WH-疑問文: Which+名詞 ...?
「どちらの~」を聞きたいときの疑問詞 which
WH-疑問文「Which + 名詞 …?」の使い方
「どちらの~」「どの~」など、複数の選択肢から1つを選んで答えてもらいたいときによく使われる質問文が「Which + 名詞 …?」です。日本語では「どちらの本が好きですか」「どのペンが必要ですか」などを尋ねるイメージに相当します。
基本の形
英語では、次のように疑問詞「Which」に名詞を続け、主語・動詞の語順を倒置させる形で作ります。
Which + 名詞 + do/does + 主語 + 動詞 …?
- 例:Which book do you like?
(どちらの本が好きですか。)
ここで book
の部分には、自分が選んでほしい対象の名詞を入れます。他にも “Which color …?” や “Which movie …?” のように言い換えが可能です。
「Which」と「What」の違い
「どの~?」という疑問を表す単語としては what
もありますが、下記のように使い分けるのが一般的です。
- Which + 名詞
→ 限られた選択肢・特定の候補がすでに提示されている場合に使う。
例:何冊か目の前にある本から1冊を選んでもらうとき → “Which book would you like to read?” - What + 名詞
→ あらかじめ候補が提示されていない、制限のない場合に使う。
例:漠然と相手の好きな本のジャンルを訊くとき → “What kind of books do you like to read?”
いくつかの例文
Which book do you recommend?
(どちらの本をおすすめしますか?)
→ 話し手は、複数の本の候補を想定しているときに使います。Which color do you prefer, red or blue?
(赤と青、どちらの色が好きですか?)Which restaurant shall we go to tonight?
(今夜はどのレストランに行きましょうか?)
→ 候補となるレストランがいくつかある場合に使います。Which pen is yours?
(どちらのペンがあなたのですか?)
→ 目の前に何本もペンがある状況を想定しています。
まとめ
- 「Which + 名詞 …?」は、複数の候補がある中から1つ(あるいは複数)を選ぶ質問に使う。
- 選択肢が限られていない、または漠然と尋ねたい場合は「What + 名詞 …?」を使うことが多い。
- 「Which」の後ろには、相手が選ぶ対象となる名詞を入れ、主語・動詞の順で疑問文を作る。
このように、「Which + 名詞」を使った疑問文では「どちらの~?」を尋ねたい場面で非常に便利です。会話や文章の中で、選択肢を提示して相手の好みや意見を訊くときに、ぜひ役立ててみてください。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
WH- QUESTION: Which N ...?