employer
1. 基本情報と概要
英単語: employer
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味 (英語): A person or organization that hires people to work for them.
意味 (日本語): 「雇用主」、つまり人を雇って給料を支払う人や会社を指します。
「employer」は、主にビジネスや職場で使われる単語で、「雇っている側、給料を支払う側」というニュアンスがあります。面接や職務経歴について話すときなど、働く立場と雇う立場を区別するときによく使われます。
活用形: この単語は名詞のため、数による変化のみです。
- 単数形: employer
- 複数形: employers
- 単数形: employer
他の品詞形:
- 動詞: employ (雇う)
- 名詞: employee (被雇用者)、employment (雇用)
- 形容詞: employed (雇用されている) / employable (雇用され得る)
- 動詞: employ (雇う)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1: 日常生活や職場など、決まった範囲での会話や文章で使われる、中級レベルの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: employ
- 「雇う」「使用する」を意味します。フランス語由来で “to use” の意味から派生しました。
- 「雇う」「使用する」を意味します。フランス語由来で “to use” の意味から派生しました。
- 接尾辞: -er
- 「~する人」や「~するもの」を指す英語の一般的な接尾辞です。たとえば、teacher, driver, employer など。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- prospective employer(将来の雇用主)
- potential employer(潜在的な雇用主)
- current employer(現在の雇用主)
- former employer(以前の雇用主)
- major employer(大手の雇用主)
- local employer(地元の雇用主)
- large-scale employer(大規模な雇用主)
- direct employer(直接の雇用主)
- new employer(新しい雇用主)
- corporate employer(企業としての雇用主)
3. 語源とニュアンス
語源:
「employer」は、動詞 “employ” に接尾辞 “-er” が付いた形です。フランス語の “employer(使う、雇う)” が、古フランス語やラテン語から派生して英語に取り入れられました。ニュアンス:
- 企業や団体が「合理的に雇用する側」というフォーマルな場面でも、個人の「雇用主」を表す会話でも使えます。
- 「上司」とは必ずしも同義ではなく、給与支払いや契約を取り仕切る主体を指します。
- 文章・口語どちらでも使われますが、ビジネス文書や職場関連の会話で特によく見かけます。
- 企業や団体が「合理的に雇用する側」というフォーマルな場面でも、個人の「雇用主」を表す会話でも使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 単数形では「an employer」、複数形では「employers」として使います。
- 一般的に「employer of + 数・業種」や「employer who + 動詞」のように修飾できます。
- 例: He is an employer of 50 workers.
- 例: The employer who hired me was very kind.
- 例: He is an employer of 50 workers.
- フォーマルな文書(契約書・職務経歴書など)から日常会話まで幅広く使われます。
- 「雇用する側」と「雇用される側 (employee)」の対比に注意。どちらの立場かをはっきりさせるときに使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
My new employer seems very friendly.
→「私の新しい雇用主はとても親しみやすそうだよ。」I’m meeting my employer tomorrow for a quick chat.
→「明日、雇用主とちょっとした打ち合わせがあるんだ。」Do you get along well with your employer?
→「雇用主とはうまくやってるの?」
(2) ビジネスシーンでの例文
The employer is responsible for providing a safe workplace.
→「雇用主は安全な職場を提供する責任があります。」I’ll need a reference letter from my previous employer.
→「前の雇用主からの推薦状が必要になります。」The contract states that the employer will cover health insurance costs.
→「契約書には、雇用主が健康保険の費用を負担すると記載されています。」
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
Researchers analyzed data from both employers and employees to assess job satisfaction.
→「研究者たちは雇用主と被雇用者の両方からデータを分析し、仕事満足度を評価しました。」Employer-sponsored training programs can significantly improve workforce productivity.
→「雇用主が支援する研修プログラムは、労働力の生産性を大きく向上させる可能性があります。」The role of the employer in shaping labor policies has garnered increasing attention.
→「労働政策の形成における雇用主の役割は、ますます注目を集めています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- boss(ボス)
- 個人的な上司のイメージが強く、より口語的。
- 個人的な上司のイメージが強く、より口語的。
- manager(マネージャー)
- 部門を管理する立場を強調します。必ずしも「雇用契約の管理者」に限らない。
- 部門を管理する立場を強調します。必ずしも「雇用契約の管理者」に限らない。
- proprietor(所有者)
- 店舗や事業のオーナーとしての立場を強調。
- 店舗や事業のオーナーとしての立場を強調。
- paymaster(給料支払い者)
- やや古風でフォーマルなイメージ。給料を支払う主体を指す。
- やや古風でフォーマルなイメージ。給料を支払う主体を指す。
- boss(ボス)
反意語 (Antonyms)
- employee(被雇用者)
- 「雇われる側」を指す最も一般的な単語。
- 「雇われる側」を指す最も一般的な単語。
- worker(労働者)
- 職場で働く人にフォーカス。
- 職場で働く人にフォーカス。
- employee(被雇用者)
「employer」は雇う側、「employee」は雇われる側という明確な対比になっています。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- イギリス英語 (BrE): /ɪmˈplɔɪ.ər/
- アメリカ英語 (AmE): /ɪmˈplɔɪ.ɚ/
- イギリス英語 (BrE): /ɪmˈplɔɪ.ər/
アクセント: “em-PLÓY-er” で「ploy」の部分に強勢があります。
よくある間違いとしては “employee” と発音を混同することがあります。
アメリカ英語では語尾が「アー」ではなく「ər」(弱い母音)に近い音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- employee と employer の混同:
- “employee” は「被雇用者」、”employer” は「雇用主」。スペルの違いと意味の対比をしっかり覚えましょう。
- “employee” は「被雇用者」、”employer” は「雇用主」。スペルの違いと意味の対比をしっかり覚えましょう。
- スペルミス:
- “empl*o*yer” の “o” の位置に注意。「employee」の “ee” 部分とは異なります。
- “empl*o*yer” の “o” の位置に注意。「employee」の “ee” 部分とは異なります。
- TOEIC・英検での出題:
- 雇用契約やビジネスシーンなどで頻繁に登場し、職務内容の説明や法的責任の文脈で問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「雇う (employ) 人(~er)」 → “employer”
- 接尾辞 “-er” は「~する人」という意味があるので、「雇う人」というイメージで覚えやすいです。
- “employee” との違いを意識するために、「ee」は「えー(A)」と伸ばして「雇われ”A”る側」、”-er” は「~する側」とまとめると混同しにくくなります。
- ビジネス文脈で頻出の単語なので、求人情報や契約書などを読むときに思い出しながら覚えるのがおすすめです。
以上が、名詞「employer」の詳細な解説です。ビジネスシーンだけでなく、日常会話や学術的な文脈でも頻繁に登場するキー単語なので、「雇用する側」としてしっかり区別して使えるようにしましょう。
雇い主,雇用者