logic
1. 基本情報と概要
単語: logic
品詞: 名詞 (不可算名詞)
意味 (英語): the study or principles of correct reasoning
意味 (日本語): 正しい推論や思考の原理を扱う学問、あるいは物事を筋道立てて考えること
「ロジック」とは、「考え方や議論の筋道」を指す言葉です。何かを説明したり、説得したりするときに、矛盾なく筋道を立てるために重要になります。哲学や数学、コンピューターサイエンスの分野でよく使われる言葉ですが、日常会話でも「それは論理的に正しい」「それは論理が通っていない」などのように使われます。
- 活用形: 名詞のため、形としては変化しません。
- 他の品詞:
- logical (形容詞) : 論理的な
- logically (副詞) : 論理的に
- logician (名詞) : 論理学者
- logical (形容詞) : 論理的な
CEFRレベル: B2(中上級)
B2レベルは、抽象的な話題や専門分野でもある程度理解でき、自分の意見を論理的に述べることが求められるレベルです。この単語は哲学や論理学だけでなく、ビジネスシーンでも出てきます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「logic」には特に接頭語・接尾語は含まれていませんが、語源としてはギリシャ語の「logos(言葉・理性)」から派生しています(後述)。
関連語や派生語:
- logical (形容詞) : 論理的な
- logically (副詞) : 論理的に
- logician (名詞) : 論理学者
- logical (形容詞) : 論理的な
よく使われるコロケーション(10個)
- formal logic(形式論理)
- fuzzy logic(ファジー論理)
- logic puzzle(論理パズル)
- logic circuit(論理回路)
- flawed logic(誤った論理)
- sound logic(妥当な論理)
- logic gate(論理ゲート)
- boolean logic(ブール論理)
- deductive logic(演繹的論理)
- the logic behind ~(~の背後にある論理・理由)
- formal logic(形式論理)
3. 語源とニュアンス
語源:
ギリシャ語の “logos” (言葉、理性、論理) に由来しています。古代ギリシャ哲学において、思考・言葉・真理を表す重要な概念でした。ニュアンス・使用上の注意:
- 一般的に「正しい筋道立った考え・理路整然とした思考」をさします。
- フォーマル・カジュアル問わず、議論の筋道を示すときによく使います。
- 感情的な場面より、理詰めの議論において重視される印象があります。
- 一般的に「正しい筋道立った考え・理路整然とした思考」をさします。
4. 文法的な特徴と構文
文法的特徴:
- 「logic」は通常不可算名詞として扱われます (複数形は基本的にありません)。
- 「the logic of ~」の形で、「~の論理」という言い方をよくします。
- 「logic」は通常不可算名詞として扱われます (複数形は基本的にありません)。
一般的な構文・イディオム:
- the logic behind something: 「~の背後にある論理」
- 例: “I cannot understand the logic behind their decision.”
- it defies logic: 「理屈に合わない、論理では説明できない」
- 例: “This situation completely defies logic.”
- the logic behind something: 「~の背後にある論理」
使用シーン:
- 論文やビジネス文書でも「logic」は頻繁に登場します。
- カジュアルな会話でも使いますが、よりフォーマルに「logical reasoning」といった表現もよく使われます。
- 論文やビジネス文書でも「logic」は頻繁に登場します。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “Your argument doesn’t follow basic logic.”
「あなたの主張は基本的な論理に沿っていないよ。」 - “Can you explain the logic behind this puzzle?”
「このパズルの謎解きの論理を説明してくれる?」 - “I trust her logic when it comes to problem-solving.”
「問題解決となると、彼女の論理を信頼しているよ。」
(2) ビジネスシーン
- “We need to ensure our strategy is based on sound logic.”
「私たちの戦略が妥当な論理に基づいているか確認する必要があります。」 - “His presentation lacked clear logic, so the clients were confused.”
「彼のプレゼンは筋道がはっきりしていなかったので、顧客は戸惑っていました。」 - “Could you clarify the logic behind these financial projections?”
「これらの財務見通しの論理的根拠を明確にしていただけますか?」
(3) 学術・アカデミック
- “In philosophy, understanding logic is crucial to form a valid argument.”
「哲学において、妥当な議論を組み立てるには論理の理解が不可欠です。」 - “Modern computer science relies heavily on boolean logic.”
「現代のコンピューターサイエンスはブール論理に大きく依存しています。」 - “His research explores the relationship between language and logic.”
「彼の研究は言語と論理の関係性を探求しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- reason(理由・理性)
- 一般的に「理由」や「思考力」を意味しますが、もう少し日常的に使われる場合が多いです。
- reasoning(推論)
- 一連の推論の過程を指す場合に用いられます。
- rationale(根拠・理屈)
- 特定の意見や行動の裏付けとなる理屈を表します。
- reason(理由・理性)
反意語 (Antonyms)
- irrationality(不合理)
- nonsense(無意味)
- illogic(非論理的なこと)
- irrationality(不合理)
それぞれ「論理に反する状態」「筋が通っていない状態」を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- イギリス英語 (BrE): /ˈlɒdʒɪk/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈlɑːdʒɪk/
- イギリス英語 (BrE): /ˈlɒdʒɪk/
アクセント: 最初の音節 “lo” に強勢があります。
よくある発音の間違い:
- 母音の長短を誤って /loʊdʒɪk/ のように発音してしまうことがあるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “logic” の順番を間違えて “loigc” などと書いてしまうケース。
- 同音・類似した単語: “logical” (形容詞) と混同することが多いですが、名詞と形容詞で使い方が異なります。
- 試験対策:
- TOEICや英検では、論理的思考に関する文脈で “logic” が登場することがあり、特に読解問題で使われる可能性があります。
- 長文読解で “the logic behind …” といったフレーズがキーとなることがあるため、見落とさないようにしましょう。
- TOEICや英検では、論理的思考に関する文脈で “logic” が登場することがあり、特に読解問題で使われる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「道筋を示す地図」のように考えると覚えやすいです。ロジックは「どこからどこへ向かうかの道筋を明確に示すもの」。
- スペリングのポイント: 「lo + gic(ジック)」と区切りを意識して「ロジック」と書くと混同しにくいです。
- 勉強テクニック: 他の「logi-」系の単語(logical, logistics, logician)と関連づけて覚えると記憶が定着しやすいです。
「logic」は日常的な思考からビジネス、学問まで幅広く使われる単語です。しっかり覚えておくと、さまざまな場面で“筋道のある説明”ができるようになります。
論理学
論理,論法
《話》いやおうを言わせぬ力,必然性
《話》もっともな考え