最終更新日:2024/06/17

そのレースには50人の参加者がいた。

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There were fifty entries for the race.

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元となった辞書の項目

entry

名詞

〈C/U〉入ること, 入場 / 〈C〉記載事項, 項目 / 《...の》 記入 《of ...》 / 参加者

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解説

以下では、英単語 “entry” をできるだけ詳しく解説します。日本語でわかりやすくまとめていますので、学習の参考にしてください。


1. 基本情報と概要

単語: entry

品詞: 名詞 (可算名詞)

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 日常会話やビジネス場面で目にすることが多く、中級レベル(B1)から学び始めるのに適した単語です。

意味(英語・日本語)


  • (1) “the act of going or coming in”: 「入ること、入場」

    例: “Entry to the museum is free on Sundays.” 「この博物館への入場は日曜日は無料です。」

  • (2) “an item, for example a piece of writing, that is entered in something such as a diary or a list”: 「記録、エントリー(記載されたもの)」

    例: “He made a diary entry about his trip.” 「彼は旅行について日記に記述を残した。」

日本語でまとめると、「入場」や「進入」という行為や、「応募・記入・記載」などを指すときに使われる単語です。たとえば「画面にデータを入力する」というときの“data entry”のように、“entry”が「入力」という意味になることもあります。

他の品詞・活用形


  • 名詞 “entry” の複数形は “entries” です。

  • 動詞の形は “enter” (入る) で、そこから派生して「entry(名詞)」が生まれています。

  • 形容詞として直接 “entry” が変形することはあまりありませんが、“entry-level”(入門レベルの、初心者向けの)という複合語表現はよく使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • enter + -y(名詞化を示す接尾辞のひとつ)

    “entry” は動詞 “enter” から派生しており、「入ること」「記入すること」を名詞化した形と考えられます。

派生語・関連語


  • enter (動詞)

  • entrance (名詞: 入口、入場)

  • entry-level (形容詞: 初級の、初心者向けの)

  • reentry (名詞: 再入場、再入力)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. entry point(入り口・参入地点)

  2. entry fee(入場料)

  3. entry form(申込用紙、エントリーフォーム)

  4. make an entry(記入する、登録する)

  5. no entry(進入禁止)

  6. data entry(データ入力)

  7. journal entry(日記への書き込み、会計帳簿への記載)

  8. entry requirements(入場・参加要件)

  9. entry into the market(市場への参入)

  10. competition entry(コンテストへの応募作品・参加)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “entry” は、古フランス語 “entrée”(入ること)から来ており、さらにラテン語 “intrare”(入る)に由来します。“enter” と同じルーツをもっています。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「入る行為」や「情報を記入する行為」を指す、比較的カジュアル〜フォーマルまで幅広く使える単語です。“no entry” のような標識や、“entry form” のようなビジネス書類でも使われます。

  • 口語でも “I made an entry in my journal.” と言うように、ごく自然に使われますし、ビジネス文書でも「エントリー提出」や「市場参入(entry into the market)」などフォーマルに使用できます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 基本的には可算名詞として扱い、「複数形 entries」をとります。

    例: “There were many entries for the competition.”

  • 入れ替え可能な表現として 「entrance」 がありますが、“entry” = 行為や記録なども意味する 一方で、“entrance” = 物理的な入口そのもの を指すことが多いです。

  • 文中では目的語として扱われることが多く、構文としては “make an entry (into…)” や “submit an entry (for a competition)” のように使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I forgot to write today’s entry in my journal.”

    (今日の日記を書き忘れちゃった。)

  2. “No entry! We’re painting the room.”

    (立ち入り禁止!部屋をペンキ塗りしているところだから。)

  3. “Did you see my entry on social media?”

    (私がSNSに書いた投稿を見た?)

ビジネスでの例文


  1. “Please fill out the entry form before the deadline.”

    (締め切り前にエントリーフォームにご記入ください。)

  2. “Our company is planning an entry into the European market.”

    (当社はヨーロッパ市場への参入を計画しています。)

  3. “All entries will be reviewed by the selection committee.”

    (すべての応募作品は選考委員会によって審査されます。)

学術的な文脈での例文


  1. “Each encyclopedia entry provides detailed information on the subject.”

    (各百科事典の項目には、そのテーマについて詳細な情報が載っています。)

  2. “We analyzed the data entries from the online survey.”

    (オンライン調査のデータ入力を分析しました。)

  3. “The textbook has a glossary with entries for key terms.”

    (その教科書には主要な用語の項目が掲載された用語集があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. entrance(入口、入場)


    • 物理的な入口の意味が強い。 “Please use the main entrance.”(正面入口をご利用ください)


  2. admission(入場、入学許可)


    • 学校やイベントへの入場・入学許可などのニュアンスが強い。 “Admission is free.”(入場無料)


  3. access(アクセス、利用・使用可能性)


    • 「入れる・使用できる権利やチャンス」という意味が強い。 “Do you have access to the data?”(そのデータにアクセスできますか?)


反意語


  • exit, departure(退出、出発)


    • “No exit” は「出口なし」の意味、 “departure” は「出発」という意味で “entry” と対になるケースがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɛntri/

  • アクセント(ストレス) は最初の “en” の部分にあります (“EN-tri”)。

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに “entry” の発音は大きく変わりませんが、イギリス英語では少し “e” の響きが弱めに発音される場合があります。

  • よくある発音の間違いとして、 /ˈenətɹi/ のように余計な音が入ることがありますが、実際は /ˈɛntri/ と簡潔に発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “entory” や “entery” などと間違いやすいですが、正しくは “entry” です。

  • “entrance” との混同: 「入口」=“entrance”(物理的なドアやゲートなど)、対して「応募/記録/入る行為など」=“entry” と区別しましょう。

  • TOEICや英検での出題: フォームへの記入や、データ入力などの実務的文脈で出題されることが多いです(例: “Please submit your entry form by Friday.”)。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音で覚える: 「エントリー(entry)」とカタカナで言うことも多いので、そのまま音から英単語を連想しやすいでしょう。

  • ストーリーで覚える: “I made an entry (記録) about my entry (入場) to the event.” とややこしいですが、「イベントに入場したことを日記に記録した」という文をつくると、名詞同士での “entry” の使い分けに気づきます。

  • スペリングのポイント: “enter” に “y” をつけただけだと覚えてください。


「entry」は、日常的なシーンからビジネス、学術論文の引用や書き込みなど、多彩な場面で活躍する便利な名詞です。ぜひ、そのニュアンスと使い方を理解して活用してください。

意味のイメージ
entry
意味(1)

〈C〉〈U〉(場所などに)入ること,入場,登場;(団体・競技などへの)参加,加入(entrance)《+into+

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意味(2)

〈C〉《おもに米》(…への)入り口(entrance),玄関《+of(to)+

意味(3)

〈C〉(帳簿・日記・表などの)記載事項,項目;(…の)記入《+of+

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意味(4)

〈C〉(競技・コンテストなどの)参加者,参加作品《+for(in)+

意味(5)

〈C〉(辞書などの)見出し語

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