最終更新日:2025/09/04
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元となった辞書の項目

amount

名詞

〈U〉《the ~》総計,総額,総数(sum) / (ある)量,額 / 〈U〉真意;要旨

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合計金額は500ドルになります。

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解説

以下では、英単語 amount を、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: amount = the quantity or total of something

  • 日本語: 「量」「総量」「合計」などの意味になります。たとえば、「一定の量」「総量を知りたいとき」などに使われる名詞です。日常会話からビジネス、学術的な場面でも非常によく使われます。

「amount」は、具体的な数値があるときはもちろん、抽象的に「どれほどの量」「どのくらいの程度」といったイメージでも使われることがあります。使用頻度が高いので、英語学習では必ず覚えておきたい単語の一つです。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 名詞なので、複数形 amounts がありますが、amount は基本的には不可算名詞として扱われるケースが多いです(数えられるものやお金などの場合に large amounts of money のように複数形を使うこともあります)。

他の品詞形


  • 動詞や形容詞としての形は存在しません。ただし「amount to 〜」のように句動詞的に使われることはあります(詳しくは後述)。

CEFR レベル


  • B1(中級)程度

    日常的な「量」を表す語としては初期の段階で学ぶ単語ですが、正確な使い方(可算・不可算の区別など)について意識するとなると、中級レベルの理解が必要になることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • amount は明確な接頭語や接尾語を持たない単語です。元の語幹がフランス語に由来します。

詳細な意味


  1. 「量」や「総量」

    例: the amount of water(水の量)、the amount of data(データ量)など。

  2. 「金額」

    例: the amount of money(金額)

  3. 抽象的な意味での「程度」

    例: a large amount of work(多量の仕事)

関連語や派生語


  • amount to (動詞句) ~の総計になる、結局~になる

    例: Our total expenses amount to $500.(私たちの合計費用は500ドルになる)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. a large amount of …: 大量の~

  2. a small amount of …: 少量の~

  3. total amount: 合計

  4. a significant amount of …: かなりの量の~

  5. the amount of money: 金額

  6. the exact amount: 正確な量・金額

  7. a fair amount of …: かなりの~(そこそこの量)

  8. a huge amount of …: 莫大な量の~

  9. the required amount: 必要な量

  10. a certain amount of …: 一定の量の~


3. 語源とニュアンス

語源


  • amount は古フランス語 amont(山の上、水の上を意味する言葉から派生)から来ているとされます。その後、ラテン語 ad montem(山へ)にさかのぼるといわれています。元々は「山のように積み上がったもの」というイメージが含まれていました。

ニュアンス・注意点


  • 「量」を漠然と示すときや「合計」を示すときに便利な単語です。フォーマル・カジュアルともに使われますが、ビジネスシーンでは特に「金額・予算」などを指すときによく登場します。

  • 文中で「the amount of …」と使われることが多いので、冠詞「the」や「a large/small」などとセットで覚えるとスムーズです。


4. 文法的な特徴と構文

可算・不可算


  • 一般的には「不可算名詞」として扱うことが多いですが、文脈によっては「可算名詞(amounts)」として扱うこともあります。

    例: There are large amounts of data to process.(処理すべき大量のデータがある)

よく使う構文


  • the amount of + 不可算名詞

    例: The amount of time we have is limited.(私たちにある時間は限られている)

  • amount to + 数字・合計

    例: These expenditures amount to over $2,000.(これらの出費は合計2000ドルを超える)

イディオム


  • amount to nothing = 結局何の役にも立たない、失敗に終わる

    例: His efforts amounted to nothing.(彼の努力は無駄に終わった)

フォーマル/カジュアル


  • amount はどんな場面でも比較的使いやすい単語ですが、ビジネスや公的な文書ではよりフォーマルな表現として、日常会話でもカジュアルに “What’s the amount?” と金額や量を尋ねることが可能です。


5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. How much sugar do we need? Do we have the right amount for this recipe?

    (どのくらい砂糖が必要かな?このレシピに合った量はある?)

  2. I only have a small amount of money left in my wallet.

    (財布に少しのお金しか残ってないんだ。)

  3. Please don’t waste a large amount of time on that video game.

    (あのビデオゲームにあまりに長い時間を費やさないでね。)

ビジネス(3例)


  1. Could you confirm the total amount invoiced this month?

    (今月の請求合計金額を確認していただけますか?)

  2. We’ve allocated a significant amount of our budget to marketing.

    (当社はマーケティングにかなりの予算を割り当てています。)

  3. The amount of data generated by our users is growing rapidly.

    (当社ユーザーによって生成されるデータ量が急速に増加しています。)

学術的(3例)


  1. The amount of rainfall in this region has decreased over the last decade.

    (この地域の降雨量は過去10年で減少している。)

  2. A large amount of evidence supports this hypothesis.

    (大量の証拠がこの仮説を支持している。)

  3. We need to measure the amount of carbon dioxide released during the reaction.

    (私たちは反応中に放出される二酸化炭素の量を測定する必要がある。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. quantity(量)


    • amount よりもややフォーマル、具体的な数や量を強調するイメージ


  2. sum(合計)


    • 主に「金額」や「合計」数字の総計を示すとき


  3. total(合計・総計)


    • 「全体の合計・トータル」を示すときに使う


  4. volume(量)


    • 「容積」「音量」などのように物理的な大きさを表すことが多い


反意語


  • 独立した「反意語」は特にありませんが、「amount = 量」に対して、むしろ「不足」を表す表現として lackshortage などが挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /əˈmaʊnt/


    • アメリカ英語: アマウント(アの音がやや強め)

    • イギリス英語: アマウント(ほぼ同じだが、やや口の形が異なる場合あり)


  • アクセントは第二音節の mount の部分に置かれています。

    a-MOUNT のように「マウント」をやや強調するイメージです。

よくある発音ミス


  • am-ount の「am」の部分に強すぎるアクセントを置いてしまう。正しくは「ə(曖昧母音)」+「mount」に強調がきます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: ammountamout としてしまう誤りが多いです。正しくは amount

  2. 可算・不可算の混同:


    • amount of + 不可算名詞 は自然。

    • 可算名詞には通常 number of を使うのが原則で、amount of cars は避ける方が無難です(ただし口語では耳にする場合もあります)。


  3. amount to の用法: 「合計が~になる」「結局~になる」を意味します。動詞としての用法と名詞としての用法を混同しないようにしましょう。

試験対策


  • TOEIC や英検などでは「可算・不可算」「amount of」「number of」の違いを問う問題が出ることがあります。また amount to のイディオム的理解も問われる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「山(mountain)」を思い出して「上に積もるイメージ」と関連付けると覚えやすいかもしれません。ラテン語由来の ad montem(山へ)から来ているという語源をイメージすると、「積み上げられた量・合計」と結びつきやすいです。

  • スペリングのポイントは「a + mount」。mount の m-o-u-n-t をしっかり意識すると間違えにくくなります。


以上が、名詞 amount の詳細な解説です。日常からビジネスシーン、学術的場面まで幅広く使える重要単語ですので、ぜひ使い方に慣れてみてください。

意味のイメージ
amount
意味(1)

〈U〉《the ~》総計,総額,総数(sum)

このボタンはなに?
意味(2)

(ある),額

いかほどの金額でも結構です。

このボタンはなに?
意味(3)

〈U〉真意;要旨

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