connect
〈2個の物〉'を'連結する,結びつける;(…と)…'を'結合する電話でつなぐ《+名+with(to)+名》 / 《受動態で》(…と)…'を'関係させる,親類関係にする《+名+with+名》 / (…で)…'を'連想する,結びつけて考える《+名+with+名》 / 〈物・事柄などが〉(…と)関連している,つながる《+with+名(wh-節)》 / 〈交通機関が〉(…と)連絡(接続)している《+with+名》
以下では、英単語 connect
について、学習者の方にもわかりやすいように詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
意味
- 英語: connect
- 日本語: つなぐ、接続する、結びつける
「人や物をつなぎ合わせる、何かを結びつけて機能させる」という場面で使われる単語です。物理的にケーブルを接続する場合から、人と人との関係をつなぐといった抽象的な意味まで幅広く使われます。
品詞
- 動詞 (Verb)
活用形
- 原形: connect
- 三人称単数現在形: connects
- 現在分詞/動名詞: connecting
- 過去形/過去分詞形: connected
他の品詞形
- 名詞形: connection (接続、関係)
- 形容詞形: connected (つながっている)、connective (結合性の)
CEFR レベル (目安: B1 中級)
「connect」は日常生活で頻出する語であり、概念的にも身近なので、B1程度(中級レベル)の英単語と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- con-: 「共に、いっしょに」という意味を持つ接頭語
- nect: 「結ぶ」という意味に由来する語幹(ラテン系)
派生語や類縁語
- connection (名詞): 接続
- connector (名詞): 接合部品、コネクタ
- reconnect (動詞): 再接続する
- disconnect (動詞): 接続を切る
よく使われるコロケーション(共起表現)
- connect (a device) to …
- (デバイス)を…に接続する
- (デバイス)を…に接続する
- connect people with …
- 人々を…と結びつける
- 人々を…と結びつける
- connect the dots
- 点を結ぶ(情報をつなぎ合わせる)
- 点を結ぶ(情報をつなぎ合わせる)
- connect over a meal
- 食事を通して親睦を深める/つながりを持つ
- 食事を通して親睦を深める/つながりを持つ
- connect via Zoom/Skype
- Zoom/Skypeで接続する
- Zoom/Skypeで接続する
- connect wires/cables
- ワイヤーやケーブルをつなぐ
- ワイヤーやケーブルをつなぐ
- connect emotionally
- 感情的に通じ合う
- 感情的に通じ合う
- connect the phone call
- 電話をつなぐ
- 電話をつなぐ
- connect through social media
- SNSでつながる
- SNSでつながる
- connect meaningfully
- 意味のある形でつながる/関係を持つ
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語
conectere
より。
con-
(共に)+nectere
(結ぶ)が合わさった形。
もともとは「糸や織物を一緒に結び合わせる」というような、物理的なつながりを表す言葉でした。そこから比喩的に「人と人を結びつける、情報をつなぐ」という抽象的な意味が広がっています。
ニュアンス・使用時の注意
- 「物理的につなぐ」だけでなく、「人や心をつなげる」、「情報を結び付ける」など幅広い文脈で使えます。
- カジュアルからフォーマルまで、会話・ビジネス文書・学術的文章などあらゆる場面で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞 (transitive): connect + 目的語
- 例: Connect the printer to the computer.
- 例: Connect the printer to the computer.
- 自動詞 (intransitive): connect + (前置詞など)
- 例: The two train lines connect at this station.
- 例: The two train lines connect at this station.
「つなぐ対象」が目的語として来る場合が多いため、他動詞としての用法が一般的です。しかし、「どこどこでつながる」という文脈では自動詞的にも使われます。
一般的な構文・イディオム
- connect with someone: 人と心のつながりを持つ
- connect the dots: 断片的な情報をつないで全体像を理解する(イディオム的表現)
5. 実例と例文
それぞれ異なる文脈での例文を示します。
日常会話での例文
- “Can you help me connect these cables to the TV?”
(このケーブルをテレビに接続するのを手伝ってもらえますか?) - “I really connected with my new classmates today; they were so friendly.”
(今日、新しいクラスメートたちとすごく打ち解けたよ。彼らと気が合ったんだ。) - “Let’s connect on social media so we can keep in touch.”
(連絡を取り合うためにSNSでつながりましょう。)
ビジネスでの例文
- “We need to connect our software with the client’s database to ensure seamless data transfer.”
(シームレスなデータ転送を行うために、我々のソフトウェアをクライアントのデータベースに接続する必要があります。) - “Could you connect me to the HR department, please?”
(人事部に電話を取り次いでいただけますか?) - “To expand our market, we must connect with local distributors and establish a network.”
(市場を拡大するには、現地の販売業者とつながりを持ち、ネットワークを築く必要があります。)
学術的な文脈での例文
- “This study aims to connect the theory of linguistics with practical language teaching methods.”
(この研究は、言語学の理論を実践的な言語教授法に結びつけることを目的としています。) - “We need to connect different datasets to analyze patterns in climate change.”
(気候変動のパターンを分析するために、さまざまなデータセットを結合する必要があります。) - “It is crucial to connect historical events with their socio-cultural contexts for a deeper understanding.”
(より深い理解のために、歴史的な出来事を社会文化的文脈と結びつけることが重要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- link (リンクする、つなぐ)
- 物理的にも比喩的にも「つなぐ」という意味を持ちますが、より単純に「つなげる」行為を指す場合が多いです。
- 物理的にも比喩的にも「つなぐ」という意味を持ちますが、より単純に「つなげる」行為を指す場合が多いです。
- join (結合する)
- 物理的に物を結合する、あるいはグループに加わるといった意味。
- 物理的に物を結合する、あるいはグループに加わるといった意味。
- attach (取り付ける)
- より物理的に「何かをくっつける」という意味が強いです。
- より物理的に「何かをくっつける」という意味が強いです。
反意語 (Antonyms)
- disconnect (切断する、分離する)
- connectの反対で、接続などを解除する意味。
- connectの反対で、接続などを解除する意味。
- separate (分ける、隔てる)
- 物などを離す、分類する。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /kəˈnɛkt/
- アメリカ英語 (GA): カネクト [kə-nékt] のように発音
- イギリス英語 (RP): カネクト [kə-nékt] のようにほぼ同じ
- 強勢 (アクセント) は第二音節「nect」に置かれます。
- “o” の部分が曖昧母音 /ə/ に近い音になるのが特徴です(「コネクト」ではなく「カネクト」のように少し弱く発音)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “connet” や “conect” と書き間違えやすいので注意。
- 同音異義語との混同はあまりありませんが、発音上「connect」と同じように語頭の
co-
をしっかり曖昧母音で発音するのがコツです。 - 資格試験(TOEIC・英検など)でも、ビジネスシーンのリスニングや読解に登場しやすい単語です。電化製品の設置要領や電話転送などのシチュエーションで頻出します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「con」=「共に、いっしょに」、 「nect」=「結ぶ」から、「一緒に結ぶ」でconnectと理解すると覚えやすいです。
- 「connection(コネクション)」という言葉はカタカナでもよく聞くため、「connect」とセットで覚えるとよいでしょう。
- スペルの真ん中に “n” が2つ来ないこと(
connn...
とならない)を意識して練習すると、スペルミスを防ぎやすくなります。
以上が、動詞 connect
についての詳細な解説です。人と人、情報と情報、物理的な機器同士を「つなぐ」幅広いニュアンスをもつ便利な単語ですので、ぜひ日常会話やビジネスの場面などで活用してください。
〈2個の物〉'を'連結する,結びつける;(…と)…'を'結合する電話でつなぐ《+名+with(to)+名》
《受動態で》(…と)…'を'関係させる,親類関係にする《+名+with+名》
(…で)…'を'連想する,結びつけて考える《+名+with+名》
〈物・事柄などが〉(…と)関連している,つながる《+with+名(wh-節)》
〈交通機関が〉(…と)連絡(接続)している《+with+名》