最終更新日:2025/03/09

彼女は作曲が好きで、曲を書くのに何時間も費やします。

正解を見る

She enjoys composition and spends hours writing songs.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

composition

名詞

〈U〉創作, 作文, 作曲 / 《混合物などの》 成分 《of ...》 / 〈C〉混合物, 合成物

このボタンはなに?

彼女は作曲が好きで、曲を書くのに何時間も費やします。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語“composition”について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: composition

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The act or process of composing; the arrangement or combination of parts or elements to form a whole; a short piece of writing, especially one written as a school exercise; a piece of music or art.

意味(日本語): 「構成」「組み立て」「作曲」「作文」などの意味を持つ名詞です。たとえば文章や音楽、芸術作品などを「どのように構成して作り上げるか」を表すニュアンスの単語です。


  • この単語は、文章を書く課題としての「作文」(school composition)を指すこともあります。

  • また音楽においては「作曲」、芸術作品では「構図」など、さまざまな文脈で使われる単語です。

活用形: 名詞のため、基本的に複数形「compositions」があります。

他の品詞:


  • 動詞形「compose」(構成する、作曲する、作文する)

  • 形容詞形「composite」(合成の、複合的な)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・日常生活よりも、少し学術的またはクリエイティブな文脈で使われることが多いため、中上級レベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特に顕著な接頭語はありません。

  • 語幹 (語根): compos- (「共に置く」「組み立てる」というイメージ)

  • 接尾語: -ition (名詞を作る接尾語で、「動作や状態」を表す)

派生語・関連語


  • compose (動詞): 構成する、作曲する

  • composer (名詞): 作曲家

  • composite (形容詞/名詞): 合成の / 合成物

  • decompose (動詞): 分解する

  • compositionally (副詞): 構成上、作曲上

よく使われるコロケーション(共起表現)


  1. musical composition(音楽作品)

  2. written composition(文章の作品、作文)

  3. chemical composition(化学組成)

  4. artistic composition(芸術的構成)

  5. the composition of the team(チームの構成)

  6. compose a composition(作文を作成する / 作曲する)

  7. final composition(最終的な構成 / 最終原稿)

  8. improve your composition skills(作文や作曲などの構成力を向上させる)

  9. original composition(オリジナル作品)

  10. strong composition(しっかりとした構成)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の「compositio」(com-「共に」+ positio「置くこと」)から来ており、「複数の要素を組み合わせて、一つにまとめる」といった意味合いを持ちます。

歴史的背景:


  • 古くは“compositio”というラテン語が、文の構成や音楽の作曲など多方面で用いられ、英語に取り入れられました。

使用時の注意点・ニュアンス:


  • 文学や学術的文脈: 文章の構成、内容の組み立て

  • 芸術・音楽的文脈: 芸術作品や音楽の作品そのもの、または作る行為

  • フォーマル寄り: 日常会話でも使われますが、作文や芸術的文脈ではややフォーマルまたは正式な響きがあります。

  • 学校課題: 「作文 (school composition)」としてカジュアルにも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞:

    通常「可算名詞」として扱われることが多いです。個別の作品や作文を指すときは「a composition / compositions」と数えられます。一方、抽象的な構成概念を表す場合には不可算名詞のように扱われる文脈もありますが、一般的には可算名詞の用法が多いです。


  • 一般的な構文例:


    • “The composition of the report is crucial.”(レポートの構成がとても重要だ)

    • “His latest composition won an award.”(彼の最新の作品(曲)が賞を取った)


  • イディオム / 表現:


    • “be out of composition” → あまり一般的ではありませんが、作品や構成の意図から外れている、といった表現になることも。

    • “⟨someone⟩ is in composition class” → 作文や作曲のクラスを受けている。


  • フォーマル / カジュアル:


    • フォーマル: 研究やレポート、芸術論文などで使用。

    • カジュアル: 学校の作文提供などの日常学習シーン。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I have to finish my English composition by tomorrow.”

    (明日までに英語の作文を終わらせなきゃ。)


  2. “Do you like the composition of this photo?”

    (この写真の構図、気に入ってる?)


  3. “I’m practicing piano to perform my own composition.”

    (自分で作曲した曲を演奏するためにピアノの練習をしているんだ。)


ビジネス (ややフォーマル)


  1. “The composition of our new product line will be finalized soon.”

    (新しい製品ラインの構成はまもなく最終決定されます。)


  2. “We need to consider the composition of our team for this project.”

    (このプロジェクトのために、チームの構成を検討する必要があります。)


  3. “His report’s composition was clear and concise.”

    (彼のレポートの構成は明快で簡潔でした。)


学術的/専門的 (フォーマル)


  1. “The chemical composition of the sample was analyzed in the laboratory.”

    (そのサンプルの化学組成は研究室で分析された。)


  2. “Her research focuses on the composition of modern orchestral music.”

    (彼女の研究は、現代オーケストラ音楽の作曲について焦点を当てている。)


  3. “The composition of an academic essay requires a clear thesis statement.”

    (学術論文の構成は、明確な主張文が必要とされる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. structure(構造)


    • 「要素の配置や関係」という点で近いが、抽象的な構造を示すニュアンスが強い。


  2. arrangement(配置、整理)


    • 要素を並べるという意味では類似するが、「composition」は作品や作文などの創作物に特に使われる。


  3. organization(組織、構成)


    • 全体の仕組みを体系的にまとめる意味。作文や音楽部品に限らず、広範囲で使われる。


反意語 (Antonyms)


  • decomposition(分解)


    • 要素を崩す、分解するという意味で「composure(落ち着き)」などとは別概念。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˌkɑːm.pəˈzɪʃ.ən/ (カーン-puh-ジション)

  • イギリス英語: /ˌkɒm.pəˈzɪʃ.ən/ (コム-puh-ジション)

強勢(アクセント)の位置:


  • 「-po-」の部分ではなく、「-zi-」の部分に主なストレスがあります: com-po-SI-tion

よくある発音の間違い:


  • “com-po-sish-on” のように /z/ を /s/ と誤って発音するケースが多いので注意。

  • アクセントを先頭に置いてしまうミスにも注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “composition” の “-position” の部分で、「-pasition」「-possition」などと間違えやすい。

  • 同音異義語との混同:


    • “compositor” (組版工) など、見た目が似ているが意味が異なる。


  • 試験対策:


    • TOEICや英検では、レポートやアカデミックトピックに関連して出題される可能性あり。

    • 記述問題(作文)で、導入文として “In this composition, I will discuss…” のように使われることも。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “com-” は「共に」、“posit-” は「置く」 → 「いろいろな要素を一緒に置いて作り上げる」というイメージなら覚えやすい。

  • スペリングのポイント: “com + position” という組み合わせを意識すると覚えやすい。

  • 音楽や美術、作文など「作品をまとめあげるイメージ」を持つと意味がスッと入ってきます。


以上が名詞“composition”の詳細な解説です。文章や音楽、芸術など多方面で「構成」「作曲」「作文」を指す単語なので、さまざまな文脈にあわせて使ってみてください。

意味のイメージ
composition
意味(1)

〈U〉(混合物などの)成分《+of+

意味(2)

〈C〉〈U〉(人の)気質,性質,性分(constitution)

このボタンはなに?
意味(3)

〈U〉(文学作品・音楽作品などの)構成,構想,(絵画などの)構図《+of+

意味(4)

(またcompo)〈C〉混合物,合成物

意味(5)

〈U〉(活字の)植字,組み

意味(6)

〈U〉(文学・美術・音楽作品などの)創作,制作[法];作文,作曲,〈C〉作品,楽曲

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★