最終更新日:2025/11/26
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元となった辞書の項目

fork

名詞

(食卓用の)フォーク / くま手,またぐわ / (川・道路などの)分岐点;別れ道,分流,分枝

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夕食を食べるためにフォークが必要です。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: fork

品詞: 名詞 (主に「食事に使うフォーク」や「分岐点」を指す)

活用形: 名詞のため、複数形は “forks” です。

※「fork」は動詞としても使われる(例:to fork “分岐する、フォークする”)ことがありますが、ここでは名詞に焦点を当てます。

意味(英語)


  1. An implement with two or more prongs used for eating or serving food.

  2. A place or point where something, such as a road, river, or path, divides into two parts.

意味(日本語)


  1. 食事や料理の取り分けに使われる、先がとがった二つ以上の歯(プリング)がついた器具のこと。

  2. 道や川などが分岐する地点を指す。

「フォーク」は日常生活のなかで頻繁に使われる単語で、食器としてのフォークだけではなく「分かれ道」や「分岐点」という意味も持ちます。とても基本的な単語なので、さまざまなシーンで登場します。

CEFRレベル:A1(超初心者~初級レベル)

「フォーク」は身の回りでよく見聞きする単語ですので、英語学習を始めたばかりの人でも比較的早い段階で覚えやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「fork」は接頭語や接尾語を特に含まない、比較的シンプルな語です。


  • 語幹: fork

関連単語や派生語


  • forked (形容詞): 分岐した、または二股に分かれた

  • forking (動名詞・動詞の現在分詞): 分岐している、フォークしている

  • pitchfork (名詞): 干し草などをすくう農具「熊手」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. a plastic fork(プラスチック製のフォーク)

  2. a salad fork(サラダ用のフォーク)

  3. a dinner fork(食事用のフォーク)

  4. silver fork(銀のフォーク)

  5. table fork(テーブルフォーク)

  6. fork in the road(道の分岐点)

  7. fork a project(プロジェクトをフォークする:特にソフトウェアで分岐させる)

  8. fork out money(お金をしぶしぶ支払う)

  9. take the left/right fork(分かれ道で左/右に行く)

  10. pitchfork(熊手、農具としてのフォーク)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 furca(二股の棒、熊手)に由来し、古フランス語や古英語を経て現在の “fork” という形になりました。元々は「二股に分かれた棒」を指す意味が中心でした。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 食器としてのフォークは日常的・カジュアルな場面で頻繁に使われます。

  • 「分かれ道」「分岐点」という意味では、比喩的表現で人生の分岐点などにも使えます(例:He’s at a fork in the road of his career.)。

  • IT分野で「ソフトウェアをフォークする」は比較的専門的な用語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): “a fork,” “two forks,” “many forks” のように数えられます。

  • 動詞としての fork: “to fork” は道や川が分岐する、またはソフトウェアを分枝させる際に用いられます。

  • イディオム: “fork in the road” はよく使われる表現で、道や判断の「分かれ道」を意味します。

フォーマル/カジュアル


  • 「食器としてのフォーク」は日常会話でカジュアルに使われます。

  • 「分岐点」として使われる “fork” はやや比喩的・文章的表現としても通じますが、こちらもカジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you pass me a fork, please?”

    (フォークを取っていただけますか?)

  2. “I forgot to bring a fork for my lunch.”

    (お昼ごはんに使うフォークを持ってくるのを忘れたよ。)

  3. “We reached a fork in the hiking trail and weren’t sure which way to go.”

    (ハイキングコースが分かれ道になっていて、どちらに行けばいいのか迷ったよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “In the new software version, our team decided to create a fork of the open-source project.”

    (新しいソフトウェアバージョンで、私たちのチームはオープンソースプロジェクトをフォークすることに決めました。)

  2. “We came to a fork in the road regarding our marketing strategy.”

    (マーケティング戦略の面で、私たちは分かれ道に差しかかりました。)

  3. “Make sure the utensils, including the forks, are placed neatly for the banquet.”

    (宴会のために、フォークなどの食器がきちんと配置されているか確認してください。)

学術・専門的な文脈(3つ)


  1. “The evolutionary path of this species indicates a significant fork around 1 million years ago.”

    (この種の進化の道筋は、約100万年前に大きな分岐があったことを示しています。)

  2. “The researcher decided to fork the existing codebase to experiment with a novel algorithm.”

    (研究者は、新しいアルゴリズムを試すために既存のコードベースをフォークすることを決めました。)

  3. “When analyzing decision trees, each fork represents a different choice leading to varied outcomes.”

    (意思決定木を分析するとき、それぞれの分岐点が異なる選択肢を示し、多様な結果につながります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. split(分割する)


    • “fork” は名詞であるのに対し、“split” は動詞として使われることが多い。

    • “fork in the road” → “the road splits (into two).”


  2. branch(枝分かれする)


    • “branch” は木の枝や組織の支店、また物事の派生を指す際に用いられる。

    • “branch off” が “fork” に近い意味で使われる場合もある。


  3. prong(フォークなどの「歯」部分、「とがった先端」)


    • “prong” はフォークの先端部分や熊手の先端などを指す。

    • “fork” 全体ではなく、先端の1本を表すときは “a prong of a fork.”


反意語


  • join, merge(結合する)


    • “fork” が「分岐」を意味するのに対し、 “join” や “merge” は「結合する」「合流する」を意味する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号): /fɔːrk/ (イギリス英語), /fɔrk/ または /fɔɹk/ (アメリカ英語)

  • アクセント: “fork” は一音節のため、強勢は一か所しかありません。fórk のように母音をしっかり発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: イギリス英語は “ɔː” の長い音(フォーク)、アメリカ英語では “ɔ” や “ɚ” に近い発音に聞こえることがあります。

  • よくある間違い: /fɒrk/(ファーク)のように発音してしまう人もいますが、正しくは /fɔːrk/ や /fɔrk/ に近い音になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “folk”(人々)と書き間違える場合があるので注意。

  • 同音異義語との混同: “fork” と同音の単語は多くありませんが、アクセントや母音の発音を誤って “falk” “folk” “pork” などと混同しやすい点に注意しましょう。

  • 試験対策: TOEIC・英検などで「レストラン用語」や「日常会話における物の貸し借り」で出題される可能性があります。また「分かれ道」という言い回しがリーディング問題で出ることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 連想法: 食器を思い浮かべて「先が四本(フォー)の fork」と覚える人も多いです。フォークは必ずしも四本ではないですが、発音が「フォー(four)ク」と近いため、覚えやすいイメージになることがあります。

  • イメージ: 分岐した形を想像すると、道や川などが二股に分かれるイメージを自然に掴むことができます。

  • スペリングのポイント: “f + or + k” というシンプルな構成なので「k」で終わることを忘れないようにしましょう。


以上が名詞 “fork” の詳細な解説です。食事のシーンから比喩的な「分かれ道」、ソフトウェア用語まで幅広く使える単語なので、ぜひ場面に合わせて使ってみてください。

意味のイメージ
fork
意味(1)

(食卓用の)フォーク

意味(2)

くま手,またぐわ

意味(3)

(川・道路などの)分岐点;別れ道,分流,分枝

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