cab
1. 基本情報と概要
英単語: cab
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A taxi or the driver’s compartment of a vehicle (e.g., a truck)
意味(日本語): タクシー、またはトラックなどの運転席のこと
「cab」は日常会話の中で「タクシー」という意味でよく使われます。たとえば「I’ll take a cab.(タクシーに乗るよ)」のように、短くて便利な言い方です。カジュアルな表現としても、普通に会話や文章で使われます。
活用形
- 単数形: cab
- 複数形: cabs
「cab」が他の品詞になるケースはほとんどありませんが、動詞として(かなり口語的に)「to cab somewhere(タクシーで移動する)」のように使われることがあります。ただし非常にまれな用法です。
CEFRレベルの目安
- A2(初級)〜B1(中級)
旅行などでタクシーを使う場面は多く、覚えておくと便利な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
「cab」には特別な接頭語・接尾語はついていません。「cabriolet(カブリオレ)」が短縮された形と言われています。
派生語・類縁語など
- cabriolet: 馬車の一種、または自動車で屋根を開閉できる「カブリオレ」
- taxicab: 「タクシー」のより正式な言い方
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- take a cab(タクシーに乗る)
- hail a cab(タクシーを拾う)
- call a cab(タクシーを呼ぶ)
- share a cab(タクシーを相乗りする)
- catch a cab(タクシーを捕まえる)
- jump in a cab(タクシーに飛び乗る)
- cab ride(タクシーでの移動・乗車)
- flag down a cab(タクシーを手を挙げて止める)
- cab fare(タクシー料金)
- black cab(イギリスなどで見られる黒塗りのタクシー)
3. 語源とニュアンス
「cab」はもともとフランス語の「cabriolet(カブリオレ)」という2輪馬車に由来すると言われています。馬車から現代のタクシーを指す言葉へと転用され、短縮されて「cab」になりました。
- ニュアンス・使用時の注意
- 口語では「I’ll get a cab.」のように非常に自然に使われます。
- タクシー運転手を指す「cab driver」という言い方もよく使われます。
- 文章で「taxi」と書いてあっても、口語では「cab」の方が軽い・カジュアルな響きです。
- 口語では「I’ll get a cab.」のように非常に自然に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
take/catch + a + cab
例: “Let’s take a cab to the station.”hail/call + a + cab
例: “Would you call me a cab, please?”
使用シーン
- フォーマル: ビジネス文書などでは「taxi」と書かれることが多いですが、会話やカジュアルな文面でも「cab」は自然です。
- カジュアル: 友人や家族との会話では「cab」を多用します。
可算名詞
「cab」は加算名詞なので、単数・複数があり “cab” / “cabs” と変化します。
5. 実例と例文
1) 日常会話での例文
- “I’m too tired to walk home, so I’ll take a cab.”
(家まで歩くのは疲れすぎたから、タクシーを利用するよ。) - “We can share a cab if you’d like.”
(よかったらタクシーを相乗りしましょう。) - “I tried to hail a cab, but they were all occupied.”
(タクシーを捕まえようとしたけど、全部埋まっていたよ。)
2) ビジネスシーンでの例文
- “Shall we arrange a cab to pick up the client at the airport?”
(クライアントを空港で出迎えるためにタクシーを手配しましょうか?) - “The hotel arranged a cab for me to get to the conference.”
(会議に行くためにホテルがタクシーを手配してくれました。) - “If you’re running late, just grab a cab and come straight to the office.”
(もし遅れそうなら、タクシーに乗って直接オフィスに来てください。)
3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Data indicate a significant reduction in cab usage following the introduction of ride-sharing apps.”
(データによると、ライドシェアアプリの導入後にタクシー利用が大幅に減少したことが示されている。) - “The study analyzes the impact of increasing cab fares on urban traffic congestion.”
(この研究は、タクシー料金の上昇が都市部の交通渋滞に及ぼす影響を分析している。) - “Future projections suggest autonomous cabs may dominate public transportation in major cities.”
(今後の予測では、自動運転タクシーが大都市の公共交通機関を支配するかもしれないと示唆されている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- taxi(タクシー)
カジュアル・フォーマルどちらでも使われる一般的な言い方。 - taxicab(タクシー)
「taxi」とほとんど同義だがやや古風・正式な響き。 - ride(乗り物、車など)
カジュアルに「車に乗ること」や「送ってもらうこと」を指すが、厳密には「タクシー」とは異なる。
反意語
- 特に明確な反意語はありませんが、公共交通機関としては “bus” や “train” などが対になるイメージとして挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /kæb/
- アメリカ英語: [キャブ](口を少し横に引いて「キャ」と発音)
- イギリス英語: [キャブ](大きな差はありませんが、地域によって母音が微妙に異なる場合があります)
1音節の単語で、強勢は語全体にかかります。よくある間違いとして「cap /kæp/(キャップ)」との混同があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cab” は短い単語ですが “cap” とまちがえないように注意。
- 同音異義語との混同: 同じ発音を持つ単語はありませんが、発音が近い “cap(帽子)” と混同しやすいので気をつけましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などのリスニングセクションで「cab」と「cap」の聞き分けに注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「cab」は「cabriolet」の略というストーリーで覚える:昔の馬車→現代のタクシー
- スペリングが3文字と短いので、発音をイメージしながら「キャブ」と覚えておくと間違いにくいです。
- 「Cap(帽子)」とは母音だけ違うので、「cab」はアメリカ英語の「apple」の /æ/ の音を意識すると覚えやすいでしょう。
「cab」という単語をしっかり押さえておくと、海外でタクシーを利用する場面はもちろん、日常会話やドラマ・映画でも非常によく目にするので役立ちます。
《おもに米》タクシー(=taxicab)
昔のつじ馬車
(トラック・機関車などの)運転台,運転室