最終更新日:2025/10/13

The company policy allows for the provision of medical benefits to all its employees.

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会社の方針では、全ての従業員に医療給付の支給が許可されています。

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元となった辞書の項目

provision

名詞

供給、支給、準備、用意、備え

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会社の方針では、全ての従業員に医療給付の支給が許可されています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: provision

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The act of providing or supplying something; something that is provided or prepared in advance; a condition or stipulation in a legal document.

意味(日本語): 供給や支給、準備・備え、または法律文書などにおける条項という意味です。

「何かをあらかじめ用意しておくこと」や「必要なものを供給すること」を強調したいとき、また「契約書や法令の”条項部分”」を指し示すときに使われる、少しフォーマルな響きのある単語です。

活用形:


  • 名詞なので、通常の単数形は“provision”、複数形は“provisions”となります。

  • 動詞形は “to provision (someone/something with something)” となり、「~に必要物資を供給する」という意味になります。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2(中上級): ある程度複雑な文章を理解し、自分の意見を伝えられるレベル。日常的な文やビジネス文で使われる「条項」や「供給」という概念を理解するにはやや高めの語彙レベルです。

2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • ラテン語の “pro” (前に) + “videre” (見る) が語源で、「事前に見る」→「事前に準備する」というニュアンスを持っています。

  • 大きく分けて以下の意味で使われます:


    1. (不可算名詞)物資やサービスの供給・提供

    2. (可算名詞)法律や契約書内の「条項」

    3. (複数形で)旅や計画のための食糧や物資


派生語・関連語:


  • “provisionally” (副詞) : 暫定的に

  • “provide” (動詞) : 供給する、提供する

  • “provider” (名詞) : 供給者、提供者

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “make provision for …”(…に備えて用意する)

  2. “adequate provision”(十分な備え/供給)

  3. “legal provision”(法的条項)

  4. “financial provision”(財政的な備え/措置)

  5. “provision of services”(サービスの提供)

  6. “under the provisions of the contract”(契約の条項に基づいて)

  7. “provision against risks”(リスクへの備え)

  8. “food provision”(食料の供給/用意)

  9. “provision for retirement”(退職後のための備え)

  10. “emergency provision”(緊急時の備品・措置)

3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “providēre(pro-「前に」+vidēre「見る」)” → 「あらかじめ見通す」「備える」という意味が由来です。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「あらかじめ何かを手配・供給しておく」という前向きな備えを示すニュアンスがあります。

  • 「法律の条項・契約の条項」という意味での “provision” はややフォーマルで書き言葉に近い使われ方をします。

  • “provisions”(複数形)は「旅や軍隊などのための食糧・物資」を指すことも多く、日常会話では「必要な物資の確保」くらいのイメージで使われます。

4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞: 供給や備えを指す場合は不可算扱いされることがありますが、法律の「条項」を指す場合は可算名詞です。


    • 例: “a provision in the contract” (契約における条項・可算)

    • 例: “provision of resources” (資源の提供・不可算)


  • 動詞としての provision:


    • to provision (someone/something) は「(人や組織など)に必要物資を供給する」という意味の他動詞で使われますが、やや専門的・フォーマルな響きがあります。


  • 一般的な構文:


    • “The contract includes a provision that …” (契約には~という条項が含まれている)

    • “Provision of medical supplies is crucial.” (医療用品の供給は極めて重要だ)


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “We must make provision for extra water before going on the hike.”


    • (ハイキングに行く前に追加の水を用意しておかないとね。)


  2. “We have enough provisions for the weekend trip.”


    • (週末の旅行に必要な備品は十分にあるね。)


  3. “My parents always make provision for emergencies.”


    • (両親はいつも緊急事態に備えて準備をしているよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “The contract contains a provision regarding data privacy.”


    • (その契約にはデータプライバシーに関する条項が含まれています。)


  2. “We need to ensure the provision of high-quality services to our clients.”


    • (顧客に高品質のサービスを提供できるようにしなければなりません。)


  3. “Our company has made sufficient financial provision for unexpected expenses.”


    • (当社は予期せぬ出費に対して十分な財政的備えをしています。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “In international law, there is a provision that safeguards these rights.”


    • (国際法にはこれらの権利を保護する条項があります。)


  2. “Provision for long-term environmental sustainability is essential.”


    • (長期的な環境の持続可能性への備えは不可欠です。)


  3. “The research suggests that the provision of healthcare resources can reduce mortality rates.”


    • (その研究では、医療リソースの供給が死亡率を下げる可能性があると示されています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “supply” (供給)


    • 日常的に物を供給する一般的な意味。“provision” よりカジュアル。


  2. “arrangement” (手配)


    • 段取りや計画的な手配。契約条項という意味は含まない。


  3. “preparation” (準備)


    • 具体的に備える行為や物品だけでなく、心理的な準備も含む。


  4. “stipulation” (規定、条項)


    • 主に契約書や法的文書で「~という定め」という意味。“provision” とほぼ同義だが、ニュアンスとしては“stipulation”のほうが文言的に厳密な印象。


反意語 (Antonyms)


  • “lack” (欠如) : 供給や備えがない状態

  • “shortage” (不足) : 十分に供給できていない状態

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /prəˈvɪʒən/


  • 強勢(アクセント): 第2音節 “-vi-” にアクセントがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、母音の響きが若干異なる場合があります (アメリカ英語の /r/ が強めなど)。

  • /ʒ/ の音(「ジ」)が “vision” と同じ音であるため、日本語母語話者は /z/ と混同しがちです。 /ʒ/ は舌をやや上向きにして「ジ」音を出すイメージで練習しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “provision” は pro-vi-sion と区切って覚えるとよいです。

  • 類似単語との混同: “provide” と “provision” は品詞が異なり、使い方も異なります。 “provide” は動詞、 “provision” は名詞です。

  • TOEICや英検などでの出題傾向: ビジネス契約書や法的文書、あるいは会計関連のトピックで “terms and provisions” のように登場することが多いです。「契約の条項」という意味で問われることが多いため、用法を押さえておくとスコアアップにつながります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源:pro- (“前に”) + vision(“見る”)→ “前もって見通して準備する” というイメージ。

  • 覚え方のコツ:


    • 「前もって」(pro) + 「ビジョン」(vision) と分解して、「将来を見通した準備」という意味を思い出す。

    • 「契約書の条項」(後ろにある文字 “sion” は “条項” の sion と覚える、など一種の語呂)


  • 勉強テクニック:契約の “provisions” には「前もって決めた条件」というニュアンスがあると認識すると、すぐにイメージしやすくなります。


以上が名詞 “provision” の詳細解説です。法的な文脈だけでなく、日常生活やビジネスシーンでも広く使われる単語なので、前もって理解しておくと役立ちます。ぜひ実際の文章や会話で使ってみてください。

意味のイメージ
provision
意味(1)

〈U〉(…の)供給,支給《+of+

意味(2)

〈U〉(…に備える)用意,準備《+for(against)+

意味(3)

《複数形で》食糧[供給]

意味(4)

〈C〉(法律などの)条項,規定

意味(5)

…‘に'食糧を供給する

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