最終更新日:2024/06/17

これはオリジナルのアイデアです。

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This is an original idea.

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元となった辞書の項目

original

形容詞

以前にはなかった,新しい / 独創的な / 《名詞の前にのみ用いて》最初の,原始の,本来の

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解説

以下では、形容詞 “original” をさまざまな観点から詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “original”

  • 日本語: 「独創的な」「最初の」「本来の」「元の」

「original」は、もともと“起源( origin )”に由来する形容詞で、「初めて生まれたもの」「人の考えとは違ってユニークなもの」というニュアンスが含まれます。例えば「元の場所(the original place)」や「独創的なアイデア(an original idea)」のように、始まりや独特性を強調するときに使われる単語です。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形


  • 形容詞なので、基本的に比較変化(原級・比較級・最上級)はしませんが、より口語的に強調したいときに “more original” / “most original” と用いられることもあります(ただし頻繁ではありません)。

他の品詞形


  • 名詞形: “original” 例: “This is the original.”(これは原本です)

  • 副詞形: “originally” 例: “Originally, I was a painter.”(もともと私は画家でした)

CEFRレベル: B2(中上級)


  • 「original」は初級レベルからも見かける単語ですが、”独創的な”という文脈で使えるようになるのは中級以降が多いため、「中上級(B2)」くらいのレベルと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: “origin”(始まり、起源)

  • 接尾語: “-al”(形容詞を作る意味を持つ接尾語)

「origin (起源)」に “-al” がつくことで、“起源に関わる” → “本来の・元の” の意味合いを持つ形容詞になっています。

関連語


  • “origin” (名詞)

  • “originate” (動詞: ~から始まる、起こる)

  • “originality” (名詞: 独創性)

  • “originally” (副詞: 最初は, もともと)

よく使われるコロケーション・関連表現(10個)


  1. original idea → 独創的なアイデア

  2. original work → 元の作品

  3. original text → 原文

  4. original design → 独創的なデザイン / 元のデザイン

  5. original plan → 当初の計画

  6. an original painting → オリジナルの絵画(複製ではないもの)

  7. the original version → 元のバージョン / オリジナル版

  8. original recipe → 本来のレシピ

  9. entirely original → 完全に独創的な

  10. original source → 元の情報源 / 出典


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “originālis”(“origo”=起源・はじまり)に由来。

  • 中世フランス語 “original” を経て、英語に取り入れられました。

歴史的には「始まりに関する」という意味がベースにあり、それが転じて「独創的な」「初めての」「唯一の」というニュアンスが加わりました。

使用時の注意点とニュアンス


  • 「始まりに関する」という意味:本来の状態や起源を示す。

  • 「独創的」な意味:他とは違って新しい発想やアイデアを指す。

  • 口語・文章ともによく使われ、フォーマル度合いは中程度。日常会話からビジネス、学術まで幅広く利用されます。

  • 「original」と言ったとき、「ユニーク」「独自性」を強調するか「最初の・元の」という事実を強調するかを文脈で判断すると良いです。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “This is original.”(これは独創的だ)

  • “It’s an original concept/idea.”(それは独創的なコンセプト/アイデアだ)

  • “The original document is filed in the cabinet.”(元の書類はキャビネットに保管されている)

イディオム

“back to the original drawing board”


  • 意味: 計画を最初からやり直す

  • “Let’s go back to the original drawing board and rethink this.”

    (最初の段階に戻って、もう一度考え直そう。)

文法上のポイント


  • 形容詞なので、名詞を修飾したり、補語(be動詞などの後で補足説明)になったりします。

  • “original” は可算/不可算という概念は直接ありません(名詞形 “original (原本)” は可算名詞として扱われます)。


5. 実例と例文

さまざまな場面での例文を紹介します。

日常会話(カジュアル)


  1. “I love your original style of clothing!”

    (あなたの独創的な服のセンス、すごく好きだよ!)


  2. “Is this the original recipe your grandma used?”

    (これはおばあちゃんが使っていた元のレシピなの?)


  3. “I think your painting is very original.”

    (あなたの絵、とても独創的だと思うよ。)


ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “We should protect the originality of our brand by emphasizing our original designs.”

    (自社の独創的なデザインを強調して、ブランドの独自性を守るべきです。)


  2. “The original plan needs adjustments to fit the new budget.”

    (新しい予算に合うように、当初の計画に調整が必要です。)


  3. “Could you show us the original document before we proceed?”

    (進める前に、元の書類を見せていただけますか?)


学術的文脈(フォーマル)


  1. “The original hypothesis was later proven incorrect due to additional data.”

    (追加のデータにより、当初の仮説は後に誤りであることが証明された。)


  2. “His original research paved the way for further innovations in the field.”

    (彼の独創的な研究は、その分野におけるさらに新しい革新の道を開いた。)


  3. “We compared the original text with various translations to ensure accuracy.”

    (正確さを確認するために、原文と複数の翻訳を比較した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “unique” (ユニークな)


    • 独自性に焦点を当てる場合は「unique」がより強調される。


  2. “innovative” (革新的な)


    • イノベーションと関係する場合に使われる。


  3. “novel” (新奇な)


    • 新しさや目新しさに重きを置く。


“original” は「最初の」「元の」意味も含むため、上記の類義語を使う場面では文脈に注意しましょう。

反意語 (Antonyms)


  1. “copy” (複製) - 形容詞ではなく名詞ですが、対比されることが多い

  2. “unoriginal” (独創性のない)

  3. “derivative” (派生的な)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語 (GA): /əˈrɪdʒ.ən.əl/ または /əˈrɪdʒ.nəl/

  • イギリス英語 (RP): /əˈrɪdʒ.ɪ.nəl/ または /əˈrɪdʒ.nəl/

強勢(アクセント)


  • “o-RIG-i-nal” のように、第2音節「rig」にストレスが置かれます。

  • “r” は英語特有の巻き舌音 (ɹ)、 “g” は /dʒ/ となり “リッジ” のような音に。

よくある発音の間違い


  • “orig-inal” / “o-rijin-al” と母音や子音を省略しがちなケース。

  • “g” を /g/ と発音せず、/dʒ/ の音をしっかり意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “orignal” や “orginal” など “i” と “g” の位置を間違えやすいです。

  2. “original” と “origin” の混同: “original” は形容詞(or 名詞)、「独創的」「元の」という意味を強調する表現です。 “origin” は名詞で「起源」「源」という意味。

  3. “innovative” との取り違え: “innovative” は「革新的」という意味が強く、「最初の」や「本来の」といったニュアンスは含まれません。

  4. 資格試験(TOEIC・英検など)でも、名詞の “the original” (原本) と形容詞の “original idea” (独創的なアイデア) を混同させるような問題が出ることがあるので要注意です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペリングのポイント: “orig + in + al” の3つのパートを意識すると覚えやすいです。

  • 「起源」を意味する “origin” に “-al” がついている、という連想で「何かの始まりを示す形容詞」と理解しましょう。

  • “O-RI-GI-NAL” とリズミカルに音読してみると記憶に残りやすいです。

  • “original” を見るときに「最初に生み出されたもの」というイメージを持つと、独創性や元の姿を思い起こしやすくなります。


以上が、形容詞 “original” に関する詳細な解説です。「最初の」「元の」という事実を示す場合から、「独創的な」「ユニークな」という意味まで幅広く使える便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
original
意味(1)

独創的な

意味(2)

(コピーや翻訳でない)もとの,原文(原作・原型)の

意味(3)

以前にはなかった,新しい

意味(4)

《名詞の前にのみ用いて》最初の,原始の,本来の

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