最終更新日:2025/11/16

〈C〉〈U〉アクセント,強勢;アクセント記号 / 〈C〉(言葉の)なまり / 《複数形で》口調,音調(tone) / 〈C〉〈U〉強調,重視

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元となった辞書の項目

accent

名詞

〈C〉〈U〉アクセント,強勢;アクセント記号 / 〈C〉(言葉の)なまり / 《複数形で》口調,音調(tone) / 〈C〉〈U〉強調,重視

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彼女は外国なまりのある英語を話す。

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解説

名詞 accent の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: accent

日本語: アクセント、なまり、強調


  • 「accent」は「話し方の特徴的な発音」や「音の強調」を表す名詞です。

  • 日本語で言う「なまり」や「強勢(イントネーション)」として使われます。例えば「その人の出身地や母国語が分かるような発音の特徴」を指したり、「強調」を示すときにも使われます。

  • 「こういう場面で使われる」:


    • 「彼女のフランス語訛りが魅力的だね」と言ったり、

    • 「この文章のどこを強く読むか」を示すときに使います。


  • 学習者にとっては、自身の英語学習において「自分の発音の特徴」「英語っぽい発音に近づけるための要素」として理解しやすい単語です。

品詞


  • 名詞 (noun): 可算名詞として使われることが多い(an accent, the accentなど)。

活用形


  • 名詞なので、複数形は accents となります。

他の品詞形


  • 動詞形: to accent (~にアクセントを置く、強調する) という形で用いられることがあります。

  • 形容詞形: 特にはありませんが「accented (アクセントのついた、強調された)」という表現は形容詞として使われます。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)


    • 日常会話以上で「なまり」や「イントネーションの違い」について具体的に表現・議論できるレベルです。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ac-: 元はラテン語の接頭語 ad- (~へ) が変化したもの。

  • cent: ラテン語 “cantus (歌)” に由来し、「音声の上げ下げ」や「音楽的な抑揚」を意味。

関連語・派生語


  • accented (形容詞): アクセントがついた、強調された。

  • accentuate (動詞): ~を強調する、際立たせる。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. strong accent(強い訛り)

  2. slight accent(わずかな訛り)

  3. heavy accent(はっきりと分かる訛り)

  4. distinctive accent(特徴的な訛り)

  5. foreign accent(外国語なまり)

  6. regional accent(地域特有のなまり)

  7. put an accent on(~に重点を置く)

  8. lose one’s accent(訛りが消える)

  9. thick accent(かなり強い訛り)

  10. change one’s accent(なまりを変える)

※括弧内は日本語訳の目安


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “accentus”(声の調子、歌)から来ています。古代には音楽的な抑揚という意味が強く、 中世を経て「強勢」「発音上の特徴」という意味へと広がりました。

ニュアンス


  • 「話し方の背景が表れる」という点で、聞く人が「話し手の出身地や母国語、教育背景」を感じ取る場合があります。

  • ある状況では「外国語を話す人の独特の発音」を温かく魅力的に受け取る場合もあれば、場合によってはネガティブに捉える人もいるため、文化的な感覚の違いに注意が必要です。

  • 文語でも口語でも使われますが、「なまり」を指す場合は日常会話でよく使われます。一方、「強調」を意味する際は、少しフォーマル気味にも使います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「an accent」や「another accent」など、はっきり数えられるので冠詞がつく。

  • 一般的な構文例


    • “He speaks with a French accent.” (フランス語なまりで話す)

    • “Place the accent on the second syllable.” (2番目の音節を強調して発音する)


  • イディオム・表現


    • “to put the accent on something” → 「何かを強調する」

    • “the accent is on …” → 「…に重点が置かれている」



5. 実例と例文

日常会話


  1. “I love your accent! Where are you from?”


    • (あなたのなまりが素敵だね!どこの出身?)


  2. “I still have a slight accent when I speak German.”


    • (ドイツ語を話すとき、まだ少しなまりが残っているんだ。)


  3. “His accent is so thick that I can barely understand him.”


    • (彼のなまりがとても強くて、ほとんど理解できないよ。)


ビジネスシーン


  1. “Our sales pitch should put the accent on customer satisfaction.”


    • (セールストークでは顧客満足を強調すべきだ。)


  2. “The new manager speaks English with a mild Scottish accent.”


    • (新しいマネージャーは、ほんのりスコットランドなまりのある英語を話す。)


  3. “In the presentation, make sure to place the accent on our unique selling points.”


    • (プレゼンで、わが社の独自のセールスポイントをしっかり強調してください。)


学術・アカデミックな文脈


  1. “The phonetics lecture focused on the regional accents across the country.”


    • (音声学の講義では国内各地の地域なまりに焦点を当てていた。)


  2. “Her research paper examines how accents influence social perception.”


    • (彼女の研究論文は、なまりが社会的な認知にどんな影響を与えるかを調査している。)


  3. “You need to analyze the stress patterns and accent placement in each word.”


    • (それぞれの単語のストレスパターンとアクセントの位置を分析する必要があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. dialect(方言)


    • 地域独特の文法や語彙も含む場合に使われる。発音だけでなく単語選択など、より総合的な要素。


  2. pronunciation(発音)


    • 音の出し方全体を指す。個人レベル、アクセントを含むより広義の概念。


  3. stress(強勢)


    • 単語や文章内の強弱を表すが、なまりや地域的特徴には当てはまらない。


反意語


  • 「accent」の明確な反意語は存在しませんが、強調することの反対としては “de-emphasize” が挙げられます。発音関連としては「標準」「共通アクセントがない」ニュアンスに “neutral accent” などが使われることはあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈæk.sənt/

  • アメリカ英語: [ÁK-sənt] (第一音節 “ac” に強勢)

  • イギリス英語: 一般的にアメリカ英語と同じく [ˈæk.sənt] で発音される。

  • よくある間違い: “accent” の二つ目の音節を強く読みすぎて “ac-CENT” としてしまうことがあるが、基本第一音節強勢。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「ascend (上昇する)」「ascent (上昇)」などと混同してしまうことがある。

  • 同音異義語との混同: “accept (受け入れる)” と発音やスペルを混同しやすい。実際には発音が微妙に異なる。

  • TOEIC・英検での出題: リスニングセクションで、さまざまなアクセントの英語が流れ、 “accent” という単語が使われたり、読解問題で「強調する」という意味で出題されることもある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • **アクセント(accent)の「ac-」は「~へ」、 “cent” は「歌」。歌のように「抑揚をつける」イメージで覚える。

  • : “Ac-cent” → 「歌(cent)に向かって(ac)抑揚」を加えるイメージ。

  • スペリング: 「a-c-c-e-n-t」と“c”が2回続くことをイメージして覚えるとミスが減る。

  • 勉強テク: 自分の発音を録音して聞き返し、ネイティブ音源と比べて「どこを強く発音しているか」を意識すると記憶にも定着しやすい。


以上が、名詞 accent の詳細解説です。アクセントについて理解を深めることで、英語発音やコミュニケーションの幅が広がるでしょう。

意味のイメージ
accent
意味(1)

〈C〉〈U〉アクセント,強勢;アクセント記号

その語のアクセントは第二音節にある。

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意味(2)

〈C〉(言葉の)なまり

彼はドイツなまりの英語をはなす。

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意味(3)

《複数形で》口調,音調(tone)

彼女は穏やかな口調で話した。

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意味(4)

〈C〉〈U〉強調,重視

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