最終更新日:2025/11/10

ヘビ(蛇) / (蛇のように)ずるく陰険な人 / へび(配水管などの詰まった物を取り除く道具) /

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元となった辞書の項目

snake

名詞

ヘビ(蛇) / (蛇のように)ずるく陰険な人 / へび(配水管などの詰まった物を取り除く道具) /

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解説

以下では、英単語“snake”について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語での意味

“Snake” – A reptile with a long, narrow body and no limbs.

日本語での意味

「ヘビ(蛇)」 – 手足がなく長い胴体を持つ爬虫類のことです。あちこちと這い回る姿が特徴的で、毒を持つ種類もいれば、持たない種類もあります。日常生活で野外などで見る場面や、動物としての説明に使われる単語です。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 単数形: snake

  • 複数形: snakes

※「snake」は動詞としても使われることがあります(“to snake”=「のたうち回るように進む」「くねくね進む」など)。


  • 動詞形: snake – snaked – snaking

他の品詞形


  • 動詞形: “to snake”

    例) “The road snakes through the mountains.”(道が山々をくねくねと抜けている)

CEFR レベルの目安


  • A2 (初級)

    動物単語としては比較的初級段階で学習する語ですが、文脈によっては表現も増えるため、A2程度。また蛇に関する表現や言い回しはいくらかの語彙力を伴います。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

“snake” は接頭語や接尾語を特に含まない、単独の語です。

派生語・類縁語など


  • “snaky” (形容詞) – へびのような、くねくねとした、ずるそうな

  • “snake-like” (形容詞) – ヘビのような(外見・動きなど)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. snake bite(ヘビに噛まれること、ヘビの咬傷)

  2. snake venom(ヘビの毒)

  3. snake skin(ヘビの皮)

  4. snake charm(ヘビを使った芸、ヘビ使いの芸)

  5. snake pit(ヘビの巣窟、危険な状況を指す隠喩)

  6. snake eyes(サイコロの目が両方1であること。転じて「不運」を示す俗語)

  7. a snake in the grass(隠れて悪意を持つ人、信用できない人物を指すイディオム)

  8. large/venomous snake(大きい/毒ヘビ)

  9. snake around(くねくねと動く、場所をうねって通る)

  10. poisonous snake(毒ヘビ。venomousとの違いは文脈次第で混同されることもある)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語 “snaca” が語源とされ、ドイツ語圏の単語 “Schlange” など北欧・ゲルマン系の言語と関連があります。

歴史的な使用とニュアンス


  • 古くから「危険」「不吉」「裏切り」といった象徴としても使われ、宗教的/神話的イメージも強い単語です。

  • 「ずる賢い」「裏切り者」の暗喩としても日常的に用いられることがあります(“He’s such a snake.” など)。

使用時の注意点


  • “snake” は動物そのものを指すだけでなく、「裏切り者」「卑劣な人」の比喩表現になることもあるため、文脈によってはネガティブな感情がこもることがあります。

  • 口語では「ヘビそのもの」も「ずるい奴」という意味合いでも割と使われますが、フォーマルな文書では動物としての意味で使われるのが一般的です。


4. 文法的な特徴と構文

名詞:可算名詞


  • 「a snake」「two snakes」など、可算名詞として扱います。

動詞としての使い方 (to snake)


  • 主に自動詞として、「くねくねと動く」「うねうねと進む」という意味。

    例: “The river snaked through the valley.”(その川は谷間をくねくねと流れていた)

  • 他動詞的用法としてはやや稀で、「蛇行させる・くねらせる」という意味で使両方されることはあるが、日常的ではありません。

イディオム・構文


  • “snake in the grass”: 表面上は普通に見えて、実は危険・裏切りが潜むこと。

  • “snake around (somewhere)”: くねくねと移動するイメージ。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I saw a snake in my backyard this morning!”

    (今朝、裏庭でヘビを見たの!)

  2. “Be careful when you hike here; there might be snakes.”

    (このあたりをハイキングするときは気をつけてね。ヘビがいるかもしれないから。)

  3. “He’s always ready to betray; he’s a total snake.”

    (あいつはいつも裏切る準備ができている。まさにヘビみたいなやつだよ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Although it’s unusual, the company’s logo features a stylized snake.”

    (珍しいけど、その会社のロゴはデザイン化されたヘビが使われているんだ。)

  2. “The start-up faced a snake pit of legal issues before launching.”

    (そのスタートアップはローンチ前に法的問題の巣窟に直面した。)

  3. “Some insiders say there’s a snake in the grass among the board members.”

    (内部の話では、役員の中に裏で悪さをしている人がいるらしい。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The researcher specializes in snake venom and its possible medical applications.”

    (その研究者はヘビの毒と、その医療応用の可能性を専門に研究している。)

  2. “Various snake species exhibit different mating behaviors.”

    (ヘビにはいろいろな種があり、それぞれ異なる繁殖行動を示す。)

  3. “Their field study recorded the migration patterns of forest-dwelling snakes.”

    (彼らのフィールド調査では、森林に生息するヘビの移動パターンが記録された。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “serpent” – (文学的・神話的な文脈で使われる)ヘビ


    • “serpent” は古風で神秘的なニュアンスを持つことが多く、日常会話ではあまり使われません。


  2. “viper” – クサリヘビ科のヘビ(毒ヘビ)


    • 明確に毒を持つヘビを指し、危険性を示唆するニュアンスが強いです。


  3. “python” – ニシキヘビ


    • 大型の絞殺系のヘビを指し、具体的な種類名です。


  4. “cobra” – コブラ


    • フード状の首が特徴的なヘビを指す具体的な種類名です。


※ “snake” は一般的に「ヘビ」を指す最も広い概念。上記はより特定のニュアンスまたは学術的区分を示す場合に使います。

反意語


  • 動物名として「反意語」は存在しませんが、比喩表現としての「裏切り者」に対する反対の意味にあたるのは “loyal friend”「忠実な友人」などが使われるかもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)

/sneɪk/

アメリカ英語・イギリス英語での発音


  • どちらも [スネイク] に近く、ほぼ同じ発音です。 /eɪ/ は「エイ」に近い二重母音で、あまり大きな違いはありません。

強勢(アクセント)


  • 1音節の単語なので、特に強勢の位置を意識する必要はありませんが、語頭の /sn-/ の子音連結を滑らかにするとよいです。

よくある発音の間違い


  • “snack”(/snæk/) と間違えて発音することがあります。母音が異なるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “snake” と “snack” を混同しがちです。


  2. 同音異義語との混同


    • 同音異義語は特になくても、前述の「snack」との混同は要注意。


  3. 試験対策での出題傾向


    • TOEIC や英検などで “snake” 自体が出題される頻度は高くありませんが、動物や自然に関する単語としては基本語彙に含まれます。

    • イディオム “a snake in the grass” が読解問題に登場することはたまにあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「S」の形からして、にょろにょろと曲がったヘビをイメージしやすいです。

  • “sn–” で始まる単語には “snake” “snack” “sneeze” などがありますが、母音で意味が変わるので注意。

  • 覚えるときは「スネイク」とカタカナで発音を定着させ、スペルでは “a” と “e” が入って「snake」となることを意識すると混同を減らせます。


以上が “snake” の詳細解説です。動物としても比喩表現としてもよく登場する単語なので、例文やイディオムとあわせて使いこなせるように練習してみてください。

意味のイメージ
snake
意味(1)

ヘビ()

意味(2)

(蛇のように)ずるく陰険な人

意味(3)

へび(配水管などの詰まった物を取り除く道具)

学術英単語(NAWL) / 英訳 / 4択問題

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