stamp

以下では、英単語 stamp（名詞）について、できるだけ詳しく解説します。

1. 基本情報と概要

単語: stamp

品詞: 名詞 (主に「切手」「印」「スタンプ」といった意味)

英語での意味

• “stamp” as a noun can mean:
  
  
  1. A small piece of paper issued by a government for postage (郵便切手)
     
  
  
  2. An official mark or seal (印、スタンプ)
     
  
  

日本語での意味

• 「切手」や「印（スタンプ）」を意味します。
  


• たとえば、手紙に貼る「切手」や、書類に押す「印鑑/スタンプ」のようなイメージです。
  


• 日常的に郵便物を送るとき以外にも、書類の正当性を証明するときなどに使われます。

活用形

名詞としての “stamp” は複数形で “stamps” となります。

• 単数形: stamp (例: I need to buy one stamp.)
  


• 複数形: stamps (例: I collect rare stamps.)

他の品詞形

• 同じスペルで動詞もあります (to stamp)。たとえば “to stamp a document” は「書類にスタンプ（印）を押す、押印する」という意味になります。

CEFRレベルの目安: A2（初級）

• 郵便切手またはスタンプとしての日常的な単語で、初歩的な場面でよく登場します。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 特に接頭語・接尾語が明確に分かれる語ではありません。
  


• 語幹は “stamp” 自体です。

詳細な意味・関連用法

• 「郵便切手」(postage stamp)
  


• 「印」(official stamp, rubber stamp)
  


• 書類や公式な文書へ押す「印鑑」的な意味合いも含みます。

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. postage stamp（郵便切手）
   


2. commemorative stamp（記念切手）
   


3. rubber stamp（ゴム印）
   


4. stamp collection（切手収集）
   


5. stamp album（切手アルバム）
   


6. stamp design（切手のデザイン）
   


7. stamp catalog（切手カタログ）
   


8. stamp duty（印紙税）
   


9. company stamp（会社の印）
   


10. official stamp（公式の印）

3. 語源とニュアンス

語源

• 古英語の “stampian” に由来し、中英語を経て現在の “stamp” になりました。もともとは「足を踏み鳴らす」といった動作（動詞）を指すこともありましたが、のちに「印を押すもの」「印そのもの」という名詞の意味でも使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意

• 「切手」は日常会話やビジネス会話でもそのまま “stamp” と呼びます。
  


• 「印・スタンプ」を指す場合はカジュアル/フォーマル両方の場面で使えますが、公的な意味合いを強めたいときは “official stamp” や “seal” と言う場合もあります。
  


• 文章・会話いずれでも頻繁に使われる単語です。

4. 文法的な特徴と構文

1. 可算名詞

   
   
   • “I need to buy a stamp.”（切手を1枚買う必要がある）
     
   
   
   • “He collects stamps.”（彼は切手を集めている）
   
   



2. 構文例

   
   
   • “Put a stamp on the envelope.”（封筒に切手を貼ってください）
     
   
   
   • “The document must have the company stamp.”（その書類には会社の印が必要です）
   
   



3. 使用シーン

   
   
   • カジュアル: 「切手」「スタンプ」のことをラフに話す場合
     
   
   
   • フォーマル: 公式文書に印を押す場合など
   
   

5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈に分け、それぞれ3つずつ例文を示します。

日常会話

1. “Do you have a stamp? I need to mail this letter.”
   
   （切手持ってる？ この手紙を出したいんだ。）
   


2. “I found a vintage stamp in my attic.”
   
   （屋根裏で古い切手を見つけたよ。）
   


3. “Could you pass me the stamp pad? I want to mark this book.”
   
   （スタンプ台を取ってくれる？ この本に印を押したいんだ。）

ビジネスシーン

1. “Please ensure the contract has our official stamp before sending it.”
   
   （契約書に公式の印を押してから送ってください。）
   


2. “We need to pay the stamp duty for these documents.”
   
   （これらの書類には印紙税を支払う必要があります。）
   


3. “The invoice needs a company stamp to be processed.”
   
   （請求書は処理のために会社印が必要です。）

学術的/研究的な文脈

1. “His study on historical stamp designs reveals a lot about cultural shifts.”
   
   （彼の歴史的な切手のデザインに関する研究は、文化の変遷を多く明らかにしている。）
   


2. “Stamp collecting can provide insight into a country’s postal system.”
   
   （切手の収集は、その国の郵便制度に関する洞察を与えてくれる。）
   


3. “The introduction of adhesive postage stamps revolutionized mail services.”
   
   （糊付きの郵便切手の導入は、郵便サービスに革命をもたらした。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. seal（シール、封印）

   
   
   • 公式な文書に押す「封」としてよく使われます。印鑑にも近いニュアンスです。
     
   
   
   • 例: “He put a wax seal on the envelope.”
   
   



2. mark（印、記号）

   
   
   • より広義で「印」を指します。切手やスタンプほど具体的ではありません。
     
   
   
   • 例: “He left a mark on the page.”
   
   



3. imprint（刻印、痕跡）

   
   
   • 何かが押されて残った痕跡を表します。
     
   
   
   • 例: “There was an imprint of a leaf in the concrete.”
   
   

※ 「stamp」自体は「切手」や「公式の印」を指し、より具体的です。

反意語

• 明確な反意語はありませんが、たとえば「blank」（何も押していない、空白）や「unstamped」（切手が貼られていない）などが対になる表現として使われる場合があります。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)

• /stæmp/

アメリカ英語・イギリス英語の違い

• どちらも /stæmp/ で大きな違いはありません。
  


• アクセントは1音節で、“a”を「ア」に近い音で発音します。

よくある間違い

• “stamp” を「stomp /stɑːmp/」と混同することがあるので注意（“stomp” は「踏み鳴らす」という動詞）。
  


• stump ともスペリングが似ているので間違えないようにしましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: “stamp” の “a” を “u” にして “stump” と書いてしまうこと。
   


2. 音の混同: “stamp” /stæmp/ と “stomp” /stɑːmp/ は意味が大きく異なる。
   


3. TOEICや英検: ビジネス文書における“official stamp”や“stamp duty”などが出題されることがあります。郵便物関連の語彙としてもよく登場します。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「手紙に貼るもの」とイメージすると、すぐに「切手」と結びつけやすいです。
  


• “stamp” は “lamp” と同じ母音の発音であることを覚えると、混同しにくくなります。
  


• “Stamp” には力強く押し付けるような印象があり、そこから「印を押す」という動作や「足を踏み鳴らす」動作（動詞）も連想すると覚えやすいです。

以上が、名詞 “stamp” についての詳細な解説です。普段の手紙や公式書類、収集趣味にいたるまで、さまざまなシーンで活用できる便利な単語なので、ぜひ押さえておきましょう。