最終更新日:2025/02/25

彼女はパーティーに最初に到着した人々の中にいました。

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She was among the first to arrive at the party.

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元となった辞書の項目

among

前後置詞

...の間に / 《おもに最上級と共に》…の中の一つ / 《分配を表す動詞と共に》…の間で

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解説

1. 基本情報と概要

単語: among

品詞: 前置詞 (preposition)

CEFR レベル目安: B1(中級)

意味(英語):


  • In the midst of; surrounded by; included or happening in a group.

意味(日本語):


  • 「~の間に」「~に囲まれて」「~の一部として」という意味を表す前置詞です。

  • 主に複数の人や物がある状況で、「ある集団の中に位置している」「その一員として存在している」というニュアンスが含まれます。

「among」は、物や人が複数存在する場面で、「その集団の間にある」「その集団に囲まれている」ことを表すときに使われます。例えば、「彼は友人たちの間で人気がある」「本の中に手紙を見つけた」のように複数の対象があるときに使われる単語です。

活用形

前置詞のため、動詞のような活用(変化形)はありません

他の品詞形


  • amongst (前置詞): 「among」のやや古風または文語的なバリエーション

    例)She was amongst friends.(彼女は友人たちの中にいた)


2. 語構成と詳細な意味

「among」は、もともと古英語の “gemang” / “among” に由来しており、特定の接頭語・接尾語というよりは、古い形が変化しながら現在の形になったものです。


  • 関連語: amongst(用法は同じだが文語的)

よく使われるコロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. among friends(友人たちの間で)

  2. among the crowd(群衆の中で)

  3. among other things(ほかにもいろいろある中で)

  4. among colleagues(同僚たちの中で)

  5. among the best(最も良いものの中に)

  6. among the top 10(トップ10の中に)

  7. shared among the class(クラスのみんなで共有された)

  8. spread among the people(人々の間に広まる)

  9. stand out among A(A の中で際立つ)

  10. live among nature(自然の中で暮らす)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    古英語の “gemang” は「群れ」「集まり」という意味から来ています。その後 “amang”, “among” と変化し、現在の形になりました。


  • ニュアンスと使用時の注意点:


    • 「二つの対象の間」に使う “between” と異なり、三つ以上の対象を指すときに使われることが多いです。

    • 「~に囲まれている」という意味合いを持ち、わりとカジュアルでもフォーマルでも使われます。

    • “amongst” はより文語的・古風な響きがあり、文学・詩的表現などで好まれます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法ポイント:


    • 前置詞なので、後ろには名詞や代名詞の複数形、もしくは集合概念(group, people など)が来るのが一般的です。

    • 「among + 複数名詞」あるいは「among + 不可算名詞」でも、「その集合の中で」という意味を表すことがあります。


  • イディオム・構文例:


    1. among others: 「ほかにもいろいろあるが、その中でも」


      • 例)He speaks several languages, among others French and Spanish.


    2. be among the best/worst: 「最も良い/悪い部類に入る」


      • 例)This restaurant is among the best in the city.



  • フォーマル/カジュアル:


    • 日常会話からビジネス文書まで幅広く使用可能です。

    • ただし “amongst” はややかしこまった印象を与えることがあります。



5. 実例と例文

A) 日常会話で使われる例文(3つ)


  1. I found a note among my old books.

    (古い本の中にメモを見つけたよ。)

  2. She quickly disappeared among the crowd.

    (彼女はすぐに人ごみの中に消えてしまった。)

  3. He’s popular among his classmates.

    (彼はクラスメイトの間で人気があるよ。)

B) ビジネスシーンで使われる例文(3つ)


  1. Among the employees, there is some concern about the new policy.

    (従業員の間では、新しい方針についていくらか懸念があります。)

  2. We must share this information among all team members.

    (すべてのチームメンバーにこの情報を共有する必要があります。)

  3. Her proposal is among the most innovative ideas presented this year.

    (彼女の提案は、今年提示された中でも最も革新的なアイデアの一つです。)

C) 学術的・フォーマルな文脈(3つ)


  1. The study found a strong correlation among these three variables.

    (その研究では、これら3つの変数の間に強い相関関係が見られました。)

  2. Among various hypotheses, the third one appears the most plausible.

    (さまざまな仮説の中では、3番目の仮説が最も妥当であるように思われます。)

  3. There is ongoing debate among scholars regarding this topic.

    (このトピックに関しては、学者たちの間で議論が続いています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. amid / amidst(~の真っ最中に / ~に囲まれて)


    • 「騒動」や「混乱」のような抽象的な状況を強調したいときに使われます。

    • 例)amid confusion(混乱の最中に)


  2. between(二つの対象の間に)


    • 二つのものを扱うときに使用。three or more の場合は among が一般的。


  3. amongst(文語的な among)


    • 意味は同じだが、やや古風または文語的表現。


反意語


  • outside(~の外で): 「~の外側」という意味を強調するとき。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈmʌŋ/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きく変わりませんが、地域によって [əˈmʌŋ] または [əˈmɒŋ] と発音されることがあります。


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 「a-MONG」のように、第二音節 “mong” にアクセントがきます。


  • よくある発音の間違い:


    • 最初の “a” を日本語の「あ」のように強く発音しすぎたり、語尾を伸ばして「amongu」のようにしてしまうこと。

    • 実際は「ア(弱い)・マング」に近い発音です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “ammong” や “amoung” などのつづり間違い。

  • “between” との混同:


    • 「間」と日本語で訳すとき、二つだけの場合は “between”、三つ以上の場合は “among” が主に使われます。


  • “amid” との混同:


    • “amid” は「(混乱・困難など)真っ最中に」という状況を強調することが多い。


  • 資格試験の出題傾向:


    • TOEIC や英検などで、前置詞の使い分け(between, among)を問う問題や、「among + 複数名詞」の正確な用法を問う問題がよく出ます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “a-MONG” = “a (1 つ)” と “mong (多いもの)” とイメージ


    • 「1 人が多くの人の中にいる」= among と覚えると、ほかの前置詞との違いがつかみやすいかもしれません。


  • 音のイメージで覚える: 前半は弱く、後半を強めて「アマング」のように発音する。

  • スペリングの注意: 「u」ではなく “o” が使われている点に注目するとミスを防ぎやすいです。

「among」は複数や集団のイメージを伴う前置詞なので、「大勢の中にいる」「複数のものに囲まれている」という場面を思い浮かべると使い方がわかりやすくなります。

意味のイメージ
among
意味(1)

の間に,に囲まれて

意味(2)

《分配を表す動詞と共に》…の間で,めいめいに

意味(3)

…がいっしょになって,が協力して

意味(4)

《おもに最上級と共に》…の中の一つ(一人),のうちに数えられて

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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