最終更新日:2024/06/17
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Iron is a strong and durable metal.

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元となった辞書の項目

iron

名詞

〈U〉鉄 / 鉄のようなこと〈C〉鉄製の器具 / アイロン / 手かせ,足かせ

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解説

以下では、名詞としての「iron(アイアン)」を中心に解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語表記: iron

品詞: 名詞 (noun)

日本語訳: 鉄、アイロン(衣類などを押しつけてしわを伸ばす道具)

鉄 (Fe) という金属のことを指す場合と、衣類をプレスするときの道具としての「アイロン」を指す場合があります。英語圏の日常でもよく聞かれる単語です。

「鉄」としての意味では、硬くて丈夫な金属を指し、「鉄の意志 (iron will)」のように、比喩的に「強い」「不屈の」といったニュアンスも出します。

「アイロン」として使われるときは、皆さんが普段シャツなどを伸ばすときに使う道具を示します。

難易度(CEFR レベル目安): A2(初級)

金属名としても道具名としても日常でよく使われるため、初級レベル(A2)程度で登場する単語です。

活用形・他の品詞形


  • 名詞形: iron (単数)、irons (複数)


    • 例:irons(「手錠」のように複数形で使われる場合もある)


  • 動詞形: to iron(アイロンをかける)


    • 例:I need to iron my shirt.


  • 形容詞形: iron (iron determination のように「鉄の〜」=不屈の、頑固な)


    • 例:He has an iron will.



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「iron」はラテン語やゲルマン語をルーツにもつ単語です。

    接頭語・接尾語といった明確なパーツで分けられる言葉ではありませんが、

    “ferrous(鉄の)”に共通する語源的要素が見られます。

関連する派生語や類縁語


  • ironical / ironic (形容詞): 皮肉な(iron と langsung には語源上の直接なつながりは薄いですが、“irony” はギリシャ語由来で別系統)

  • ironing (動名詞/形): アイロンがけ、アイロンがけの

  • ferrous (形): 鉄を含んだ

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. cast iron → 鋳鉄

  2. iron ore → 鉄鉱石

  3. iron deficiency → 鉄分不足

  4. iron bar → 鉄の棒

  5. iron gate → 鉄門

  6. iron will → 鉄の意志(強い意志)

  7. ironing board → アイロン台

  8. pump iron → ウエイトトレーニングをする(俗)

  9. iron out wrinkles → しわを伸ばす

  10. iron rod → 鉄の棒(bar と近いが、rod は細長い棒を指す)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 英語の “iron” は古英語の “īren” に由来し、さらに古ドイツ語系・ゲルマン祖語をたどると “isarnan” などと関連があります。

  • ラテン語の “ferrum”(鉄)とは別系統ですが、ヨーロッパ諸言語で似た発音の単語を持つところが多いです。

ニュアンス:


  • 「堅い金属」「強靭さ」のイメージが強く、比喩的表現でも「強い意志」「決して曲がらない」のような印象を与えます。

  • 「アイロン(衣類のしわを伸ばす道具)」の意味では、日常的でカジュアルな文脈でも使いやすい単語です。

使用されるシーン:


  • 「鉄」としてはややフォーマルでもカジュアルでも使えます。学術分野(化学・物理)でも日常的に使います。

  • 「アイロン(道具)」としてはごく日常的な会話に出てきます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算の違い:


    • 「鉄」という物質としての iron は基本的に 不可算名詞 です。

    • 「アイロン(道具)」としての iron は 可算名詞 で、複数形は irons となります。

      例:I have two irons at home.(家に2つのアイロンがある)


  • イディオム・熟語表現:


    1. “strike while the iron is hot” → 鉄は熱いうちに打て(好機を逃すな)

    2. “have several irons in the fire” → 複数の計画・仕事を同時に抱える


フォーマル/カジュアル:


  • 「鉄」の意味では、フォーマルな文脈(論文やニュース)でもカジュアルでも幅広く使われます。

  • 「アイロン(道具)」は基本的にカジュアルですが、ビジネスメールなどで「アイロンをかける」という表現が必要な場合にも堂々と使えます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you lend me your iron? My shirt is all wrinkled.”

    (アイロンを貸してくれない? シャツがしわくちゃなんだ。)

  2. “I need more iron in my diet, so I’m eating spinach.”

    (食事からもっと鉄分を摂らなきゃいけないから、ほうれん草を食べてるんだ。)

  3. “Don’t forget to iron your uniform before school.”

    (学校に行く前に制服にアイロンをかけるのを忘れないでね。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Please iron your dress shirt for tomorrow’s conference.”

    (明日の会議に向けてワイシャツにアイロンをかけてください。)

  2. “We specialize in trading iron and steel in international markets.”

    (当社は鉄鋼の国際取引を専門としています。)

  3. “The factory processes iron ore to produce high-quality steel.”

    (その工場は鉄鉱石を精製して、高品質の鋼を生産しています。)

(3) 学術・専門的な文脈での例文


  1. “Iron is essential for the formation of hemoglobin in red blood cells.”

    (鉄は赤血球中のヘモグロビン形成に不可欠です。)

  2. “The properties of iron change significantly when it is combined with carbon.”

    (鉄は炭素と結合することで、性質が大きく変化します。)

  3. “Researchers are studying iron nanoparticles for targeted drug delivery.”

    (研究者たちは標的型ドラッグデリバリーのために鉄ナノ粒子を研究しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. steel(スチール、鋼)


    • iron に炭素などを加えた合金。硬く錆びにくい特性がある。

    • 「steel」は「鉄」とは異なり、より強度を高めたものを指す。


  2. metal(メタル、金属)


    • 金属一般を指し、鉄だけを意味しないより広い範囲の語。


反意語


  • 直接的な反意語はありませんが、意味合いとして「non-metal」(非金属) は反対の分類となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語 (UK): /ˈaɪən/

    • アメリカ英語 (US): /ˈaɪɚn/ または /ˈaɪərn/


  • 強勢(アクセント)の位置: 最初の音節 “I” の部分に強勢があります。

  • 発音の注意点:


    • スペリングは “iron” ですが、[r] が入るような音が省略気味になるため “アイアン” というカタカナ表記がそのまま通じないことが多いです。

    • イギリス英語だと、r をほとんど発音しない /ˈaɪən/ に近い音になりやすいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “irone” や “ion” と書いてしまう初学者がいます。

  • 同音異義語との混同: “ion (イオン)” を書き間違える場合がありますが、発音もスペルも異なります。

  • TOEIC・英検などでの出題傾向: 金属名・栄養素としての「iron」を理解しているか、または熟語 “strike while the iron is hot” を熟知しているかを問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「アイアン」= ゴルフクラブでも同じ綴り → クラブが「鉄」でできていたことが始まりと覚えると、結びつけやすいです。

  • 「アイロンをかける」と言いたいときは “iron my shirt” と動詞としても素直に使えると意識する。

  • スペリングは “i-r-o-n” だが、あまり “r” の音をはっきり出さない発音に注意。

  • 「鉄を熱いうちに打て (strike while the iron is hot)」ということわざから、「iron」は「牛耳る」「鍛錬する」といった強いイメージが残りやすいです。

以上が名詞としての “iron” の詳細な解説です。日常生活から学術分野まで幅広く使われる重要単語なので、上記ポイントを意識してぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
iron
意味(1)

〈U〉

意味(2)

〈U〉鉄のように堅い(強い,冷たい)こと

意味(3)

〈C〉鉄製の器具

意味(4)

〈C〉[電気]アイロン

意味(5)

〈C〉アイアン(球を打つ部分が金属のゴルフクラブ)

意味(6)

〈C〉《複数形で》手かせ,足かせ

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