最終更新日:2025/09/11
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上司に報告書を書かなければなりません。

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元となった辞書の項目

report

名詞

報告書,レポート / 報道、報告

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解説

以下では、英単語 report(名詞)について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: report

日本語: レポート、報告書、報告

意味とニュアンス


  • 英語の report は「出来事や状況をまとめた情報や文書」を指します。日本語では「レポート」「報告書」「報告」として使われます。

  • ニュアンスとしては、「特定の事柄についての情報を詳しく述べる」文書や話、もしくはそれらを要約したものです。学校や仕事での提出物はもちろん、新聞記事やニュース番組などでの報告としても使われます。

品詞


  • 名詞 (noun): report (単数形) / reports (複数形)

活用形


  • 名詞の場合は数によって形が異なります。


    • 単数形: report

    • 複数形: reports


他の品詞形


  • 動詞 (verb): to report


    • 過去形: reported

    • 過去分詞形: reported

    • 現在進行形: reporting


難易度の目安(CEFRレベル)


  • B1(中級): 「レポート」「報告書」の概念は学習者にとって比較的身近ですが、ビジネスや学術の文脈で使われるため、中級者向けといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • report はラテン語の “reportare” (再び運ぶ、伝える)に由来するとされています。


    • re- (再び)

    • portare(運ぶ)


派生語・類縁語など


  • reporter (名詞): 報道記者、報告する人

  • reporting (動名詞・形容詞的に使われることも): 報告する行為、報道の

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10個


  1. make a report(レポートを作成する)

  2. submit a report(レポートを提出する)

  3. draft a report(レポートを下書きする)

  4. finalize a report(レポートを最終化する)

  5. publish a report(レポートを公開する)

  6. progress report(進捗報告)

  7. annual report(年次報告書)

  8. lab report(実験報告書)

  9. accident report(事故報告書)

  10. news report(ニュース報道/報道記事)


3. 語源とニュアンス

語源


  • report はフランス語 “reporter” から英語に入り、さらにさかのぼるとラテン語 “reportare”(re-(再び)+portare(運ぶ))に由来します。「再び持ってくる」「情報を運んでくる」というイメージです。

ニュアンス・使用時の注意


  • 報告書や文書で使われるフォーマルな印象が強いですが、ニュース報道や口頭で「~という話があるらしい」という意味でも使われます。

  • 「report a crime(犯罪を通報する)」や口語的な「I heard a report that…(~という報告を聞いた)」など、ややフォーマル寄りの場面でよく使われます。カジュアルな会話でも違和感はありませんが、内容自体が報告や情報伝達を伴うため、やや真面目なニュアンスが感じられます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・使い方


  • report as a countable noun: 「one report」「two reports」のように可算名詞として扱います。

  • report on + (テーマ): 「~についての報告」

    例: a report on global warming (地球温暖化についてのレポート)

イディオム・関連表現


  • report for duty: 任務に就く(報告して勤務開始する)

  • report to someone: ~に報告する、もしくは上司にあたる人を指す(ビジネス的には「~の直属の部下である」という意味にもなる)

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • 「report」はフォーマルな環境(仕事、学術、新聞など)で非常によく使われます。カジュアルに言うなら「telling me about…」に言い換えるイメージもありますが、「report」は公的な響きが強めです。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I read a report about the new movie, and it sounds great.”

    (新作映画に関するレポートを読んだけど、すごく面白そうだったよ。)


  2. “There is a report that it might rain tomorrow, so pack an umbrella.”

    (明日は雨が降るかもという報告があるから、傘を持っていってね。)


  3. “Did you see the report on last night’s news about the festival?”

    (昨日のニュースでお祭りの報道を見た?)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Could you please submit the sales report by Friday?”

    (金曜日までに売上報告書を提出してくれますか?)


  2. “Our annual report shows a significant increase in revenue.”

    (当社の年次報告書は、収益の大幅な増加を示しています。)


  3. “I’ll have the draft report ready for you to review by tomorrow.”

    (明日までに下書きのレポートを作成しますので確認をお願いします。)


学術的/専門的な文脈での例文


  1. “The lab report indicates that the new compound is highly effective.”

    (実験報告書によると、その新しい化合物は非常に効果的です。)


  2. “According to the research report, more data is needed to reach a conclusion.”

    (その研究報告によると、結論を出すにはさらにデータが必要とのことです。)


  3. “We published a joint report with the university on climate change.”

    (気候変動について、私たちは大学と共同報告書を発表しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. account(説明、記事)


    • 「出来事の詳細な説明」という点で似ていますが、より「物語風」な含みがある場合も。


  2. statement(声明、陳述)


    • 堅い文書、または口頭での短めの公式発表というニュアンス。


  3. record(記録)


    • 「保存用に書きとめたもの」というイメージが強い。必ずしも分析や考察が含まれるわけではない。


反意語 (Antonyms)


  • はっきりとした「反意語」はありませんが、「concealment(隠匿)」「secret(秘密)」などは報告しない行為を表すため、対義的な立場と言えます。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA


  • 米国英語 (AmE): /rɪˈpɔrt/ または /rɪˈpɔːrt/ (「リポート」に近い)

  • 英国英語 (BrE): /rɪˈpɔːt/ (「リポート」に近い)

アクセント・強勢


  • 「rePORT」のように、後ろの「port」の部分にアクセントがあります。

  • 強勢を間違えて「REport」と言うと通じにくくなる可能性があるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「report」を「raport」などと誤って綴らないように注意。

  2. 動詞との混同: 同じ report が動詞としても使われるので、文脈を見て正しく判別しましょう。

  3. 同音異義語に要注意: report と非常に似た単語に “rapport” (/ræˈpɔːr/) がありますが、これは「信頼関係」を意味する別の単語です。

試験対策


  • TOEICや英検では、ビジネスレターやニュース記事の読解問題などでreportがしばしば登場します。文書の形式(report, article, statement など)を区別できるようにしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源 re- (再び) + portare (運ぶ) から、「情報を(相手のもとへ)運んでいく」というイメージで覚えると、動詞としても名詞としても分かりやすいです。

  • 発音のポイントは「re-PORT」で、後半にアクセントが来ること。

  • スペリングは「re + port」。port は「ポート」と覚えるとよいでしょう(コンピュータの「ポート」と同じつづり)。


以上が英単語 report(名詞)の詳細解説です。「報告書」「レポート」など、フォーマル寄りで使われる単語ですが、日常会話でも情報を伝えたいときに自然に出てくる便利な言葉です。ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
report
意味(1)

〈C〉(…についての(報告,報道《+on(of)+

意味(2)

〈C〉銃声,砲声,爆発音

意味(3)

〈U〉〈C〉うわさ,評判

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