最終更新日:2024/06/12

The rationale behind this decision is to improve efficiency.

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元となった辞書の項目

rationale

名詞

〈C〉理由の説明 / (ある物・事の) 根本原理,理論的根拠

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解説

以下では、英単語「rationale」について、できるだけ詳しく解説していきます。学習者が理解しやすいように日本語を中心に、マークダウン形式でまとめます。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: rationale

  • 日本語: 根本的な理由、論拠、理論的根拠

    「rationale」は、ある行動や決定、方針などを支える論理的な根拠や理由を指す言葉です。「なぜそうするのか?」という背景や正当化のための論理を示すときに使われます。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 活用形: 名詞なので通常変化形はありません。単数形は「rationale」、複数形は「rationales」となります。

他の品詞形の例


  • rational (形容詞): 合理的な

  • rationalize (動詞): 合理化する

  • rationalization (名詞): 合理化、正当化

CEFRレベルの目安


  • B2: 中上級

    理由や背景を正確に説明する文脈でよく登場し、ややフォーマルかつ抽象的な語彙になるため、中上級以上のレベルで学ぶ単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • rationale は、ラテン語の rationalis(合理的な)などと同じ語源を持ち、「理由」や「理性」を意味する ratio に関連しているとされます。

  • 明確な接頭語や接尾語がついているわけではありませんが、同じ語幹(“ratio-”)からは「rational」「rationality」「irrational」などが派生しています。

関連する派生語や類縁語


  • rational (形容詞): 合理的な

  • rationalize (動詞): 合理化する

  • rationalization (名詞): 合理化

  • rationally (副詞): 合理的に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. the rationale behind … (…の背後にある論拠)

  2. the rationale for … (…のための理由・根拠)

  3. provide a rationale (論拠を示す)

  4. question the rationale (その論理的根拠に疑問を呈する)

  5. a sound rationale (しっかりした論拠)

  6. lack a clear rationale (明確な根拠がない)

  7. strategic rationale (戦略上の根拠)

  8. economic rationale (経済的根拠)

  9. scientific rationale (科学的根拠)

  10. offer a rationale (論拠を提示する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「rationale」は、ラテン語の ratio(計算、理由)と rationalis(合理的な)に由来します。「行動や決定の理由や理論づけ」を意味するニュアンスを強く持っています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「rationale」はフォーマルな響きで、学術的・ビジネス的な文脈でもよく使われます。

  • 口語ではあまり頻繁に出てこないかもしれませんが、プレゼンテーションや論文、ビジネス文書などで「この計画の根拠」「この選択の理由を説明する」といった文脈によく登場します。

  • カジュアルな会話より、文章やフォーマルなスピーチで使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “the rationale for + 名詞/動名詞”

    例) The rationale for choosing this method is quite clear.

  • “the rationale behind + 名詞/動名詞”

    例) I’d like to explain the rationale behind our new policy.

イディオムなど


  • 直接的なイディオムはあまりありませんが、「rationale for/behind」がセットで使われることが非常に多いです。

使用シーン (フォーマル/カジュアル)


  • フォーマル: ビジネス文書、学術論文、プレゼンテーションなど

  • カジュアル: あまり頻繁に使われないが、日常会話で使うと少し堅い印象を与えます。

文法上のポイント


  • 可算名詞: 「a rationale」「the rationale」「rationales (複数形)」といった使い方が可能です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I want to hear your rationale for picking that restaurant tonight.”

    (今夜そのレストランを選んだ理由を知りたいな。)

  2. “Could you explain the rationale behind your decision to move abroad?”

    (海外に引っ越す決断をした理由を教えてくれない?)

  3. “I see your point, but I’m not sure I understand the full rationale.”

    (なるほどね。でも、その論拠が全部はまだ分からないかな。)

(2) ビジネスでの例文


  1. “Our CEO will provide the rationale for this merger at the meeting.”

    (CEOがこの合併の根拠を会議で説明します。)

  2. “We need to make sure our rationale is clear when we present the new budget proposal.”

    (新しい予算案を提示するときは、根拠を明確に示す必要があります。)

  3. “The strategic rationale behind our marketing campaign must be communicated effectively.”

    (我々のマーケティングキャンペーンの戦略的根拠は、効果的に伝えなければなりません。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The rationale for this experiment is based on previous research findings.”

    (この実験の根拠は、先行研究の成果に基づいています。)

  2. “In her paper, she clearly states the rationale behind the study’s methodology.”

    (彼女の論文では、その研究方法の背後にある理由が明確に述べられています。)

  3. “Understanding the rationale for these statistical techniques is crucial for accurate data analysis.”

    (これらの統計手法の根拠を理解することは、正確なデータ分析を行う上で非常に重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. reason (理由)


    • より一般的で幅広い意味を持つ。


  2. justification (正当化、正当な理由)


    • 「正当化する理由」を強調するときに使われる。


  3. logic (論理)


    • より抽象的に「思考の筋道」を指す。


  4. basis (基礎、根拠)


    • 物事を支える基盤・基礎というニュアンスが強い。


これらの類義語は「なぜそれをするのか?」を説明する時に使われますが、「rationale」は、やや専門的・フォーマルな文脈で「思想的、論理的根拠」に焦点が当たる傾向が強いです。

反意語(Antonyms)


  • 明確な意味上の反意語はありませんが、「無意味」「理由なし」というニュアンスなら no reasonirrational を挙げることができます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌræʃəˈnæl/


    • アクセントは「-næl」の部分にあります。


  • アメリカ英語とイギリス英語: 両者ともだいたい同じ発音ですが、/r/ の発音の仕方や母音のわずかな違い程度です。

  • よくある発音の間違い:


    • 「レーショナール」ではなく「ラショナール」に近い音で、子音 “sh” (/ʃ/) やストレス位置に注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “rational” と間違えて “rational” だけ書いてしまうことや、“rationnel”などと誤って綴ってしまうことがあります。

  • 同音異義語との混同: 「rational (合理的な)」とアクセントや意味が近いですが、「rationale」は名詞であり、最後に “-e” がつきます。

  • 試験対策: TOEICや英字新聞、ビジネス関連の英文では「the rationale for 何か」の形で頻出する可能性があります。理由や根拠を問う問題に関連して出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「根拠を出すにはラショナール」 というリズミカルな言い方で覚えると印象に残ります。

  • 「ratio(比率)」と同じルーツだと考え、「論理的な考え方を裏付ける理由」とイメージすると理解しやすいです。

  • 勉強テクニックとしては、「the rationale behind ○○」など定型的なフレーズを暗記すると、ビジネスや学術の文脈で使いやすくなります。


以上が「rationale」の詳細な解説です。この単語はビジネスやアカデミックな場面で重宝するボキャブラリーですので、理由や根拠を英語で述べたいときにぜひ活用してください。

意味のイメージ
rationale
意味(1)

理由の説明

意味(2)

(ある物・事の)論理的根拠;原理

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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