元となった辞書の項目
school
解説
1. 基本情報と概要
単語: school
品詞: 名詞 (主に可算名詞として使用、場合により不可算的用法もある)
英語での意味: An institution for educating children or for giving specialized instruction.
日本語での意味: 「学校」「教育機関」
「school」は「学校」を意味する基本単語です。子どもたちが通う小学校から高校、時には専門の教育機関や団体を指す場合にも使われます。とても日常的で、A1 (超初心者) レベルから日常会話に出てくる重要な単語です。
活用形
- 名詞の場合、複数形はschoolsとなります。
例) one school → two schools - 動詞として使われる場合は「教育する」という意味で、
- 現在形: school (he schools)
- 過去形: schooled
- 過去分詞: schooled
- 現在分詞・動名詞: schooling
- 現在形: school (he schools)
他の品詞
- school (動詞): 「教育する」「訓練する」の意
例) She was schooled in classical music. (彼女はクラシック音楽の教育を受けた)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
「school」は、ギリシャ語の scholē(余暇、学びの場)を語源とし、ラテン語の schola を経て英語に入ったとされます。
- 接頭語や接尾語は含まれていません。
- 語幹は「school」です。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- attend school – 学校に通う
- go to school – 学校へ行く
- stay after school – 放課後に残る
- school building – 校舎
- school days – 学生時代
- school uniform – 学校の制服
- school trip – 修学旅行、遠足
- school subject – 学校科目
- school holiday – 学校の休暇
- school principal – 校長先生
3. 語源とニュアンス
語源
- ギリシャ語の “scholē” (余暇や学習の場を意味する) → ラテン語の “schola” → 古フランス語の “escole” → 中英語の “scole” → 現代英語の “school”
- 元々は「余暇を利用した学問の場」というニュアンスがありました。
ニュアンス・使用時の注意
- 日常的: 大半が子どもや学生が通う「学校」の場面で使われるため、ごく一般的・カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。
- 比喩的表現: 大人向けの定期的講座などを指すこともある (例: “cooking school”)。
- 他の意味: 「仲間の集まり/派(は)」(哲学の学派など) や「魚群」(a school of fish) を指すことも。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a school / schools」として数えられます。
- 不可算的用法: ある教育システム全体を大きく言う場合は不可算的に使うことも (“School is important for children.”)
- 動詞としての用法(他動詞): 「~を教育する/訓練する」という意味で使われます。
- 例) “He was schooled in the art of negotiation.”
- 例) “He was schooled in the art of negotiation.”
一般的な構文・イディオム例
- “go to school”: 文字どおり学校に行く、あるいは通う
- “school of thought”: ある考え方・思想の流派、学派
- “old school”: 伝統的な、昔ながらのスタイルを指すカジュアルな表現
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “I have to wake up early to go to school tomorrow.”
(明日は学校に行くために早起きしなきゃ。) - “How was school today? Did you learn anything new?”
(今日学校どうだった? 何か新しいことを学んだ?) - “My little sister just started primary school this year.”
(私の妹は今年小学校に入学したんだ。)
(2) ビジネスシーン
- “Our company supports local schools through donations.”
(我が社は地元の学校を寄付金で支援しています。) - “I attended a business school last year to improve my management skills.”
(昨年、経営スキルを高めるためにビジネススクールに通いました。) - “The workshop felt more like a school environment than a typical office setting.”
(そのワークショップは普通のオフィスの雰囲気というよりは、学校のような環境に感じました。)
(3) 学術的な文脈
- “According to this school of thought, language learning is best achieved at an early age.”
(この学派によれば、言語学習は早い段階で始めるのが最善とされる。) - “Multiple schools of psychology have different approaches to treating anxiety disorders.”
(心理学の複数の学派が不安障害の治療に異なるアプローチをとっている。) - “He studied at a prestigious law school to become an expert in constitutional law.”
(彼は憲法法の専門家になるため、一流のロースクールで学んだ。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- academy (アカデミー)
- 学問や芸術を専門的に教える機関。より専門性が高い印象。
- 学問や芸術を専門的に教える機関。より専門性が高い印象。
- institute (インスティテュート)
- 主に研究や専門教育を行う機関を指す。
- 主に研究や専門教育を行う機関を指す。
- university (ユニバーシティ)
- 大学。高等教育機関を指す。
- 大学。高等教育機関を指す。
- college (カレッジ)
- 大学の一形態。アメリカ英語で大学一般を指すことも。
「school」は、一般的に初等・中等教育機関をイメージしやすいですが、幅広い教育機関も指すことができます。
反意語
- 厳密な反意語はありませんが、「workplace (職場)」など、対比として「学校」でない学びの場や現場を表す場合には使われることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /skuːl/
- アクセント: 一音節の単語なので、特に強勢は前に置かれます (“SCHOOL”)。
- アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では「スクール」、イギリス英語でも同様に「スクール」と発音します。
- よくある間違い: “skull” (/skʌl/) との混同や、「スクール」を短く「スクル」としてしまう発音に注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “shcool” や “schoool” のように “c” の位置を間違えるミス。
- 同音異義語との混同: “skull” (頭蓋骨) など。
- 試験対策: TOEICや英検では、学校関連の話題や教育制度についての長文、リスニングなどで非常によく出現します。文脈で動詞か名詞かを判断しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- S + COOL = SCHOOL: 「S + COOL」で「スクール」と覚えるとスペリングをミスしにくいという語呂合わせ。
- 語源をイメージ: ギリシャ語 “scholē” は「余暇」や「学びの場」の意味があった → 学ぶ場というイメージを持ちやすくなる。
- 映像化: 「校舎」「教室」「生徒」の風景を思い浮かべると自然とスペリングや意味を思い出しやすいです。
以上が「school」の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く用いられる語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(施設としての)学校
意味(2)
〈C〉(大学の)学部
意味(3)
〈C〉教習所,養成所,訓練所
意味(4)
〈C〉校舎,学校の建物
意味(5)
〈U〉《冠詞をつけないで》学校教育,学業
意味(6)
《the~》《集合的に》全校生徒および教職員
意味(7)
〈U〉《冠詞をつけないで》授業[時間]課業
意味(8)
〈C〉(学問・芸術などの)派,学派,流派