最終更新日:2024/06/10

隣人同士の土地の境界に関して論争がありました。

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There was a dispute between the two neighbors over the property boundary.

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元となった辞書の項目

dispute

名詞

論争, 紛争

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: dispute

品詞: 名詞 (countable)


  • 意味(英語): A disagreement or argument about something important.

  • 意味(日本語): 何か重要な事柄に関して意見が対立している状態を指す言葉。いわゆる「論争」「紛争」「議論」などを表します。

「dispute」というのは、意見や立場の食い違いから起こる対立や議論を示す単語です。ふつう、相手と納得できない点があり、意見がぶつかり合うイメージで使われます。口論から裁判に至るような大きなものまで幅広く用いられます。


  • CEFRレベル: B2(中上級)

    → ある程度複雑な概念について話し合う語彙レベルです。

活用形

名詞なので直接的な「活用」はありませんが、複数形はdisputesとなります。

動詞として使う場合は「to dispute」という形で「議論する」「論争する」「異議を唱える」という意味を持ちます(後述参照)。

他の品詞例


  • 動詞: dispute

    例: They disputed over the ownership of the land.(その土地の所有権について彼らは争った。)


2. 語構成と詳細な意味


  • 「dispute」は、ラテン語の disputare(議論する)に由来すると言われています。


    • 接頭語 dis-: 「離れる」「反対」「否定」を意味することが多い。

    • 語幹 putare: ラテン語で「考える」を意味する(“prune”や“think”などのニュアンスがある)。


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. legal dispute(法律上の紛争)

  2. border dispute(国境紛争)

  3. labor dispute(労働紛争)

  4. settle a dispute(争いを解決する)

  5. dispute resolution(紛争解決)

  6. heated dispute(激しい論争)

  7. resolve a dispute amicably(友好的に論争を解決する)

  8. ongoing dispute(継続中の紛争)

  9. international dispute(国際紛争)

  10. dispute arises(争いが起こる)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中世ラテン語 “disputare”(議論する、評価する)が直接の由来。

  • “dis-” は「分離」や「反対」を示し、 “putare” は「考える」を示すことから、「考えを分け合う」「議論する」というニュアンスで使われるようになりました。

ニュアンスや使用上の注意:


  • 「口論」(argument) よりは少しフォーマルな響きがあり、社会的・法的問題などにもよく使われる。

  • 特に文書や公式の場で「論争」「紛争」という言葉で紹介されることが多いが、口語でも「dispute」は普通に用いられる。

  • カジュアル: 友人同士の口論やちょっとした対立を指すときにも使われるが、「argument」を使うことが多い傾向。

  • フォーマル: ビジネスや法的文脈、国際関係など。契約書などでは「dispute resolution」という表現が頻出する。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「dispute」は可算名詞なので、「a dispute」「the dispute」「disputes」の形で使われます。

  • 動詞「to dispute」になると、しばしば “dispute + 目的語” の形で「~に異議を唱える」という意味を持ちます。

一般的な構文例


  • noun as subject

    “The dispute between the companies took years to resolve.”

    (その会社同士の紛争は解決に数年かかった。)

  • noun + over/about

    “They had a dispute over water rights.”

    (彼らは水利権について争っていた。)

  • verb usage: dispute + (that) + 節

    “The lawyer disputed that the evidence was valid.”

    (弁護士はその証拠が有効であることに異議を唱えた。)


5. 実例と例文

日常会話で使われる例文


  1. “We had a small dispute about where to have dinner.”

    (夕食をどこで食べるかでちょっとした口論をしたよ。)


  2. “I don’t want to get into a dispute with my roommate over the cleaning schedule.”

    (ルームメイトと掃除のスケジュールで言い争いしたくはないな。)


  3. “Their dispute ended as soon as they realized it was just a misunderstanding.”

    (ただの誤解だと気づいたら、彼らの言い争いはすぐに収まった。)


ビジネスで使われる例文


  1. “The board members settled the dispute during the meeting.”

    (取締役会のメンバーは会議中にその争いを解決した。)


  2. “We need a clear dispute resolution process in our employment contracts.”

    (雇用契約書には、明確な紛争解決プロセスが必要だ。)


  3. “An ongoing dispute between the two departments is affecting productivity.”

    (2つの部署の継続的な対立が生産性に影響を及ぼしている。)


学術的な文脈で使われる例文


  1. “Scholars have a long-standing dispute over the interpretation of this text.”

    (学者たちはこの文書の解釈をめぐって長年にわたる論争を繰り広げている。)


  2. “The cultural dispute among these groups can be traced back to historical events.”

    (これらのグループ間の文化的対立は歴史的出来事にさかのぼることができる。)


  3. “The paper aims to address recent disputes in the field of quantum mechanics.”

    (その論文は量子力学分野の最近の論争に取り組むことを目的としている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. argument (口論 / 議論)


    • 「dispute」よりもカジュアルで、感情的な言い争いを指すことが多い。


  2. debate (討論)


    • 公開の場で、あるテーマについての論理的な議論をするイメージ。形式的・公式的なニュアンス。


  3. conflict (衝突 / 争い)


    • 立場・利益などが対立して起こる幅広い争いを指す。物理的衝突や国際紛争にも使う。


  4. controversy (論争 / 物議)


    • 公共の場やメディアで大きく取り上げられるような騒動を指す。


反意語


  • agreement (合意)

  • harmony (調和)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記(名詞): /dɪˈspjuːt/


    • アクセントは「spu」の部分に置かれます (/dɪ-SPYOOT/ のイメージ)。


  • アメリカ英語とイギリス英語の発音: 大きな差はなく、双方とも /dɪˈspjuːt/ と発音されることが多い。

  • よくある発音の間違い: 最初の音を /daɪ/ と発音してしまう人がいるが、正しくは /dɪ/(ディ)です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「dis*p*ute」を「disute」と書き落としてしまうミスに注意。

  • 動詞形との混同: 名詞として “a dispute about ~” の形で使うのに、間違えて “to dispute about ~” と入れ替えてしまう場合がある。

  • 同音異義語は特にないが、「dispute」と似たニュアンスの “argument” と誤用しがち。ニュアンスの違いを把握しておくとよい。

  • 試験対策: TOEICや英検で、ビジネスや国際問題に関する文章中での語彙として出題される傾向がある。文脈から紛争や論争を表していると読み取れるようにしておくと良い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “dis-” は「離れる/否定」で、“pute” は「考える」のイメージ。考えが違うから「考えが分かれている状態(対立)」だと捉える。

  • 勉強テクニック: 「dispute」は「dis + put + e」と3つの音節で分けて発音の練習すると覚えやすい。

  • 関連ストーリー: 「仲良しだった人同士が ‘dis-agree’ して ‘dis-pute’ になる」イメージで覚えると、意味が残りやすくなるでしょう。


以上が名詞 「dispute」 の詳細解説です。争いの状況や意見の対立を表すときに非常に便利な単語なので、ビジネス文脈から友人同士の議論まで幅広く使いましょう。

意味のイメージ
dispute
意味(1)

論争;口論,けんか

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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