cushion
1. 基本情報と概要
英単語: cushion
品詞: 名詞(可算名詞)
活用形: 単数形 → cushion / 複数形 → cushions
(動詞として使われる場合は「to cushion(衝撃を和らげる、保護する)」などの形があり、過去形はcushioned、進行形はcushioning となります。)
意味(英語)
- A soft pillow or pad, often used to make seating more comfortable.
- Something (physical or metaphorical) that serves as a protective buffer or absorbs shock.
意味(日本語)
- やわらかいパッドや枕のようなもので、座ったりもたれたりするときに快適さを増すものです。
- 衝撃を和らげたり、何かを保護する役割を果たすものとしても使います。(たとえば「衝撃を吸収するクッション」「予備の資金としてのクッション」など)
「cushion」という単語は、日常生活で「ソファに置いてあるクッション」や「衝撃を和らげるための緩衝材」というニュアンスでよく使われます。座ったときの快適さを高めたり、何かを保護する意味合いに使われることが多いです。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
日常会話やビジネス会話でも割とよく登場し、かつ意味の拡張もあるため、英語の中級レベルで習得しておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語源的要素: 特に明確な接頭語・接尾語はなく、最終的にはフランス語の “coussin” に由来します。
- 派生語・関連品詞:
- 動詞 “cushion”: 衝撃を和らげる、緩和する
- 形容詞 “cushioned”: クッションの付いた、衝撃が和らげられた
- 名詞 “cushioning”: クッション材
- 動詞 “cushion”: 衝撃を和らげる、緩和する
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- seat cushion(座布団)
- cushion cover(クッションカバー)
- throw cushion(装飾用クッション)
- cushion the impact(衝撃を和らげる)
- financial cushion(財政的な余裕・蓄え)
- cushion the blow(打撃を和らげる)
- air cushion(エアクッション)
- cushion effect(クッション効果、衝撃吸収効果)
- cushion padding(クッションパッド)
- cushion of safety(安全マージン)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中英語 “cusshin” は、古フランス語 “coussin” からきており、さらにさかのぼるとラテン語の系統に由来します。
- 歴史的背景: もともとクッションは座り心地を良くするための枕やパッドとして使われており、その後、比喩的に「衝撃を緩和する要素」という意味が派生しました。
- ニュアンス/使用上の注意:
- 物理的なクッション(ソファやイスに置くパッド)としての用法はカジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
- メタファーとして「衝撃を和らげる」「損害を最小限にとどめる」というようなイメージでもよく使われます。ビジネスや経済の文脈で財政的な「バッファ」として用いられる場合もあります。
- 物理的なクッション(ソファやイスに置くパッド)としての用法はカジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての用法:
- 可算名詞として扱われます。例:one cushion / two cushions
- 可算名詞として扱われます。例:one cushion / two cushions
動詞としての用法 (to cushion):
- 他動詞として使われ、「~にクッションを当てる」「(衝撃など)を和らげる」という意味を持ちます。
- 例: “This pillow cushions my back.” (この枕が私の背中を守ってくれる/和らげてくれる)
- 他動詞として使われ、「~にクッションを当てる」「(衝撃など)を和らげる」という意味を持ちます。
よくある構文やイディオム:
- “cushion the blow”: 直訳すると「打撃にクッションを当てる」 → 「(悪い影響や衝撃を)和らげる」
- “serve as a cushion”: 「クッションの役割をする」 → 「衝撃を吸収する役割をする」「保護する役割をする」
- “cushion the blow”: 直訳すると「打撃にクッションを当てる」 → 「(悪い影響や衝撃を)和らげる」
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“Can you pass me that cushion? I want to put it behind my back.”
(そのクッション取ってもらえる?背中の後ろに置きたいの。)“I bought a new cushion for the sofa; it’s so comfortable!”
(ソファ用に新しいクッションを買ったの。すごく快適だよ!)“I love how these cushions brighten up the living room.”
(これらのクッションがリビングを明るくしてくれるところが気に入っているの。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We need a financial cushion in case the market suddenly drops.”
(市場が急落したときに備えて財政的な余裕が必要です。)“This policy acts as a cushion against unforeseen risks.”
(この方針は予測不能なリスクに対するクッションとして機能します。)“They kept some funds in reserve, providing a cushion for unexpected expenses.”
(彼らは予期せぬ出費に備えて予備資金を確保していました。)
学術・専門的な文脈での例文(3つ)
“A foam layer can cushion the impact in helmet design.”
(ヘルメットの設計では、フォーム層が衝撃を和らげることができます。)“The theory suggests that social support can cushion the psychological effects of stress.”
(その理論は、社会的サポートがストレスの心理的影響を軽減し得ることを示唆しています。)“In economics, a buffer stock system can cushion price fluctuations.”
(経済学において、 buffer stock(バッファ在庫)システムは価格変動を和らげることができます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- pillow(枕)
- 主に寝るときに頭をのせる小さな枕。ただし、しばしばクッションとサイズが似ているので混同されがちです。
- 主に寝るときに頭をのせる小さな枕。ただし、しばしばクッションとサイズが似ているので混同されがちです。
- padding(パッド、詰め物)
- 衝撃を吸収するために使う詰め物。クッション製品を指すこともありますが、形状は限定されないことが多いです。
- 衝撃を吸収するために使う詰め物。クッション製品を指すこともありますが、形状は限定されないことが多いです。
- buffer(緩衝材、バッファ)
- 物理的・比喩的に衝撃や変動を和らげるもの。より抽象的な文脈(ITや経済など)で使われる場合が多いです。
- 物理的・比喩的に衝撃や変動を和らげるもの。より抽象的な文脈(ITや経済など)で使われる場合が多いです。
- bolster(長枕、支えとなるもの)
- 横長の枕や支えとして使われるクッション状のもの。装飾用や寝具として使われます。
反意語
- exposure(むき出し、さらされている状態)
- クッションのように保護されていない状態を指します。直接の反意語ではありませんが、「保護・緩和」とは正反対のニュアンスです。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記: /ˈkʊʃ.ən/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きくは変わりませんが、語末の「-ion」の音が「シュン」となる点に注意。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きくは変わりませんが、語末の「-ion」の音が「シュン」となる点に注意。
- アクセント(強勢): 最初の音節 “cu-” に強勢があります。
- よくある発音ミス: “coo-shee-on” のように母音を引き長くしすぎたり、子音をうまく発音できず「クッシオン」となってしまうこと。
- 短く “カ(ク)シュン” のように発音するイメージを持つと良いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cushion” → “cushon” や “cussion” と間違えやすい。
- 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、似たスペルを持つ “caution(注意)” と誤って使うことがあるので注意。
- 資格試験の出題傾向: TOEIC や英検などでは「衝撃を和らげる」「クッションで座り心地を良くする」「財政的なバッファを設ける」といった文脈で出題されることがあり、文脈から意味を推測する問いで出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「クッション」は「座るとフワッと衝撃を和らげるもの」というイメージ
- ふわふわした触感をイメージすると覚えやすいです。
- ふわふわした触感をイメージすると覚えやすいです。
- “cushion” は “push”と似た音を含んでいる
- 「衝撃を押し返す(push back)ように吸収する」イメージで発音と意味を関連づけられます。
- 「衝撃を押し返す(push back)ように吸収する」イメージで発音と意味を関連づけられます。
- スペリングを覚えるコツ: “cu” + “sh” + “ion” の3パーツに分けて確認すると間違いにくいです。
- 舞台裏で柔らかい座布団や衝撃吸収材を想像すると、自然と「衝撃を和らげる」ニュアンスを思い出せます。
以上が “cushion” の詳細解説です。日常からビジネス、学術的アプローチまで幅広く使えるため、ぜひ覚えておきましょう。
クッション,座ぶとん
クッション状の物;(衝撃などを和らげるための)詰め物,まくら
玉突台のクッション