算名詞)

意味 (英語): Something such as money, materials, or skills that can be used to help achieve a goal or provide support.

意味 (日本語): 何か目標を達成したりサポートしたりするために利用できる、お金や材料、技術などの「資源」や「手段」。

「resource(リソース)」は、人・組織・社会が持つ有形・無形の助けとなるもの全般を指します。たとえば自然資源、人的資源、金銭的資源などがあり、「手段」や「頼りになるもの」というニュアンスで使われる場面も多いです。

活用形

名詞のため、基本的には以下が中心です。


  • 単数形: a resource

  • 複数形: resources

この単語には一般的に動詞や形容詞の形は少ないですが、形容詞としては「resourceful(資源に富んだ、やりくり上手な)」という関連語があります。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 新聞記事や一般的なビジネス文書などでよく使われる語彙。ある程度幅広い現代的な文脈で耳にするため、上級寄りの中上級レベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: source(源)

  • 接頭語: re-(再び、または「戻る」)


    • 本来 “re-” は「再び」といった意味ですが、かつてフランス語を介して来たため、現在の英語では大まかに「頼みとなる源」のような意味として理解されます。


関連語や派生語


  • resourceful (形容詞): 資源が豊富な、工夫ややりくりが上手な

  • resourcing (動名詞/現在分詞): 資源を提供すること、資金・人材を用意すること(ビジネス用語として使われる場合がある)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. natural resources(天然資源)

  2. financial resources(財政的資金/財源)

  3. human resources(人的資源、人的リソース/人事部門)

  4. allocate resources(資源・リソースを配分する)

  5. manage resources(リソースを管理する)

  6. unlimited resources(無限の資源)

  7. scarce resources(乏しい・限られた資源)

  8. tap into resources(資源を活用する、利用する)

  9. resource allocation(資源の割り当て/配分)

  10. to be short of resources(資源が不足している)


3. 語源とニュアンス

語源

“resource” はフランス語の “resourse” に由来し、さらにラテン語の “resurgere(再び立ち上がる・回復する)” にさかのぼります。「何かあった時の支えとして再び持ち上げてくれるもの」というイメージがあり、助けとなる要素というニュアンスを含みます。

ニュアンス・使用上の注意


  • 一般的にビジネスや学術、さらに日常会話でも使われる語。

  • 「リソースがある/ない」という話し方で、人員も含めた「余裕」を表すときにも用いられます。

  • フォーマルでもカジュアルでも使用されますが、内容としてはわりとビジネスシーンや書類などの文面で頻繁に登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「a resource」「many resources」のように、基本的に可算扱いです。

  • 「各種の資源」を示すときは “resources” と複数形で用いられるのが一般的です。

一般的な構文


  1. “(someone) + has + (number of) resources + (to do something)”


    • 例: We have enough resources to finish the project.


  2. “(someone) + lacks + resources + (to do something)”


    • 例: The school lacks resources to provide better facilities.


イディオム/言い回し


  • resource person: ある分野で専門知識を持つ「リソースパーソン、協力者」

  • to pool resources: お互いの資源や情報を持ち寄って共有する


5. 実例と例文

日常会話(カジュアルシーン)


  1. “I don’t have the resources to travel overseas right now.”


    • 「今は海外旅行する余裕がないんだ。」


  2. “My parents are my biggest resource when I need advice.”


    • 「悩みがあるとき、両親が一番の頼りだよ。」


  3. “If you need more information, the library is a great resource.”


    • 「もっと情報が必要なら、図書館はとても役に立つよ。」


ビジネスシーン


  1. “We need to allocate our resources carefully to meet the deadline.”


    • 「納期を守るために、リソースを慎重に割り当てる必要があります。」


  2. “Our company is investing in human resources to improve productivity.”


    • 「当社は生産性向上のために人材に投資しています。」


  3. “We have limited financial resources, so we must prioritize our projects.”


    • 「私たちには限られた財源しかないので、プロジェクトに優先順位をつけなければなりません。」


学術的な文脈


  1. “Natural resource preservation is critical for sustainable development.”


    • 「持続可能な開発のためには天然資源の保護が重要です。」


  2. “Researchers used multiple online resources to compile their data.”


    • 「研究者たちはデータをまとめるために複数のオンラインリソースを利用しました。」


  3. “A lack of resources often hinders progress in underserved regions.”


    • 「資源不足は恵まれない地域での進捗を阻むことが多いです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. supply(供給)


    • 「何かを供給してくれるもの」に焦点がある。 “Supply” は具体的なモノを指す場合が多い。


  2. asset(資産)


    • 「価値があって役に立つもの」で、特にビジネスでは財産性を強調。


  3. means(手段)


    • 「ある目標を達成する手段」としてやや抽象的。


  4. aid(援助、助け)


    • 「支援」を表すが、“resource” よりも直接的な助けを意味。


反意語(Antonym)


  • 直接的な反意語はあまりありませんが、あえて挙げるなら “scarcity(不足)” が「リソースが十分でない状態」として対比的に使われます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈriː.sɔːrs/

  • イギリス英語: /rɪˈzɔːs/ または /rɪˈsɔːs/

アクセントの位置


  • アメリカ英語: 「re」の部分が強調されやすく、頭にアクセント → RE-source

  • イギリス英語: 「source」の頭の “zɔːs” や “sɔːs” の部分が強く読まれる傾向もあるため、人によってやや発音に違いがあります。

よくある発音ミス


  • “re-source” と「リ・ソース」くらいに区切ってしまう場合がありますが、英米でアクセントが異なることに注意するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “resorce” や “recourse” と書いてしまうミスが多い。

  2. 同音・類似語との混同:


    • “recourse” は「頼みの綱」といった法律文脈などで使われる別単語。意味も異なる。


  3. 複数形の扱い: 単数形でも複数形でもよく使われますが、文脈に応じて使い分けが必要。


    • 例: “We have enough resources.”(十分なリソースがある)

    • 例: “We need a resource to get started.”(スタートするためにはひとつのリソースが必要)


  4. 試験対策: TOEIC や英検などのビジネス・アカデミック文脈で頻出。また「人的資源(HR)」などの言及もよく出る。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「source(源)」に “re-” がついて「もう一度手元に戻ってきて役立つもの」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • ビジネス資料などで “resources” と複数形で書かれることが多いので、「リソースがたくさんある」と必然的に捉えておくと、複数形の使い方の感覚をつかみやすくなります。

  • 単語カードなどには「resource = 資源 / 頼りとなるもの」とシンプルにまとめると覚えやすいです。


以上が名詞 “resource” の詳細な解説です。自然や人、金銭面などの「支えとなるもの」を幅広く表す便利な単語なので、文脈に合った使い方をぜひマスターしてみてください。

意味のイメージ
resource
意味(1)

《複数形で》(国の)資源,物資,資産,財源

意味(2)

臨機応変の才,機転

意味(3)

〈C〉(まさかのときの)最後の手段,とっておきの手

意味(4)

〈C〉(…の)源泉,(…を)生み出すもの《+of+

意味(5)

〈C〉退屈しのぎ,気晴らし

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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