元となった辞書の項目
game
解説
名詞 “game” を徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: game
日本語: ゲーム、試合、遊び、(狩猟の)獲物 など
品詞: 名詞 (countable 不可算的意味もあり)
意味の概要
- 「game」は「試合」「遊び」「競技」などを指す一般的な単語です。たとえば、サッカーの試合を指して “a soccer game” と言ったり、ボードゲームやビデオゲームなどの「遊び」のことを指して使います。
- また別の意味として、狩猟の対象となる獲物を「game」と呼ぶ場合もあります。これは文脈によって変わります。
- 「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」→ 友達同士で遊ぶゲームから公式のスポーツ試合、さらにはハンターが狩猟する獲物まで、幅広く「ゲーム」として表現できる単語です。
活用形・品詞変化
- 名詞形: game (複数形: games)
- 他の品詞への派生:
- 形容詞: gamy(“気骨のある” などの意味でやや古風)、または “game” が「やる気のある」「乗り気の」という意味で使われる口語表現もあります (e.g., “I’m game for trying sushi!”)。
- 形容詞: gamy(“気骨のある” などの意味でやや古風)、または “game” が「やる気のある」「乗り気の」という意味で使われる口語表現もあります (e.g., “I’m game for trying sushi!”)。
CEFRレベルの目安
- A2(初級)
「試合」「遊び」の意味で日常的によく使われる単語です。初級レベルでも目にする頻度が高い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: game
- 開始時の “ga-” に特別な接頭語の影響はなく、語源的には喜びや楽しみを意味していた “gamen” (古英語) に由来します。
- 開始時の “ga-” に特別な接頭語の影響はなく、語源的には喜びや楽しみを意味していた “gamen” (古英語) に由来します。
代表的な意味
- 遊びや試合:ボードゲーム、スポーツの試合、コンピューターゲームなど広く「ゲーム」と呼ばれるもの。
- 獲物:特に狩猟をする際に対象となる動物(野鳥やシカなど)を指す。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)
- board game(ボードゲーム)
- video game(ビデオゲーム)
- game console(ゲーム機)
- fair game(公平な獲物、正当な標的/攻撃対象)
- end game(終盤戦)
- game plan(戦略、作戦)
- big game(大型の獲物、大試合)
- game over(ゲーム終了)
- game day(試合当日)
- mind game(心理戦)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “gamen” が語源で、「楽しみ」「娯楽」「遊び」の意味を持っていたと言われています。中英語を経て、幅広く「遊び」「競技」といった意味を意味するようになりました。
- ニュアンスと使用時の注意:
- 「獲物」としての “game” は、ハンティングやジビエ料理に関わる文脈で使われるので、日常の「遊び」とは全く異なる意味になります。文脈に注意が必要です。
- 口語/カジュアルな場面では、友達同士で「What game do you want to play?」のように気軽に使われます。
- ビジネスやフォーマルな文章でも、「strategy game」(戦略的なゲーム)、「game theory」(ゲーム理論)のように学術的に扱われる場合もあり、場面に応じて使い方が変わります。
- 「獲物」としての “game” は、ハンティングやジビエ料理に関わる文脈で使われるので、日常の「遊び」とは全く異なる意味になります。文脈に注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞・不可算名詞
- 「試合」「遊び」を表すときは基本的に可算名詞(games)。
- 「獲物」を表す際には、文脈によっては不可算名詞的に用いられることもあります(例えば “big game” は複数形にしない場合が多い)。
- 「試合」「遊び」を表すときは基本的に可算名詞(games)。
- 一般的な構文・イディオム
- “to play a game” (どんな種類でもゲームをする)
- “the name of the game” (最も重要な要点)
- “to beat someone at their own game” (相手の得意分野で勝つ)
- “to play a game” (どんな種類でもゲームをする)
フォーマル・カジュアルの使い分け
- フォーマル: “The game was called off due to inclement weather.”(天候不良のため試合が中止された)など、ビジネス文書でもスポーツに関する話題で出る。
- カジュアル: “Let’s play a game!”(ゲームしようよ!)、“I’m totally into this new video game.”(この新しいビデオゲームにハマってる)など。
5. 実例と例文
(A) 日常会話での例文
- “Do you want to play a board game tonight?”
今夜ボードゲームしない? - “I bought a new video game and can’t wait to try it.”
新しいビデオゲームを買ったから、さっそくやってみたいんだ。 - “Let’s have a friendly soccer game this weekend.”
今週末に気軽にサッカーの試合しようよ。
(B) ビジネスシーンでの例文
- “We need a clear game plan before entering the market.”
市場に参入する前に、明確な戦略が必要です。 - “This negotiation is a serious game; we must prepare carefully.”
この交渉は重要な勝負です。しっかり準備しなくてはなりません。 - “Their marketing strategy changed the entire game.”
彼らのマーケティング戦略が全体の流れを変えました。
(C) 学術・専門的な文脈での例文
- “In game theory, rational players aim to maximize their payoff.”
ゲーム理論では、合理的なプレイヤーは自分の利益を最大化しようとする。 - “Researchers analyzed how video games can improve cognitive skills.”
研究者たちはビデオゲームが認知能力をどう高めるかを分析しました。 - “Studying traditional children’s games offers insights into cultural practices.”
伝統的な子供の遊びを研究することは、文化的な慣習への洞察を深める。
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- match(試合)
- スポーツの試合という文脈では “match” もよく使われる。米国では “game” を使うことが多いが、英国英語では “football match” のように言う。
- スポーツの試合という文脈では “match” もよく使われる。米国では “game” を使うことが多いが、英国英語では “football match” のように言う。
- contest(コンテスト、競技会)
- スポーツ以外でも大きな競技会やコンテストを指す時に使われる。
- スポーツ以外でも大きな競技会やコンテストを指す時に使われる。
- competition(競争、競技)
- やや堅い表現で、試合より「競争」のニュアンスが強い。
- やや堅い表現で、試合より「競争」のニュアンスが強い。
反意語(Antonyms)
- work(仕事)
- 明確な反意語ではないが、文脈として “play” や “game” が “work” と対比されることは多い。例えば “work-life balance” との対比など。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA発音記号: /ɡeɪm/
- アクセント: “game” は 1 音節なのでアクセントは特に分かれず、語頭に自然にストレスが置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語: どちらも同じ /ɡeɪm/ で発音し、響きはほぼ同じです。
- よくある間違い: “ga-me” と2音節で区切るように発音してしまうなど。ただし実際は1音節です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「gane」「gaem」など、たまに u や i を入れたりする誤り。正しくは “g-a-m-e” の4文字。
- 同音異義語の混同: “gain” (/ɡeɪn/) と発音が似ているようで、微妙に違うので区別に注意。
- TOEIC・英検など試験対策: スポーツに関する文章や、イディオムとして “the name of the game” が出る場合があるので注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「game」の最初の “ga-” と「ゲーッ!」という声をイメージし、楽しそうに遊んでいる様子を思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
- 狩猟するような「獲物」のイメージと、「遊び・試合」のイメージがまったく異なるので、例文と一緒に「ハンティング」「スポーツ・遊び」の2パターンを頭に入れておくと混乱を避けられます。
以上が名詞 “game” の詳細な解説です。スポーツの試合や遊びの意味から、時に狩猟の獲物を指す場合まで、幅広い場面で登場する単語なので、ぜひしっかり使い分けられるように覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉遊び,遊戯
意味(2)
〈C〉競技,試合;《複数形で》競技[大]会
意味(3)
〈C〉(1試合の一部をなす)1ゲーム,1勝負
意味(4)
〈C〉〈U〉試合ぶり,ゲーム運び
意味(5)
〈U〉(試合途中の)得点
意味(6)
〈C〉ゲーム用品,遊び道具
意味(7)
〈C〉(商売などの)競争
意味(8)
〈C〉計略,策略
意味(9)
〈U〉〈C〉冗談,たわむれ,いたずら
意味(10)
〈U〉《集合的に》猟の獲物;獲物の肉
意味(11)
〈U〉《米話》職業,仕事,商売