最終更新日:2024/06/11

The scientist used a laser to cut through the metal.

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元となった辞書の項目

laser

名詞

レーザー(強力な可視光線を発生させる;医療,通信,軍事用)

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科学者は金属を切るためにレーザーを使用しました。

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解説

名詞「laser」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: laser

日本語: レーザー

品詞: 名詞 (n.)

概要(意味・ニュアンス):


  • 「laser」は、元々 “Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation” の頭文字を取った言葉で、「刺激された放射による光の増幅」という意味から生まれた用語です。

  • 日本語では「レーザー」と呼ばれ、非常に指向性の高い光線を指し、医療、工業、通信などさまざまな場面で使われます。

「レーザー」は、非常に強い光を1点に集中させる道具や光線を指す単語です。医療(レーザー治療)、工業(レーザーカッター)、科学技術関連など、多くの分野で使用されます。

活用形:


  • 単数形: laser

  • 複数形: lasers

他の品詞形:


  • 形容詞形 (“laser” が形容詞的に使われる場合): 基本的には “laser” のまま他の名詞を限定する形で使われることもあります (例: laser surgery, laser technology)。正式な形容詞形としては “laser-based” (レーザーに基づく) や “laser-like” (レーザーのような) という表現があります。

CEFR レベル: B1 (中級)


  • レーザーという単語そのものは専門用語的な響きがありますが、一般教養として比較的よく出てくる単語でもあり、初級者向けのテキストにも登場する場合があります。ただし、話題によっては技術的要素が強くなるため、中級学習者向けと言えます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • laser はもともと略語 (acronym) なので、接頭語や接尾語、語幹といった分解が難しい単語です。

  • “Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation” の各頭文字から成っていますが、英語として一般に使われるときは、単語として独立して扱われています。

派生語・類縁語


  • maser: “Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation” (マイクロ波を対象とした同様の原理)

  • laser-based: レーザーに基づく

  • laser-like: レーザーのような

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. laser beam(レーザー光線)

  2. laser pointer(レーザーポインター)

  3. laser surgery(レーザー手術)

  4. laser technology(レーザー技術)

  5. laser cutting(レーザー切断)

  6. laser scanning(レーザースキャン)

  7. laser diode(レーザーダイオード)

  8. laser printer(レーザープリンター)

  9. high-powered laser(高出力レーザー)

  10. laser treatment(レーザー治療)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 1960年代に開発された「レーザー」という技術の名称として、 “Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation” の頭文字を取ってできた略語が “laser” です。当初は科学技術用語でしたが、次第に一般化していきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 技術用語的な発祥ですが、日常会話でも「レーザー治療」や「レーザーポインター」といった表現で使われるなど、一般化が進んでいます。

  • テクノロジーやサイエンス、医療、産業に関する文脈で使われることが多く、専門的・学術的な響きがありますが、今では比較的一般的な用語でもあります。

カジュアル or フォーマル?


  • どちらかというとフォーマル寄り、もしくは専門的な場面でよく登場します。ただし「レーザーポインター」のようにカジュアルで日常的なシーンでも使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算 / 不可算): “laser” は文脈によって可算・不可算のどちらでも扱われます。


    • 技術や原理として言及する場合は不可算名詞的に「レーザー技術 (laser technology)」のように使われることが多いです。

    • 「複数のレーザー装置」を指す場合などは “lasers” のように可算名詞として複数形が使われます。


一般的な構文やイディオム


  • “to use a laser for something” (何かにレーザーを使う)

  • “to cut materials with a laser” (材料をレーザーで切る)

  • “the power of the laser” (レーザーの出力)

フォーマル: 技術文書、科学論文など

カジュアル: 日常会話では “laser pointer,” “laser show” などで登場


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I bought a laser pointer for my cat to play with.”

    (猫と遊ぶためにレーザーポインターを買ったよ。)


  2. “Have you ever seen a laser light show at the planetarium?”

    (プラネタリウムでレーザー光線のショーを見たことある?)


  3. “The laser in this toy is not very powerful, so it’s safe.”

    (このおもちゃのレーザーはあまり強くないから、安全だよ。)


ビジネスでの例文


  1. “We utilize laser technology to improve our production efficiency.”

    (私たちは生産効率を高めるためにレーザー技術を使用しています。)


  2. “Our new laser cutting machine has significantly reduced our costs.”

    (新しいレーザーカッティングマシンによって、費用が大幅に削減されました。)


  3. “Could you provide a report on the latest laser applications in manufacturing?”

    (製造業における最新のレーザーの応用について報告書を頂けますか?)


学術的な文脈での例文


  1. “The study focuses on the interaction between laser pulses and various materials.”

    (この研究は、レーザーパルスとさまざまな材料との相互作用に焦点を当てています。)


  2. “Advancements in laser spectroscopy have opened up new possibilities in chemical analysis.”

    (レーザー分光法の進歩が化学分析における新たな可能性を切り開きました。)


  3. “Lasers are widely used in medical procedures, including corrective eye surgery.”

    (レーザーは、視力矯正手術を含む医療処置で広く使われています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. maser (メーザー)


    • マイクロ波を用いた似た原理の放射増幅装置。レーザーとの違いは取り扱う電磁波の周波数帯が異なる点。

    • 日常ではあまり登場しない専門用語。


  2. optical amplifier (光増幅器)


    • レーザーなどの光を増幅する装置全般を指す技術用語。レーザーと異なり、必ずしも刺激放射を使うわけではない。


反意語


  • “laser” に厳密な反意語はありませんが、技術要素が全くない「普通の光源」 (普通のライトなど) と対比して語る場合は “ordinary light source” や “LED” (単に発光ダイオード) などが対象として挙げられることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA


  • アメリカ英語 (General American): /ˈleɪzɚ/

  • イギリス英語 (RP): /ˈleɪzə/

強勢と発音の注意点


  • “la-” の部分を [レイ] の感じで発音し、その後ろに弱い “zər” あるいは “zə” が続きます。

  • “heater” とは異なり、途中「s」ではなく 「z」 の濁った音になるので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “lazer” とつづってしまう間違いが多いです。正しくは “laser” です。

  2. 同音異義語との混同: 似た発音の単語は少ないですが、“razor” (かみそり) と音が近いので混同しないように注意してください。

  3. TOEICや英検などでの出題ポイント: 商品や技術の紹介など、ビジネス・テクノロジーに関連する文章で時々登場します。合わせて派生形 (laser-based, laser pointer など) を押さえておくと良いでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージする: Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation の頭文字を並べると “LASER” になる、という覚え方で、頭文字を強く意識するとスペルミスを防ぎやすいです。

  • 「レイズ(光線)」のイメージ: 「レイ (ray)」と似た音が含まれるので、“レーザー = 光線” を連想しやすいです。

  • 赤い光線を思い浮かべる: よく見る赤色のレーザーポインターをイメージすると単語が覚えやすくなります。

レーザーは、科学の進歩を象徴するようなものであり、さまざまな分野で使用される便利な技術用語です。一度覚えると会話や読み物の中で登場する機会も多いので、是非しっかり押さえてみてください。

意味のイメージ
laser
意味(1)

レーザー(強力な可視光線を発生させる;医療,通信,軍事用)

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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