最終更新日:2025/09/15

私たちは皆、投票するという平等な権利を持っている。

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元となった辞書の項目

vote

名詞

〈C〉票 / 投票 / 《...に関する》(投票・挙手などによる)決定《on, about ...》 / 投票権

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解説

1. 基本情報と概要

単語: vote

品詞: 名詞(動詞としても使われます)

英語での意味: a formal expression of opinion or choice made by an individual or group (for example, in an election).

日本語での意味: 投票(選挙や意思決定の場で、自分の意見や選択を正式に示すことを指す)

「投票」という意味で、選挙や何らかの意思決定をする際に用いられます。「意見を表明する」というニュアンスがあり、人々が議題や候補者に対して賛成・反対・支持・不支持などの票を投じるときに使います。とても基本的な単語なので、中級レベル(CEFR: B1)程度の英語学習者でもよく出会う単語です。

活用形


  • 名詞形: vote (複数形: votes)

  • 動詞形: vote (三人称単数現在形: votes / 過去形: voted / 過去分詞: voted / 現在分詞: voting)

他の品詞形


  • 動詞形: “to vote”

    例: I will vote in the upcoming election.(今度の選挙で投票します)

名詞から派生した形容詞などはありませんが、形容詞として使われる場合は “voting” (例: voting system) のように動名詞的・形容詞的用法で使われることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • vote は、ラテン語の votum(誓い、願い)に由来します。もともと「誓願をすること」という意味から派生して、「意思を示すこと」「投票」につながりました。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. cast a vote(票を投じる)

  2. a unanimous vote(満場一致の投票)

  3. the popular vote(一般投票 / 国民の投票総数)

  4. a vote of confidence(信任投票)

  5. a vote of no confidence(不信任投票)

  6. winning the vote(投票で勝利すること)

  7. vote counting(開票作業)

  8. absentee vote(不在者投票)

  9. protest vote(抗議票)

  10. right to vote(選挙権 / 投票権)

どれも選挙や意思決定の文脈でよく登場します。


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「vote」はラテン語の “votum” からきており、本来は「誓い」「願い」を意味していました。古フランス語を経て英語に取り入れられ、「意見・意思表示をする」という意味で定着しました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 人々の意思を正式に表明するという硬めの響きがあるため、政治・組織などの正式な場面で使われやすい単語です。

  • 口語でもよく使われ、「投票する」という簡潔な動作を指すため、カジュアルでもフォーマルでも幅広く使用できます。

  • ただし選挙以外にも、クラスやミーティングでの「簡単な挙手や意見集約」を示すときにも使われるなど、幅広い文脈で使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては多くの場合 可算名詞 です。「a vote」「the votes」のように数えられます。

    例: We need at least 10 votes to pass the proposal.(その提案を通すには少なくとも10票が必要です)


  • 動詞としては 自動詞・他動詞両方 で使われます。


    • 自動詞的用法: He voted in the local election.(彼は地方選挙で投票した)

    • 他動詞的用法: I will vote for the new policy.(私は新しい方針に賛成票を投じます)


  • 構文例:


    • vote + for/against + 名詞(〜に賛成票/反対票を投じる)

    • vote to + 動詞の原形(〜することに投票する)

      例: They voted to approve the budget.(予算を承認することに投票した)



5. 実例と例文

日常会話での例 (3つ)


  1. “I’m going to vote in the student council election tomorrow.”

    (明日の生徒会選挙で投票するつもりだよ。)

  2. “Did you cast your vote for the talent show yet?”

    (タレントショーの投票、もうした?)

  3. “Let’s take a quick vote on where to go for dinner.”

    (夕食にどこへ行くか、みんなでさっと投票して決めようよ。)

ビジネスでの例 (3つ)


  1. “We need everyone’s vote on whether to proceed with the new project.”

    (新しいプロジェクトを進めるかどうか、全員の投票が必要だ。)

  2. “The committee held a vote of confidence for the current CEO.”

    (委員会は現CEOに対する信任投票を行った。)

  3. “All shareholders have a right to vote on the company’s strategic decisions.”

    (株主全員が、会社の戦略的決定に関する投票権を持っています。)

学術的な文脈での例 (3つ)


  1. “According to the survey, 80% of participants intend to vote in the next election.”

    (調査によると、参加者の80%が次の選挙で投票する意向を示しています。)

  2. “The historical data shows a steady increase in voter turnout after the introduction of online voting.”

    (オンライン投票の導入後、投票率が着実に上昇していることが歴史的データで示されています。)

  3. “His paper examines the social factors influencing an individual’s decision to vote.”

    (彼の論文は、個人の投票行動に影響を与える社会的要因を検討しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. ballot (投票用紙、投票)


    • 「投票用紙」を指して使うことが多い。名詞で使われ、動詞化して「投票する」を意味することもある。


  2. poll (投票、世論調査)


    • 投票行為だけでなく、世論調査(アンケートなど)の意味も大きい。


  3. referendum (国民投票)


    • “vote”の一種だが、特定の政策について国民全員の投票を指すため、より限定的な意味。


反意語


  • abstention (棄権)


    • 投票を行わないこと、あるいは参加しないこと。投票(vote)の対極にある行為。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /voʊt/ (ヴォウト)

    • イギリス英語: /vəʊt/ (ヴェウトに近い音)


単音節の単語なので、アクセントの位置を特に気にする必要はありませんが、アメリカ英語とイギリス英語で母音の発音が異なります。

よくある間違いは “boat” (/boʊt/) や “boot” (/buːt/) と混同することです。母音の長さや音に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: “vote” の “o” を “a” や “u” と間違えないように注意。

  • 発音: “boat”や “boot” との混同が起きやすいので、母音の発音に気をつける。

  • 同音異義語: とくに同音異義語はありませんが、似たスペリングの “veto” (/ˈviː.təʊ/ または /ˈviː.toʊ/, 「拒否権」) と混同しないように。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「投票」「選挙」「意思表示」などの文脈で出題されることがあります。特に「vote for/against」「vote on」などの前置詞の使い分けがよく問われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “vote” は誓い・願い(votum)から来ている、と覚えると印象づけやすいです。

  • 「“vow” (誓い)と“vote” の響きが似ている」という関連づけで覚えるのもよいでしょう。

  • スペリングのコツ: “vo” + “te” の2パーツに分け、「ボートに似ている発音」というイメージで覚えるとミススペルが減るでしょう。

  • 実際に選挙に行って「vote」する場面をイメージすると身につきやすいです。


以上が、“vote” の詳しい解説です。投票に行く機会があるときに、ぜひ「vote」という単語を意識して使ってみてくださいね。

意味のイメージ
vote
意味(1)

〈C〉

意味(2)

〈C〉投票;(投票・挙手・起立などの)意志表示

意味(3)

〈C〉(…に関する)(投票・挙手・起立などによる)決定,票決《+on(about)+名》

意味(4)

《the vote》《時に複数形で》投票権,選挙権

意味(5)

《the vote,時に a vote》《集合的に》投票数,得票[数]

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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