最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

deem

動詞

《かたく》 《...と》...をみなす, ...を考える《to be ...》 / ...であると考える 《that ...》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: deem

品詞: 動詞 (verb)

意味(英語): to consider or judge something in a particular way

意味(日本語): 「〜と見なす」「〜と考える」「〜と判断する」

「deem」は、ある事柄をこういうふうに考える、判断するという場面で使います。たとえば、誰かの行動を「失礼と見なす」や「十分と判断する」というようなニュアンスがあります。


  • 活用形: deem - deemed - deemed - deeming (規則動詞)

  • 他の品詞形: 名詞形や形容詞形は特にありませんが、受動態 (be deemed) でよく使われます。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・文章中の「〜と考える・判断する」という文脈でよく出てくる単語です。

・日常会話ではややフォーマルな響きがあるので、ビジネス英語やレポートなどで目にする機会が多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「deem」は特に接頭語や接尾語が目立つ単語ではありません。

  • 古い英語由来の動詞であり、派生形はほぼありません。

派生語や類縁語:


  • 直接の派生語は少ないですが、同じように「consider」「regard」「judge」などが近い意味を持つ単語です。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例):


  1. deem appropriate → 適切と見なす

  2. deem necessary → 必要と判断する

  3. deem important → 重要と考える

  4. be deemed innocent → 無罪と見なされる

  5. be deemed valid → 有効と見なされる

  6. deem it (adj) to do → 〜することを(形容詞)と判断する

  7. deem worthy → 価値があると見なす

  8. deem unacceptable → 受け入れがたいと判断する

  9. deem it advisable → 〜が得策と思う

  10. deem indispensable → 不可欠と考える


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の「dēman(to judge, to doom)」に由来し、当初は「判決を下す」「判断する」という意味で使われていました。

  • 「doom(運命、裁き)」と同じ語源で、裁判官が「判断する」というニュアンスがもともと強かったとされています。

ニュアンスと歴史的背景:


  • 法律や公的な文書など、フォーマルな文脈で「〜と判断する」という場面に使われることが多いため、やや堅い表現として受けとられやすいです。

使用時の注意点:


  • 口語よりも書き言葉やフォーマルなプレゼン、文書などで使われることが多いです。

  • ビジネスメールや公式声明など「私たちはこう判断します」と伝えるときにもよく見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 主語 + deem + 目的語 + 補語

    例: They deemed the plan unsuitable.

    「彼らはその計画を不適切と見なした。」


  2. 主語 + deem + it + (形容詞) + to + 動詞原形

    例: I deem it necessary to start immediately.

    「私はすぐに始めることが必要だと考える。」


  3. 受動態: be deemed + 形容詞/名詞

    例: The policy was deemed successful by experts.

    「その政策は専門家によって成功と見なされた。」


使用シーンによる特徴:


  • フォーマル: ビジネス文書や公的な発表、レポートなど

  • カジュアル: 日常会話ではあまり使わず、「consider」のほうが一般的に使われやすい

文法上のポイント:


  • 「deem」は他動詞です。目的語や補語をとるため、誰か/何かを「こうであると判断する」という文型が主に使われます。


5. 実例と例文

日常会話 (ややフォーマルな表現として)


  1. “I deem your suggestions very helpful.”

    「あなたの提案はとても有益だと考えています。」

  2. “Do you deem this route safe to travel?”

    「このルートは安全だと見なしますか?」

  3. “We deem it important to clarify the instructions.”

    「私たちは指示を明確にすることが重要だと考えます。」

ビジネスシーン


  1. “Management deemed the project feasible.”

    「経営陣はこのプロジェクトが実行可能だと判断しました。」

  2. “The company deemed it necessary to downsize.”

    「会社はリストラが必要だと判断しました。」

  3. “The board deemed the merger beneficial for both parties.”

    「取締役会はその合併が双方にとって有益だと見なしました。」

学術的・公的な文脈


  1. “The results were deemed significant by leading researchers.”

    「その結果は主要な研究者たちによって重要だと見なされました。」

  2. “The study deems these chemicals safe under certain conditions.”

    「その研究は、ある条件下でこれらの化学物質は安全だと判断しています。」

  3. “These findings are deemed insufficient without further data.”

    「さらなるデータがない限り、これらの結果は不十分と見なされます。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. consider (〜と考える)


    • 「じっくり考慮する」というニュアンス。口語で広く使われる。


  2. regard (〜とみなす)


    • 「高く評価する」「尊重する」という文脈でもよく使われる。


  3. judge (〜を判断する)


    • 法的活動や評決のニュアンスが強い。


  4. view (〜と見る)


    • 見解、観点を示すときに使われる。よりカジュアル。


反意語 (Antonyms):


  • (明確な反意語はありませんが、あえて言えば) “ignore” 「無視する」や “dismiss” 「退ける」などが「判断や考慮をしない」点で反対寄りと言えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /diːm/

  • アクセント: 「deem」のみの一音節で、先頭の “d” をはっきり発音し、長母音 “ee” を意識します。

  • アメリカ英語・イギリス英語での発音差: 大きな違いはほとんどなく、どちらも /diːm/ と発音します。

  • よくある発音の間違い: 「ディーム」と聞こえるように、母音を短く発音してしまうこと。正しくは伸ばす音 /iː/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “deam” や “dem” などと書いてしまう間違いがあるので注意。

  • “doom” (運命や破滅) と混同しないように気をつけましょう。スペルが似ていますが意味も発音も異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリーディングセクションで出ることがあります。ややフォーマルな文体の文書や記事に出ることが多い単語なので、意味を覚えておくと長文読解で役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「deem」という言葉には「結論づける」「判断を下す」という静かながら確たる決定のイメージがあります。

  • “doom” と同語源だと覚えておくと印象に残りやすく、「裁きを下すイメージ」が共通すると思い出しやすいです。

  • スペリングは “d-e-e-m” と母音 “ee” を伸ばして発音する点を注意して覚えましょう。


以上が「deem」の詳細な解説です。フォーマルな文章やビジネス会話で扱うときに役立つ便利な動詞なので、ぜひ使い方をマスターしましょう。

意味のイメージ
deem
意味(1)

…‘と'思う(think)

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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