最終更新日:2025/02/25

My grandfather receives an annuity from his previous employer.

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元となった辞書の項目

annuity

年金,年賦金

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私の祖父は以前の雇用者から年金を受け取っています。

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解説

以下では、英単語 annuity(アニュイティ)について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: annuity

日本語: 年金、年金方式の定期支払、定期的な給付金

品詞: 名詞 (countable noun)


  • 単数形: annuity

  • 複数形: annuities

意味(英語と日本語)と簡単な説明


  • 英語: “A fixed amount of money paid to someone each year (or at certain regular intervals), typically for the rest of their life.”

  • 日本語: 「一定の期間ごとに支払われる定額の給付金のこと。多くは退職後や保険商品の一形態として、一生涯または決められた期間にわたって支払われる年金のような制度を指します。」

金融や保険分野でよく使われる専門用語で、特に「老後の生活費を確保する」ニュアンスを持った単語です。日常会話で頻繁には出てこないかもしれませんが、金融リテラシーを身につけるうえで重要な概念です。

活用形と他の品詞


  • annuity (名詞)


    • 可算名詞なので、「an annuity」「several annuities」のように使われます。


  • annuitant (名詞)


    • 年金給付を受ける人を指します。


  • 他の品詞はあまり一般的ではありませんが、同語源の “annual” (形容詞: 毎年の) などが関連語となります。


CEFRレベルの目安


  • C1: 上級

    金融に関連した専門単語なので、少し難しめです。学術文献や投資関連の会話で目にする高レベルの語彙です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “annu” → ラテン語の “annus”(年)が由来。

  • 接尾語: “-ity” → 「性質」「状態」を示す名詞化の接尾語。

“annus” は “annual (毎年の)” や “anniversary (記念日)” などとも共通する語源です。

派生語・類縁語


  • annual (形容詞): 毎年の

  • annuitant (名詞): 年金を受け取る人

  • annuity contract (名詞): 年金(アニュイティ)契約

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. fixed annuity(固定年金)

  2. variable annuity(変額年金)

  3. immediate annuity(即時年金)

  4. deferred annuity(繰延年金)

  5. lifetime annuity(終身年金)

  6. annuity payment(アニュイティの支払)

  7. annuity income(年金収入)

  8. annuity premium(アニュイティの保険料)

  9. annuity contract(アニュイティ契約)

  10. annuity rate(アニュイティ金利)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の「annus(年)」が語源で、「毎年支払われる」という概念が含まれます。中世から現代にかけて、教会や国による年金制度や投資商品として、一定の間隔で支払いを受け取る仕組みを指す言葉として発展してきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 文脈: 投資・保険・年金設計など、金融の文脈で使われるのが一般的です。

  • フォーマル度: 比較的フォーマルに聞こえる語です。論文やビジネス文書、あるいは金融商品説明書などで頻出します。

  • 感情的な響き: 専門的でドライな印象です。口語よりも文章や正式な場面でよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “an annuity,” “multiple annuities” のように数えられる名詞です。

  • 一般的な構文(例):


    • “take out an annuity” → 年金商品を契約する

    • “buy an annuity” → 年金商品を購入する


  • フォーマル/カジュアルの傾向: フォーマルな文脈(金融、ビジネス、学術)で頻繁に使われ、日常会話ではあまり使われません。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈でそれぞれ3例ずつ示します。

日常会話


  1. “I’m considering buying an annuity to secure my retirement income.”

    (老後の収入を確保したいから、年金商品を買おうかと思ってるんだ。)


  2. “My grandparents receive a small annuity from their old insurance plan.”

    (祖父母は昔の保険契約から少額の年金を受け取っているんだ。)


  3. “Do you know how an annuity differs from a regular savings account?”

    (通常の貯蓄口座とアニュイティってどう違うか知ってる?)


ビジネス


  1. “We recommend adding a variable annuity to diversify your retirement portfolio.”

    (退職後の資産ポートフォリオを分散化するために、変額年金を追加することをおすすめします。)


  2. “Before finalizing the annuity contract, please review the terms carefully.”

    (アニュイティ契約を締結する前に、条件をよく確認してください。)


  3. “Our firm specializes in providing tailored annuity solutions for corporate clients.”

    (当社は法人顧客向けにカスタマイズされた年金ソリューションの提供を得意としております。)


学術的・専門的


  1. “The study investigates the impact of annuity purchases on retirees’ financial well-being.”

    (この研究は、退職者の財務的安定におけるアニュイティ購入の影響を調査しています。)


  2. “Annuity products have evolved significantly due to changes in life expectancy and market conditions.”

    (平均寿命や市場環境の変化により、アニュイティ商品は大きく進化してきました。)


  3. “Economic models suggest that annuities can help mitigate longevity risk for individuals.”

    (経済モデルによれば、アニュイティは個人の長生きリスクを軽減するのに役立つとされています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. pension(年金)


    • 「退職後に受け取る公的・企業年金」などを指す。annuity は投資商品としての意味合いが強いが、pension は制度上の意味合いが中心。


  2. retirement plan(退職金制度)


    • 包括的に「退職後のための資金計画」。annuity はその計画の一部となりうる。


  3. income stream(収入源)


    • 定期的に得られる収入源。annuity は収入源の一種だが、より一般的な表現。


反意語


  • lump-sum payment(一括払い)


    • 一度にまとまった金額を受け取る形式。annuity と対比して「年金形式(複数回払い) vs. 一括払い」の関係森があります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /əˈnuː.ɪ.t̬i/

    • イギリス英語: /əˈnjuː.ɪ.ti/


  • アクセントの位置: 「a*nnu*-i-ty」の「nu」の部分に強勢があります。


  • よくある誤り:


    • “annuity” の “t” を曖昧に発音しすぎて聞き取りづらくなること。

    • アメリカ英語では「アヌーティ」、イギリス英語では「アニュイティ」に近い響きです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “annuity” の “u” を “a” にしてしまうなどの誤り (“anniaty” など)。

  • 同音異義語など: 特にありませんが、“annual (毎年の)” と混同してしまう学習者がいます。

  • 試験対策:


    • TOEIC や金融系英語の試験で、投資や保険商品関連の語として出題される可能性があります。

    • 英検 1級レベルでも、金融文章中に登場する場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「annual(毎年の)+ -ity(~性)」 → 毎年繰り返されるものというイメージで覚えやすいです。

  • “annus(年)”から始まる仲間 → anniversary, annual, annuity など「年に関連する単語」を一緒にセットで覚えると効率的です。

  • ストーリー: 老後の生活資金を「年単位」で受け取るイメージ、と覚えると理解しやすいです。


上記をまとめると、“annuity”は年金や保険の場面で頻出し、一定間隔で支払われる金銭給付を指す専門用語です。ラテン語由来の「年」を意味する部分が強調されているため、「毎年、定期的に受け取る」という金融商品ならではのニュアンスが感じられます。金融英語を学ぶ際には必須の単語なので、英語圏の年金制度や保険を理解するうえでぜひマスターしておきましょう。

意味のイメージ
annuity
意味(1)

年金,年賦金

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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