juice

以下では、英単語 juice をできるだけ詳しく解説します。

1. 基本情報と概要

意味（英語 / 日本語）

• 英語: “juice”
  


• 日本語: 「ジュース」や「果汁（加工されたものも含む）」、または「肉や野菜などの汁」を意味する語です。
  
  「果物や野菜などから絞った液体」を指すのが一般的ですが、料理の文脈では「肉の汁」などにも使われます。日常生活でよく使われる、カジュアルな単語です。

品詞

• 名詞 (noun)

活用形

• 名詞は数の変化（-s, -es など）があります。
  
  
  
  • 単数形: juice
    
  
  
  • 複数形: juices (ただし、「飲み物としてのジュース」はふつう不可算扱いで複数形はあまり使いませんが、「肉の汁が出る」など文脈によって複数形 “juices” が使用されることもあります)
  
  

他の品詞になった時の例

• 一般的には “juice” は名詞で使われることが多く、動詞や形容詞として使われることは稀です。ただし、口語的に「元気づける、活気を与える」などの意味合いで to juice up（動詞句）などが使われる場合があります。

難易度（CEFRレベル目安）

• A1（超初心者）レベルに相当
  
  簡単な日常単語で、英語学習の初期段階で登場します。
  

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• “juice” は単一語で、はっきりと分解される接頭語・接尾語はありません。

その他の派生語や類縁語

• juicy (形容詞) → 「ジューシーな、汁気の多い、おいしそうな」
  


• juice up (句動詞・口語表現) → 「活気づける、元気を注入する」

よく使われるコロケーション（共起表現）や関連フレーズ（10個）

1. orange juice → オレンジジュース
   


2. apple juice → りんごジュース
   


3. vegetable juice → 野菜ジュース
   


4. fresh juice → 生搾りジュース
   


5. juice bar → ジューススタンド（ジュースを専門的に売るお店）
   


6. the juice of a lemon → レモン汁
   


7. meat juices → 肉汁
   


8. battery juice (slang) → バッテリーの残量（スマホやPCなどの）
   


9. creative juices → 創造性（イメージとして「創造力が湧いてくる」表現）
   


10. lose its juice (slang) → 元気やパワーがなくなる（比喩的に使われる）

3. 語源とニュアンス

語源

• 中世フランス語 jus（汁、ソース）からの借用と言われています。さらにラテン語の iūs（ブイヨン、ソース）に由来します。
  


• 当初は“果物から絞った汁”という意味で使われていましたが、肉や野菜、さらには比喩的に「エネルギー・元気」の意味にも派生していきました。

ニュアンス・使用時の注意

• 日常会話では「ジュース」としてもっともよく使われます。肉汁などの文脈で使う場合は、料理やフード関連のシチュエーションに限定されがちです。
  


• カジュアルな表現として、slang で「電源（バッテリーがあるか）」「活気・やる気」「噂のネタ」などにも転用されます。
  


• 主にフォーマルというよりは、カジュアルな文脈でよく使われます。

4. 文法的な特徴と構文

1. 不可算名詞としての juice
   
   
   
   • 飲み物としてのジュースはふつう不可算（数えられない）扱いです。
     
   
   
   • 「a glass of juice」や「some juice」のように数量詞を用いる場合が多いです。
     
   
   


2. 可算名詞（“juices”）としての用法
   
   
   
   • 肉や野菜から出る複数の汁、もしくは複数の種類のジュースを表現する際に “juices” という形が使われることもあります。
     
   
   


3. イディオム的表現
   
   
   
   • “juice up something” → 何かを活気づける、パワーアップする
     
   
   

5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “I’d like a glass of orange juice, please.”
   
   （オレンジジュースを一杯ください。）
   


2. “Do you want any juice with your breakfast?”
   
   （朝食にジュースは欲しい？）
   


3. “I spilled some juice on the table.”
   
   （テーブルにジュースをこぼしちゃった。）

ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “Could you get some juice for the meeting refreshments?”
   
   （会議のお茶菓子用にジュースを用意してもらえますか？）
   


2. “Make sure there's enough juice for all participants.”
   
   （参加者全員分のジュースが十分にあるか確認してください。）
   


3. “We need to juice up the presentation to impress the client.” (口語的)
   
   （クライアントを惹きつけるために、プレゼンの内容をさらに魅力的にしないといけません。）

学術的な文脈・ややフォーマルな例文（3つ）

1. “The juice extracted from the fruit contains high levels of Vitamin C.”
   
   （その果実から搾り取られた果汁にはビタミンCが多く含まれています。）
   


2. “Researchers analyzed the meat juices to determine the cooking temperature.”
   
   （研究者たちは調理温度を割り出すために肉汁を分析しました。）
   


3. “The chemical composition of various fruit juices was compared in the study.”
   
   （その研究では、さまざまな果 juices（果汁）の化学組成が比較されました。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語（Synonyms）

1. “beverage” (飲み物)
   
   
   
   • 一般的に「飲み物全般」を指す。アルコールも含む。
     
   
   


2. “drink” (飲み物)
   
   
   
   • 非常に広い意味での「飲み物」。口語的にはジュースや水・お酒すべてに使える。
     
   
   


3. “nectar” (ネクター、果実の濃厚な汁)
   
   
   
   • 濃厚な果汁や花の蜜などを指すが、より文学的/特定の製品名としても使われる。
     
   
   

反意語（Antonyms）

• “solid” （固体）
  
  “juice” と対比して、「固形物」という意味で正反対の意味をもつ（飲み物 vs. 固形物）
  


• 直接の反意語というよりは、状態（液体 <-> 固体）の対比です。

ニュアンスや使い方の違い

• “juice” は柔らかい液体のイメージが強いですが、 “drink” や “beverage” は液体飲料全般を広くカバーします。

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）
  
  
  
  • アメリカ英語: /dʒuːs/
    
  
  
  • イギリス英語: /dʒuːs/
    
  
  


• アクセント（強勢）は “juice” の 1 音節目 (音節が1つしかないので、そこが強勢)
  


• よくある発音の間違い:
  
  
  
  • “j” 音を /ʒ/（フランス語の「ジャ」音）と混同しないよう気をつける。
    
  
  
  • “juice” は口をしっかり突き出して「ジュース」とするイメージで発音するとよい。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミスとして juise や juse などがよく起こるので注意。
  


• 多くの場合は不可算名詞として扱うため、a juice ではなく “some juice” のように表現するほうが自然。
  


• ただし、定冠詞や数量表現（a glass of juice など）と組み合わせれば問題なく使える。
  


• 試験対策（TOEIC・英検など）では、飲み物関連の話題やメニューに関するリスニング問題などで出題される可能性がある。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• スペルのポイント: “J + U + I + C + E”。
  
  
  
  • U と I の順番を間違えないように暗記しましょう。
    
  
  


• イメージ: 新鮮なフルーツから ズーッ と絞った液体をイメージすると覚えやすいです。
  


• 発音のコツ: 「ジュー（dʒuː）」としっかり伸ばして、「ス（s）」で終わる。
  


• 実際にジュースを飲みながら覚えると記憶に残りやすいかもしれません！

以上が名詞 “juice” の詳細な解説です。普段使いの場面が多い単語なので、自然と学習に取り入れたり、英会話の中で意識して使いながら覚えていきましょう。