最終更新日:2025/11/27
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元となった辞書の項目

transformation

名詞

〈U〉変形,変身,変換

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解説

1. 基本情報と概要

単語: transformation

品詞: 名詞 (countable noun)

英語の意味:

「A comprehensive or dramatic change in form, nature, or appearance.」

日本語の意味:

「形や性質、状態などが大きく、劇的に変化すること。」

たとえば、「体型や意識が劇的に変わる」「組織や社会が大きく様変わりする」というように、大きな変化・変革を表すときに使います。

活用形:


  • 単数形: transformation

  • 複数形: transformations

関連する他の品詞例:


  • 動詞: transform(例:to transform something → 何かを変化させる)

  • 形容詞: transformative(例:transformative change → 変革をもたらす変化)

CEFRレベル: B2(中上級)

ある程度高度な文章やビジネスシーンなど、広い文脈で出てきますが、日常会話でも「自己変革」や「社会変化」のような話題で耳にすることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: trans-(「向こう側へ」「超えて」「横切って」の意味)

  • 語幹: form(「形」「姿」を表す)

  • 接尾語: -ation(動作や状態を表す名詞化の語尾)

これらが組み合わさって、「形を超えて動作や状態が変わること」というニュアンスをもつようになりました。

コロケーション(よく使われる表現)10選


  1. undergo a transformation(変化を遂げる)

  2. major transformation(大きな変革)

  3. drastic transformation(抜本的な変革)

  4. complete transformation(完全な変化)

  5. cultural transformation(文化的変革)

  6. digital transformation(デジタル変革)

  7. organizational transformation(組織改革)

  8. economic transformation(経済変革)

  9. radical transformation(徹底的な変革)

  10. transformation process(変革プロセス)

いずれも「大きく形や性質が変わる」という意味合いを強調します。


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の「trans-(向こう側へ、越えて)」と「formare(形作る)」が組み合わさり、そこに名詞化の接尾語「-ion」(古フランス語 “-acion” 経由) が加わったものです。元々は「形が別のものになる」「一つの形を他の形に作り変える」という意味合いがありました。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「少しの変化」「ちょっとの修正」ではなく、「大きな転換」や「抜本的な変化」を指すことが多いです。

  • ビジネス文書や学術的な文献でもよく用いられるフォーマルな響きがあります。

  • 日常会話でも「大変化」を強調したい時に使うことがありますが、カジュアルな雰囲気というよりは少し硬めの印象です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算): 普通は “a transformation” や “the transformation” のように冠詞を伴って使われます。複数形は “transformations”。

  • よく使われる構文例:


    • “undergo a transformation” = (主語が)変化を遂げる

    • “cause a transformation in 〜” = 〜に変化を引き起こす

    • “lead to a transformation” = (結果として)変化をもたらす


フォーマル/カジュアル:


  • 「transformation」は主にフォーマル寄りのニュアンスを持ちます。日常会話でも使えますが、「big change」「huge shift」のほうが口語的です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話シーン


  1. “My friend’s dedication to fitness led to a remarkable transformation in her physique.”

    (友人はフィットネスに打ち込んで、目覚ましい身体の変化を遂げた。)


  2. “I went through a mental transformation after reading that book.”

    (あの本を読んで、精神的に大きな変化を経験した。)


  3. “Our living room had a total transformation after we redecorated.”

    (リビングを模様替えして、すっかり雰囲気が変わったよ。)


(2) ビジネスシーン


  1. “The company underwent a digital transformation to remain competitive.”

    (競争力を維持するため、その企業はデジタル変革を遂げました。)


  2. “Our new CEO is planning an organizational transformation to improve efficiency.”

    (新しいCEOは効率化のために組織改革を計画しています。)


  3. “The leadership team discussed a transformation strategy to address market changes.”

    (経営陣は市場の変化に対応するための変革戦略を話し合った。)


(3) 学術的シーン


  1. “The researcher explored the cultural transformation brought about by globalization.”

    (研究者はグローバリゼーションによる文化的変革を探究した。)


  2. “This paper examines the transformation of social structures in the 20th century.”

    (本論文は20世紀における社会構造の変遷を考察している。)


  3. “A mathematical transformation can simplify complex functions for analysis.”

    (数学的変換は、複雑な関数を解析しやすくすることがある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. change(変化)


    • 一般的な「変化」。大きな変化から小さな変化まで幅広い。


  2. alteration(変更、修正)


    • 比較的「少し変更する」程度も含む。


  3. transition(移り変わり)


    • 状態や場所が段階的に移っていく感じ。


  4. metamorphosis(変態、変容)


    • 特に生物学的文脈や、劇的な変身を強調するときに使用することが多い。


  5. revolution(革命、激変)


    • 大規模で急速な変化を含意し、社会や組織への影響が大きい。


反意語 (Antonym)


  • stagnation(停滞)


    • 変化や成長がなく、とどまっている状態。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ˌtræns.fərˈmeɪ.ʃən/


  • アクセント(強勢)は “-meɪ-” の部分に置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /træn(t)s-/ の “a” がやや短め、イギリス英語では若干長めに聞こえることがあります。

  • よくある誤りとして “trans*for*メーション” と “for” の部分を強調しすぎる言い方がありますが、正しくは “trans-fər-MAY-shən” となります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “transfromation” “transformationn” など、-for- の部分と -ation の部分を間違えやすいです。

  • 同音・類似語との混同: “transition”(移り変わり)と似ていますが、意味はやや異なります。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などの読解パート・語彙パートで、ビジネスや社会の改革を語る文脈でよく登場します。「digital transformation (DX)」が特によく話題になります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “trans-”=「向こう側へ」「超えて」、“form”=「形」、“-ation”=「〜化(動作・状態)」

    → 「形を超える変化」と覚えるとイメージしやすいです。

  • 始まりは “trans-” だとわかれば、“変換・変化” 系の単語だとすぐピンとくるはずです。

  • 「トランスフォーマー(Transformers)」の映画をイメージすると、ロボットが車から人型に「変形」するというイメージで覚えやすいかもしれません。


上記のポイントを押さえておくと、普段の英語学習や英語試験で「transformation」に遭遇したときに、意味やニュアンスをすぐに思い出しやすくなるでしょう。

意味のイメージ
transformation
意味(1)

変形,変質;変身

意味(2)

(物理学で)変換;(電流の)変圧

意味(3)

(言語学で)変形

学術英単語(NAWL) / 英訳 / 4択問題

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