最終更新日:2025/09/13
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元となった辞書の項目

shot

名詞

〈C〉《...を狙った》発砲,発射, 銃声《at ...》 / 弾丸,たま / 一打ち / 《...に対する》試み《at ...》 / 《...に対する》当て推量《at ...》 / 〈U〉射程,着弾距離

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彼はシュートを打ってゴールを決めた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: shot

品詞: 名詞 (※動詞 “shoot” の過去・過去分詞形としても “shot” は使われますが、ここでは名詞に焦点を当てます)

英語の意味:


  1. 弾丸・砲弾などを撃つこと、または発砲されたもの

  2. 試み(トライ)

  3. (カメラの)写真・撮影シーン

  4. 少量のアルコール飲料(一杯分)

  5. 注射

    など、複数の意味を持ちます。

日本語の意味:


  1. 銃弾や弾丸を撃つこと、またはその弾丸

  2. 試み(挑戦やチャンスをつかむ時に「やってみる」感覚)

  3. カメラの一枚の写真やショット(映像のワンシーン)

  4. わずかな量のアルコール飲料(ショットグラス一杯分)

  5. 予防接種や注射

「銃で撃つ」イメージから始まり、そこから派生して「一度行う試み」「カメラの1カット」「注射」「お酒を少しだけ飲む量」というふうに使われます。日常会話では「試しにやってみる」ニュアンスとして “Give it a shot.”(やってみようよ)という表現がよく使われます。

活用形:


  • 単数形: shot

  • 複数形: shots

名詞以外では、動詞 “shoot” (撃つ) の過去形・過去分詞形 “shot” として使われるケースも多いです(例: He shot the target.)。

CEFRレベル: B1 (中級)

日常表現や会話で頻出するため、中級レベル程度では覚えておく価値があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • shot は短い単語で、はっきりした接頭語・接尾語はありません。

  • 語幹は “shoot” と関わりがあり、古英語やゲルマン語由来の「撃つ」という意味から派生しました。

他の単語との関連性


  • shoot (動詞): 撃つ、撮影する、(植物などが)芽を出す

  • shooter (名詞): 撃つ人、シューティングゲーム、または強い酒を少量で飲む形態

  • shooting (名詞/形容詞): 撃つ行為、撮影など

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a long shot


    • (成功の)見込みが薄い試み


  2. a close-up shot


    • クローズアップ写真・映像


  3. a quick shot


    • 素早い一枚の写真、または手早くお酒を一杯


  4. a parting shot


    • 別れ際の捨て台詞


  5. a flu shot


    • インフルエンザ予防接種


  6. a gunshot wound


    • 銃創(銃で撃たれた傷)


  7. an action shot


    • アクションシーンの写真・映像


  8. a head shot


    • 顔写真(特に宣材写真など)


  9. a shot glass


    • ショットグラス(少量のお酒を飲むための小さなグラス)


  10. call the shots


    • 物事を仕切る、決定権を持つ



3. 語源とニュアンス

語源


  • “shot” は古英語 “sceot” やゲルマン語系の動詞 “to shoot” と同じ語根を持ち、「放つ」「飛ばす」というイメージがあります。そこから「発射されたもの」「試しに放ってみる」「カメラシャッターを切る」といった表現へ広がりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「撃つ」イメージが強いため、スポーツや試合など「一発勝負をしてみる」ニュアンスで “take a shot” がよく使われます。

  • 口語表現からビジネスまで幅広く使われ、カジュアルでもフォーマルでも通じる便利な単語です。

  • ただし、アルコールや注射の “shot” は日常会話では大変よく聞きますが、ビジネス文章ではその場合 “injection” や “dose” として表現されることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞


    • 「○○ショット」という形で一発(ひとつ)の試み、または一杯のアルコールなどを数えられます。


  2. 一般的な構文・イディオム


    • “give it a shot”: やってみる

    • “take a shot at ~”: ~を試みる

    • “long shot”: うまくいく見込みが薄い試み

    • “shot in the dark”: 当てずっぽう、あてにならない推測


  3. 使用シーン


    • カジュアル: “Give it a shot!”

    • セミフォーマル: “We should take a shot at new markets.”

    • フォーマル: 文書の場合は “attempt” や “try” などを選ぶこともありますが、“shot” でも意味が通ります。



5. 実例と例文

日常会話


  1. “I’ve never tried skiing before, but I’ll give it a shot this winter.”

    (スキーはやったことないけど、この冬に試しにやってみるよ。)


  2. “Let’s take a group shot by the lake!”

    (湖のそばで集合写真を撮ろうよ!)


  3. “How about a shot of espresso to wake you up?”

    (目を覚ますためにエスプレッソを一杯どう?)


ビジネス


  1. “We should take a shot at expanding our product line next quarter.”

    (次の四半期には製品ラインの拡張に挑戦してみるべきだ。)


  2. “Could we get a head shot for your new ID badge?”

    (新しいIDバッジ用に顔写真をもらえますか?)


  3. “Our marketing campaign was a long shot, but it surprisingly paid off.”

    (今回のマーケティングキャンペーンは当たる見込みが薄かったが、意外にも成功した。)


学術的・アカデミック


  1. “The mechanism of vaccine shots needs to be explained in simpler terms.”

    (ワクチン接種の仕組みは、よりわかりやすい言葉で説明される必要がある。)


  2. “A single experimental shot can provide data on the projectile’s velocity.”

    (1回の実験的な発射で、弾道の速度に関するデータが得られる。)


  3. “This study is a shot in the dark, but it might lead to a major breakthrough.”

    (この研究は当てずっぽうのような試みだが、大発見につながる可能性がある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. try (試み)


    • “try” は最も一般的な「試す」表現。口語でもフォーマルでも幅広く使われる。


  2. attempt (試み)


    • “attempt” はややフォーマルな響き。「挑戦」「企て」など、より重々しい印象。


  3. go (やってみる)


    • 口語で「一度やってみる」のニュアンスとして “have a go” がよく使われる。


反意語


  • 「一切試さない」「諦める」という正確な反意語は英語において明確にはありませんが、文脈的に “give up” (諦める)、 “abstain from trying” (試みを控える) などが考えられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ʃɑt/ (「シャット」に近い音。口を大きめに開く短い “o”)

    • イギリス英語: /ʃɒt/ (アメリカ英語より若干唇を丸めて「ショット」)


アクセント


  • 1音節の単語のため、特にアクセント位置は意識しなくて大丈夫です。

よくある発音の間違い


  • “shut” (/ʃʌt/) と混同しないように注意。

  • “shoot” (/ʃuːt/) とも音が異なるので混同しないように気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “shot” を “shote” としてしまう错误など。

  • 同音異義語: “shot” と同音の単語は基本的にはありませんが、発音が近い “shut” は全く別の意味です。

  • 動詞 “shoot” と名詞 “shot” は混同しやすいので、どちらの品詞かを意識してください。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでは “give it a shot” や “take a shot at ~” の表現が頻繁に出てくることがあります。特にイディオム問題で問われやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “shot” は「シュッと撃つイメージ」から派生してきた、と連想すると覚えやすいです。

  • 写真を「パッと」撮る感じ、アルコールを「ゴクッと」一息で飲む感じなど、瞬時に「何かを放つ」イメージを持つとわかりやすいでしょう。

  • イディオム “Give it a shot” は「チャンスを放ってみろ→試してみろ」という語源イメージで定着させると記憶に残りやすいです。


以上が名詞 “shot” の詳細な解説です。さまざまな場面で幅広く使える単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
shot
意味(1)

〈C〉殊手

意味(2)

〈C〉弾丸,たま;《集合的に》散弾

意味(3)

〈C〉(砲丸の投げの)砲丸

意味(4)

〈C〉(ロケットなどの)発射

意味(5)

〈U〉射程,着弾距離

意味(6)

〈C〉写真,スナップ;(映画・テレビの)一場面

意味(7)

〈C〉《話》皮下注射(injection);種痘(しゅとう)

意味(8)

〈C〉(…に対する)試み,企て《+at+(do*ing*)》

意味(9)

〈C〉(…に対する)当て推量《+at+

意味(10)

〈C〉《話》(酒の)一口《+of+

意味(11)

〈C〉(…をねらった)発砲,発射;銃声《+at+

意味(12)

〈C〉(テニス・ゴルフ・フットボール・ビリヤードなどで特に得点するための)一打ち,一けり,一突き

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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