最終更新日:2025/11/14

Psychology is the study of the human mind and behavior.

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元となった辞書の項目

psychology

名詞

心理学 / 《話》(個人・団体の)心理[状態]

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解説

1. 基本情報と概要

単語: psychology

品詞: 名詞 (主に不可算名詞)

意味(英語): the scientific study of the mind and behavior

意味(日本語): 心理学(人間や動物の心や行動を科学的に研究する学問)

「psychology」は、心や行動の仕組みを解き明かす学問です。人の心の動きを理解するための理論や方法論などを扱い、日常生活からビジネス、医療・福祉など幅広い分野で応用されています。

活用形: 名詞なので、直接の活用形(現在形・過去形のような動詞変化)はありません。ただし、可算名詞的に “a psychology of 〜” という用法がまれに見られる場合もあります。

他の品詞形:


  • 形容詞: psychological (心理的な)

  • 名詞: psychologist (心理学者)

  • 副詞: psychologically (心理的に)

CEFR レベル: B2 (中上級)

心理学の概念は日常的な話題よりも抽象的で学術的な要素があるため、B2レベル(中上級)程度で出てきやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • psych-: ギリシャ語の「psyche(心、魂)」に由来。

  • -logy: ギリシャ語の「logos(言葉、理論、学問)」に相当。「〜学」という意味を付与する接尾語。

つまり「psychology」は「心(精神)の学問」といった意味合いになります。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. study psychology (心理学を勉強する)

  2. child psychology (児童心理学)

  3. clinical psychology (臨床心理学)

  4. consumer psychology (消費者心理学)

  5. social psychology (社会心理学)

  6. abnormal psychology (異常心理学)

  7. evolutionary psychology (進化心理学)

  8. positive psychology (ポジティブ心理学)

  9. forensic psychology (犯罪心理学)

  10. developmental psychology (発達心理学)


3. 語源とニュアンス

「psychology」は、ギリシャ語の“psyche”と“logos”を組み合わせた言葉です。もともとは哲学や医学の一部として研究されてきましたが、19世紀頃から独立した学問分野として発展しました。

ニュアンスとしては、学問的・専門的な響きが強い語です。日常会話でも「心理学的に見たら〜」と、論理的に心の動きを説明する文脈で使われることがあります。基本的にはフォーマルまたはアカデミックな場面でよく耳にしますが、一般教養として会話に出てくることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 一般的には不可算名詞として扱われ、「心理学そのもの」を指す場合に冠詞はつきません。ただし、状況によっては「個人の心理(特性)」のように「a psychology」という表現をすることも稀にあります。

  • 使用シーン: 主にフォーマルな文書や学術的な場面、ビジネス・マーケティングなどで使われます。

一般的な構文例


  • “I am interested in psychology.”

  • “He studied psychology at university.”

  • “She applied psychology principles in marketing strategies.”


5. 実例と例文

A) 日常会話 (カジュアル)


  1. “I’ve been reading a book on psychology to understand human behavior better.”

    (人間の行動をより深く理解するために、心理学の本を読んでるんだ。)


  2. “I think your interest in psychology will help you deal with people more effectively.”

    (心理学に興味があると、人と接するときに役立つと思うよ。)


  3. “He mentioned some psychology tricks to remember names easily.”

    (彼は名前を簡単に覚えるための心理テクニックについて話していたよ。)


B) ビジネスシーン


  1. “Our marketing team utilizes consumer psychology to improve product appeal.”

    (うちのマーケティングチームは消費者心理学を活用して、商品の魅力を高めています。)


  2. “A basic understanding of psychology can enhance your negotiation skills.”

    (心理学の基礎を理解していると、交渉力が高まります。)


  3. “Incorporating social psychology into our team-building exercises has shown good results.”

    (チームビルディングの演習に社会心理学を取り入れたところ、良い成果が出ました。)


C) 学術的な文脈


  1. “The field of psychology has evolved significantly since the early 20th century.”

    (20世紀初頭以来、心理学分野は大きく進化してきました。)


  2. “Her research in developmental psychology focuses on cognitive growth in early childhood.”

    (彼女の発達心理学の研究は、幼少期の認知的発達に焦点を当てています。)


  3. “In abnormal psychology, clinicians study patterns of behavior that deviate from the norm.”

    (異常心理学においては、臨床家は一般から逸脱した行動パターンを研究します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. psyche (サイキ/サイキー) - 「心、魂」という意味。学問分野ではなく、より概念的な単語。

  2. behavioral science (行動科学) - 心理学より広義で、社会学なども含む学問領域。

  3. psychiatry (精神医学) - 医学的アプローチを指す。心理学とは違い、薬物療法などを行う医師が担当。

→ 「心理学(psychology)」は心を科学的に研究する学問全般を指し、「精神医学(psychiatry)」は治療を目的に医療的アプローチを行う領域という違いがあります。

※ 反意語としては直接的なものはありませんが、生理学(physiology)や物理学(physics)など、扱う対象が異なる「〜学」は対比として挙げられる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (米音): /saɪˈkɑː.lə.dʒi/

  • IPA (英音): /saɪˈkɒl.ə.dʒi/

アクセントは “[saɪ-KOL-uh-jee]” のように 第2音節「-kol-」に来ます。最初の “p” は発音しません。よくある間違いとしては、つづりから “p” を読んでしまうこと、また “-chology” を “-cology” と書き間違うことなどが挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「psychology」を「psycology / sychology」などと書く誤り

  • 発音ミス: “p” を発音してしまう

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、「psyche(サイキ)」や「psychiatry(精神医学)」とごちゃまぜになりやすいです。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などのリーディングセクションで、心理学に関する文章やマーケティング手法の話題が出てきた時に登場する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語 “psych-” は「心・精神」を表すという点を頭に置くと、ほかの “psych-” 系の単語(psychiatry, psychic, psychoanalysisなど)をまとめて覚えやすくなります。

  • “-logy” は「学問」の意味を持つので、「biology(生物学), geology(地質学), sociology(社会学)」などと同じ仲間だとイメージしてください。

  • 「サイコロジー」とカタカナでイメージしつつ、最初の “p” は発音しない、と覚えると混乱しにくくなります。

心理学を通じて人の心を理解する、というストーリーを思い浮かべると、単語そのものの意味も定着しやすいでしょう。

意味のイメージ
psychology
意味(1)

心理学

意味(2)

《話》(個人・団体の)心理[状態]

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